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カテゴリ:OPERA
From L to R, Munenaga Terada,tenor as Basilio and Daiske Ohyama,baritone as Figaro
Nissei Theatre, Yurakucho Tokyo Le Nozze di Figaro Wolfgang Amadeus Mozart 24 Nov. 2012 New Production Premiere Conductor: Jun-ichi Hirokami Production: Tomo Sugao Cast Count Almaviva, baritone : Kenji Moriguchi Countess Rosina Almaviva, soprano : Tomoko Taguchi Susanna, soprano: Yukiko Aragaki Figaro, bass → baritone : Daiske Ohyama Cherubino, soprano :Marie Hori Marcellina, soprano : Yuhko Anazawa Bartolo, bass : Nobuhiro Sakai Basilio, tenor : Munenaga Terada Don Curzio, tenor : Minoru Kamoshita Barbarina, soprano : Yong ok,Chon Antonio, bass : Mitsuya Ohkubo Chorus: C.Village Singers Orchestra ; New Japan Philharmonic orchestra 日生劇場「フィガロの結婚」新たなる才能の宝庫! 11月24日(土) 日生劇場開場50周年記念公演 オペラ「フィガロの結婚」 2012年11月23日(金/祝) ~ 11月24日(土) 日生劇場開場50周年《記念公演》 NISSAY OPERA 2012 オペラ「フィガロの結婚」 全4幕 原語上演 日本語字幕付 W.A.モーツァルト 指 揮 広上淳一 演 出 菅尾 友 管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団 24日(土) 伯爵 森口 賢二 伯爵夫人 田口 智子 フィガロ 大山 大輔 スザンナ 新垣 有希子 ケルビーノ 堀 万里絵 マルチェッリーナ 穴澤 ゆう子 バルトロ 境 信博 バジリオ 寺田 宗永 クルツィオ 加茂下 稔 アントニオ 大久保 光哉 バルバリーナ 全 詠玉(チョン ヨンオギ) 花娘(全日) 後藤真美 花娘(全日) 藤長静佳 合唱:C.ヴィレッジシンガーズ 美 術 杉山 至 照 明 吉本 有輝子 衣 裳 半田 悦子 ドラマトゥルグ 長島 確 舞台監督 幸泉 浩司 演出助手 手塚 優子 合唱指揮 田中 信昭 きょうも縁あって見に行ったフィガロの結婚、 すばらしい作品でした! なんかこんなことばっかり言ってますが、 今年のオペラのベスト3に入るかもしれません。 演出、音楽、キャスト、3拍子揃っていました。 何よりすばらしかったのは演出です。菅尾友さん。(写真左←)主にヨーロッパで活躍されているようですが、斬新!今までのフィガロのイメージを一新する傑作で、読み替えたわけでもないのに、作品が生まれ変わっていました! キャストの魅力を最大限に引き出していました。 舞台全体が祝祭、お祭りのようでした。 これこそモーツァルトの目指したものそのものであったのかもしれません! それから音楽です。 広上淳一さんの指揮が瞠目でした。 自在に変わっていくテンポ、 ものすごく長い作品を休憩1回でやっつけてしかもカットなし。 それなのにまったくだれず。 歌手の歌唱の魅力を最大限に引き出していました。 すばらしい音楽でした! そしてキャスト! 主役のフィガロ、大山大輔さんの魅力といったら! アーウィンシュロットと同じレベルのセクシーオーラです。 とてもハンサムで、演技も自然、歌も最高。何よりフィガロそのものでした。 自然と感情移入してしまう、日常生活でも見かけるような好青年。 髪が白かったのでよけいザルツで見かけたアーウィンの素の姿とだぶって見えました。 今回大注目だったテノールのてらっちこと寺田宗永さん。なんとあのバジーリオのアリアがカットされていなかったので美声を堪能できました。しかも前にも書いたように非常に声量があるので、声は美しいのに、すごく聴こえてきます。本格的テノールの誕生を見た気がしました。ブラヴォも出ていました。 そしてスザンナの新垣有希子さんがすばらしかったです。歌唱力抜群で美しい声。存在感もあって可愛らしくて、芯の強いスザンナそのままでした。客も熱狂していました。 マルチェッリーナの穴澤ゆう子さんも驚きの歌唱力。ふだんあんまり歌われないマルチェッリーナのアリアで客が大熱狂。すばらしかったです。 クルツィオの加茂下稔さん、出番は少ないのですが、演技も歌も最高でした。 バルトロの境信博さん、すごい声量でした。 バルバリーナの全詠玉さんもよかったです。 そしてコンテの森口賢二さん、最初から最後まで一貫して安定していました。さすがです。そして伯爵のアリアでは瞠目の音程別ヴァージョンを歌いました!高い音程で歌ったんです。これはすごかったです。アドリブなのかな~と思っていましたが、実はそうではなく、ちゃんとマエストロと別の楽譜で練ったそうです。すごい!!!こんなプレゼントをしてくれる公演はめったにありません。拍手もすごかったです。 *** 序曲が始まるともうステージは始まっている。キャストが次々と紹介される。それがまたユーモラスですごく楽しい! 幕が開くとそこにあったのは3階建ての瀟洒なマンション。これはコンテのマンション。 1Fのしもての部屋がフィガロたちにあてがわれた部屋。そこにはフェンダーのエレキギターストラトキャスター?が置いてある。 フィガロは頭を流行り風に白く染め、髪が立っている。 フィガロはスマホで部屋のサイズを測っている。 フィガロはスザンナに伯爵の意図を聞かされ、落ち込んでいる。フィガロはギターを破壊してしまう。 バルトロのアリアはすごい迫力。大音量です。 ケルビーノは男子高校生で、今風の制服姿。まるでジャニーズみたい。 コンテが現われ隠れる。 コンテはガウン姿で前をはだけている。 バジーリオがやってくると慌てて前を縛って隠れる。 ここでやっと寺田さんの歌が聴ける。 実はこのバジーリオはずっと出ずっぱりで、iPad でビデオを撮りまくっている。 彼はコンテがご執心のスザンナの写真を撮って、タグをつけたりしている(笑) iPad の使い方が見事で、どんどんこの後もすごくなってくる。 ここはまだ序の口だ。 バジーリオすばらしい声!高くて美しい声量のある声です。大満足。 とっても変なバジーリオを好演。 コンテと対抗する決意をしたフィガロは仲間を連れてくる。コンテはまたガウンの紐を締め直している。 人々が去り、1Fのかみての部屋。 フィガロはバジーリオを締め出す。 コンテはケルビーノに軍隊行きを命じる。 これは日本ではなくてイタリアの軍隊だと思う。 だって自衛隊じゃなかったもん(笑 フィガロのアリアすばらしい! もう飛ぶまいぞこの蝶々。 フィガロはケルビーノをかばうため、コンテの前ではケルビーノを皮肉にからかうこの歌を歌うが真意は別にある。 2Fはコンテッサの部屋。 フィガロは明るく、コンテに対抗することを説明する。 ケルビーノがやってきてコンテッサに愛の歌を歌う。ここでわざと歌い出しを間違えるというギャグ?をやっていた。 恋とはどんなものかしら。 ケルビーノに女装させる。超細いケルビーノ。まるでモデルみたい。足も細くて長くてピチピチのワンピース、チューブトップが似合いすぎ。 コンテッサは思わず襲ってしまうがそこにコンテ! ケルビーノは2Fのしもての部屋、コンテッサの衣装部屋に隠れている。 衣装棚が崩れてすごい音をたてる。 コンテは男がいると確信する。 コンテが人を呼ぼうとしドアを開けるとそこにバジーリオがいて聴き耳をたてている。 コンテはバタンとドアを閉める(笑)。 そのあと鍵を取りに行く。 スザンナはケルビーノを逃がす。 飛び降りたらバルバリーナがケルビーノを連れていく。 1Fにアントーニオが現われ酔っ払いながら見ている コンテが戻ってくる 現れたのはスザンナだったので驚愕するコンテッサ(笑) フィガロ。 コンテはマルチェッリーナを待っている。 フィガロを年増に押し付けようと画策している。 アントーニオが誰かがバルコニーから飛び降りたと注進に来る フィガロは女性2人の手助けで切り抜ける やっとマルチェッリーナ一行が現われ、4対3の構図になる。 この配置も見事で笑える。 ようやくここで1回目の休憩。始まって1時間45分経過していた! 驚き! 時間を感じなかった。 Part 2 へ続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月28日 20時58分41秒
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