多系統萎縮症の介護日記

計画停電はこちらでは関係ないだろうと思っていたのですが、２週間ほど前に停電の案内チラシが入りました。

マンションの変圧器を交換するために、7月5日13時から15時まで停電するとのことです。２時間の停電は、在宅療養を始めてから初の体験です。今日がその当日でした。

呼吸器（HT50）、パルスオキシメータ（アバンテ9600）、吸引器（ミニックDC1400）、栄養ポンプ（アプリックス スマート）、これらはバッテリーでも動作するので問題はないのですが・・・

自動吸引器（アモレSU1）、電動ベッド、エアマット（アドバン）、呼吸器付属の加湿器、これらが動作しなくなります。

短時間の停電ならどうということは無いのですが、２時間となるとちょっと考えます。さらに長時間なら発電機の登場ですが、２時間程度ならバッテリーとインバーターでも全ての機器を動作させることができそうなので今回用意してみました。



バッテリーは小型シール鉛蓄電池［12V36Ah］U1-36NEです。通販で買いました。長時間動作用に大きめのを選びました。ヒューズ付きシガーソケットは例によってオートバックスで購入、線が細いので短くカット、ヒューズは10Aの物に交換しました。充電器は呼吸器用バッテリーのが使えました。

インバーターはセルスター　HGU-350/12Vです。電動ベッドも動かすので容量が大きい物を選びました。こちらもオートバックスで購入です。

予行演習で試してみたところ、約６時間動作しました。一番の電気食いは呼吸器の加湿器です。ヒーターで暖めていますので仕方ないですが・・
停電中エアコンが止まったことを除いては、妻の環境は普段通りで過ごすことが出来ました。


失敗の巻
今回はパソコン用の無停電電源装置（UPS）も試してみました。



UPSはUPSmini500 IIBです。通販で1万円位で入手できます。
UPSを使うと、充電の手間が不要になります。停電すると自動的に非常電源に切り替わるので、普段は接続したままで存在を気にすることなく使えます。

しかし、この機種は約70分で強制遮断という仕様にも無い機能のおかげで２時間の停電には使えないことが分かりました(泣)

せっかく買ったので普段はこちらを使用することにしました。計画停電のような長時間の停電には使えませんが、時々ある短時間の停電には手間要らずで良いと思います。


計画停電でUPSを使うならこちらのHPが参考になります。
ちょっと待って！停電でUPSを使う前に
ポイントは次のようです。
・バッテリーが増設できること
・アラーム音が小さくできること
　停電するとUPSから一定時間毎にアラーム音が聞こえます。これが結構うるさい。
・商用電源なしでも起動できること
　停電中に誤ってUPSのスイッチを切ってしまうと、スイッチを再度入れても起動できないものがあります。（私が買ったのはこれでした。またまた（泣））



ご注意
今回使用した非常電源の波形は矩形波です。矩形波では使えない電気製品があります。波形が正弦波の物を選べばあらゆる電気製品に使えるので安心です。