大好きだった名牝 イクノディクタス 逝く
today diary 三百年ロマンの虜になった切欠のサラブレット「イクノディクタス」昨年の二月、静養地の北海道新冠の五丸農場で32年の長きに亘る無事是名馬の生涯に幕を下ろしたことを・・・先頃 知った。眼が大きくて栗毛のとても美しく牝馬だった。引退後、静養地で1995年にメジロマックイーンとの間に初産のキソジクイーン(牝) が中央ターフで走った。名牡と名牝の子供は期待されたが、親達の様には活躍することはなかった。その後、10頭の子等を出したがやはり母馬の様な活躍はしなかった。2009年から繁殖引退し、のんびり余生を過ごしていた。現役を退いてからも一部の根強いファン達が牧場訪問をしたり、誕生日に大好きな林檎を贈ったりしていた。G1勝ちもないのに人気がある牝馬であったと思う。1993年5月16日 第43回安田記念3歳の夏のデビューから4年余りの間に。積み重ねた戦歴は51戦。同厩の先輩、ミスタートウジンの99戦が11年余りをかけてのものだったことを思うとき、改めて彼女のタフさに感嘆させられる。51戦中、9つの勝利。その中にはG1はおろか、G2も含まれていない。G3が4勝馬がたどり着いた歴代賞金女王の座。無事に走り続けることの偉大さを如実かつ痛烈に示す事実。球界に衣笠あり、角界に青葉城あり。そして、競馬界にも、比して恥じぬタフネスイクノディクタスあり…と当時の競馬通は言ったものだ。自分が初めて地元中山競馬場で彼女を見かけたのは、産経賞オールカマー(1992.09.20)の時であった。パドックで見たその眼はウルウルと輝いていた。胸前と尻の筋肉は男勝りであった。人気は4番人気で決して高くは無かったが、栗色のその走る姿に魅了した。当時、中山芝2200mのコースレコードホルダーのオグリキャップの出したタイムを破る2分12秒1である。八ヶ月過ぎ…彼女が走るたびに少しづつ応援し始めた。だが、G2やG3ではソコソコには上位に来るのにG1ともなると掲示板はおろか8着にも載らない事ばかり。あれ以来、負けても負けても、機会ある事に彼女を馬券の買い目に入れた。そして、彼女が再び関西から東上して参加したのは、1993年 第43回安田記念(G1)だった。この時、出走した安田記念は驚きの45戦目だったこと。この日もまったく人気はなく、単勝は全16頭中の14番人気(109倍の万馬券)。狙い本命軸(7枠14番)は他の馬だったが、彼女の目(3枠6番)を一点500円だけ付け加えた。7歳の牝馬、普通なら繁殖入りしてもおかしくない年齢だ。流石に14番人気は妥当な評価だったかもしれない。いつも先行脚質の彼女は、この時は脚質転換して最後のひと殻を破ってみせた。先行するこれまでのパターンを捨てて、道中は後方で死んだふり。4コーナーでは13番手から、馬群を割って一気に追い込む。ゴール前、横一線の2着争いからハナひとつ出て、9度目の挑戦で初のG1連対。デビュー45戦目でついに歴代賞金女王の座に躍り出たのである。 永~い写真判定の結果、二~五着までの着差は… 二着06番、三着07番(鼻差)、四着04番(頭差)五着15番(鼻差)…と言うきわどいものだった。当時の馬券は馬連しかない時代。普通、買い目は番号の若い順位に購入シートに記入するが自分は応援したい順番に書く(買う)拘り・・・イクノディクタス(6番)を筆頭に買った。 彼女を追い続けて初めて手にしたプレゼントは・・・35万円弱当時の馬券は馬連までの発券しかなく、G1レースでは珍しい高額配当になった。(多分…当時の自分の給料近い額を頂いた気がする)この時、記念に買った今では手に入らぬ銘竿 磯竿 NF BASISベイシス極翔5-52は、デイクタスと共に現役を退いて手元に大切に保管している。彼女もその後、宝塚記念G1で2着に連続して好走し、史上初の5億円賞金獲得牝馬になった。その時の1着馬メジロマックイーンは未来の亭主になったのも、一部のファンでは有名な話である。今でも心に残る自分には忘れ得ぬ名馬である。因みに今日、福島競馬場では恒例の七夕賞がある。それに因んで笹の木の短冊に書こうかな・・・三十二年間、沢山の思い出をありがとう~【イクノディクタス 豆知識】五丸農場所在地新冠郡新冠町大富 生年月日;1987年04月16日性別;毛色牝/栗毛戦績国内;51戦9勝総収得賞金531,124,000円父;デイクタス(FR)母;ダイナランデイング母父;ノーザンテースト(CAN)生産者;高田 栄治 (浦河)没年月日;2019年2月6日2歳夏に小倉競馬場でデビュー。先行力を武器に新馬、フェニックス賞を連勝。3歳牝馬G1戦線はエリザベス女王杯(G1)4着が最高だったが、タフで使われながら力をつけた。4歳春の京阪杯(G3)で牡馬を相手に初重賞勝ちを飾ると、その後も中距離重賞戦線で活躍。重賞4勝のほか6歳春の安田記念(G1)でヤマニンゼファーの2着し、続く宝塚記念(G1)はメジロマックイーンの2着。コツコツ積み上げた賞金は5億3112万4000円にもなり、当時の歴代賞金女王となった。血統解説父ディクタスは1967年、仏国産。仏英18戦6勝。ジャック・ル・マロワ賞(G1)、エヴリ賞(G2)。主な産駒にサッカーボーイ(JRA最優秀2歳牡馬、マイルチャンピオンシップ(G1)、阪神3歳S(G1))、スクラムダイナ(JRA賞最優秀2歳牡馬、朝日杯3歳S(G1))、ザラタイア(オークトゥリー招待H(G1))、パリカラキ(アーリントンH(G1))。 母ダイナランディングは1980年生、白老産。1勝。産駒にエミノディクタス(4勝、もみじS、小倉3歳S(G3)2着、阪神3歳S(G3)4着)従兄弟ハセノトライアン(公営7勝、戸塚記念、全日本3歳優駿)近親マイネルレーニア(スワンS(G2))ジャガーメイル(目黒記念2着(G2))当HP内の文章及び画像の著作権は当管理者に帰属します。無断で複写・転載・使用することを固く禁じます。★blog等への『騙り投稿』『誹謗・中傷投稿』はお断り致します。またblogコメント投稿者同士のやり取りも荒れ防止のため禁止致します。それとおぼしき投稿と判断した場合は当管理者権限にて削除致します。尚、該当者ドメインは当管理者で把握しておりますので以後、当サイトへの投稿規制処置をさせて頂きますのでご承知おきください。 thank youトンボが今は亡き大先輩から譲り受けた座右の銘『釣りは 寂しさを感じずに 孤独を楽しめる ただ ひとつの遊びである』当hpも掲載中!