春は花 夏杜鵑 秋はもみぢ葉

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  ウソカラデタマコト

  まあなんだかんだ言っても仕方がないし、後は長いオフをどう耐えるか考えることにするよ…。(´･ω･｀)その一環、ってわけでもないけど、東大に行ってきた。母校。ではない。（笑）本郷キャンパスの片隅にある博物館のようなところで、「火星展」をやっていたので見に行ってきた。なんか「はやぶさ」をきっかけに急激に宇宙づいている我が家w お目当てがあって行ったんだけど、まず入ってみたら骸骨だらけでちょっとびびったw 同時にいくつもの展示をやっていて、その境目がよくわからんかったけど、まあいいや。で、その人骨標本の山をかき分けて進むと、建物の一番奥に、お目当ての彼女がいた。「のぞみ」姉さん。説明パネル？の遺影？が悲しい。本人は今も火星付近のどこかを飛んでいる筈で、これは熱試験モデルとのこと。でも、言ってみれば「箱」だけで、いわば「骨格」のみ。周りの人骨標本と何か相通ずるものがあるな…、とか寂しく感じてしまった私。(´･ω･｀)あ、ちなみに、「火星展は撮影可です」と書かれていたので、心置きなく？撮影できた。で、さすがに大学がやってるだけあって、狭い展示室でもかなりディープw 内容が濃かった。もう最初の「ご挨拶」の段階からじっくり読み込んじゃうレベル。火星探査の歴史とか、自分の興味あるものについて、知らないものを知る瞬間ってどうしてこう楽しいんだろうw内容としては、日本が計画している火星探査計画についての紹介と、いくつか探査計画があって(写真のA～Dがその計画)、そのどれを実行すべきか、アンケート取っちゃうもんね！というような感じ。個人的には火星表面のローバによる探査ってのは、もうアメリカの独壇場な感じがして、今更な気がするし、地中探査とかはちょっと興味をそそられるけど、生命を探るとかは、それは火星行くよりもエウロパ行けよwww、とか思ってしまうタチで…。まあそんなこと言ったら、そもそも火星はもういいだろ、日本が入り込む余地ねぇよ、日本は小惑星探査に注力してしまえ、ってのと、ローバとか使いたかったら、もういっそ最終目標である木星探査でエウロパに行ってしまえ！とか思ってるので、…まあなんだその、つまり、そういうことだw長男坊がなぜか気合い入ってて、「イカロス」Tシャツ着込んで出陣していて、読めない漢字だらけの筈なのに、熱心にあちこちのモニターに見入っていたり、展示を眺めていたりしていた。これで理系脳なら喜んでそっち方面に進ませるんだけど、あいにくガチガチの文系脳だから希望がない。（笑）まあ小学3年生にはちと厳しい内容だったと思うけど、必死に背伸びしようとしている姿は将来的にちと頼もしくは感じる。人もそんなに多くなくて、「はやぶさ」効果はここまでは波及していないような、でも我が家はその「はやぶさ」発だからなぁ…。なんとも言えんw でも久しぶりになんていうか、知識欲のようなものを満たす事が出来て、結構ご機嫌で帰ることができた。まあすぐに西武敗戦を目の当たりにして機嫌悪くなるんだけどさw (´･ω･)でもこういうのっていいよね。時々は脳味噌刺激しないと、ボケが進むwちなみに来週は多摩六都にJAXAの吉川准教授が「はやぶさ」講演に来るらしく、それを狙っていたりする。本当に、2010年の我が家のテーマは「宇宙」になっちまった。（笑）

  2010.10.10

• 人がみな、自分と同じとは限らない

  最近本を読んでいないし、DVDも観てない気がする。とある夜ふと思う。考えてみたら、お盆に綾部に行った関係で、TSUTAYAに行かなくなったし(毎週日曜日にTSUTAYAに行くのがルーティン化していたのだが、日曜日に東京にいなかったので)、クルマ移動が多くなったので、本も読まなくなった(私の場合、読書は殆ど電車の中なので)。でも、そんなある日。と言っても先週のことだけど。100均に行く用事があって、近所のダイソーに行ったわけさ。ところがそのダイソーはTSUTAYAの向かいにあって、そんなわけで久しぶりにTSUTAYAに行って、ちょいと驚いたわけさ。何が、ってもうメッチャクッチャ閑散としてるの。以前は土日は人でいっぱい、駐車場溢れかえるくらいに人がいたのに、今はフロア見渡しても店員のほうが数多いんじゃないか、ってくらい。近くの競合他店が100円レンタルなんかしてるからだよな、きっと。ここのTSUTAYAも最初は頑張って割引クーポン乱発したりしていたけど、どうやら諦めて開き直ったらしいw　堂々と高額？路線で今日も絶賛？営業中。で、そんな中でも借りてきてしまった我が家。なにせT-ポイントカードが740ポイントも溜まっていたりしたので(殆ど愚妻のDVDと子供らのDS)、それを使い切って、4枚借りて払ったのは300円。（笑）まあいいや。そうそう、「おもしろ保証」とか言って、カプリコン1が100円でレンタルされてた。面白くなかったら返金します！との但し書き付き。カプリコン1ってあれでしょ、火星有人探査に行くんだけど、実は行ってない、っていう宇宙開発は全て捏造だ！な人たちの心の拠り所的？作品でしょ？とかなり偏見を持った言い方をしてみるw 筋はあらかた知っていたけど、でも実はまだ観たことないのだw ということで、良い機会だと借りてみた。確かに話しの流れとしては、一級品なんだろう。っていうか、アイディアの勝利というか、企画段階でこれは「勝ち」だよなぁ…。NASAがどんな映画か知って、協力するの止めた、という話も聞いたことあるけど、さもありなん。最初に気づいたら職員、消されちゃってるしwだがしかし。褒めておいて言うのもなんだけど、私、これ、つまらんかった（爆）筋立ては一級品かもしれないけど、話自体がなんというか、学芸会でw ドラマ性がないというか、登場人物達それぞれが持つキャラクター性がないというか。話の筋だけ追うためにしつらえた人形劇のようで…。特に後半、帰還カプセルが耐熱材の不良で燃え尽きちゃって、「あ、俺達存在しちゃいけなくなっちゃった？」みたいな流れで「逃げるぞ」「おー」ですんなり脱出しちゃって、飛行機飛び乗るもガス欠→砂漠に不時着、3手に分かれて逃亡するも主人公以外はあっさり捕まり、でも主人公はこれまたあっさり（お約束の飛行機チェースとかはあるけど）妻の元に帰ってくる。なんつーか、話、出来過ぎw なんか真実味が一気に消え失せたというか、なんというか。(´･ω･)でも昔の映画ってこんなもんなのかな…。古き良きB級臭は確かに物凄かったけど。で、金は返して貰ったのか、と言えば、答えはNOなのであります。だって、アンケート答えてレシートと会員証持ってレジまで来い、って面倒臭すぎるw 100円だし、そこまでしなくてもいいよ、ってな感じで。ん？ひょっとしたらそのために100円にしたのかも？360円なら「金返せ！」ってなるかもしれないけど、100円なら「ま、いっか」で済ませる私のような人間がたくさんいるに違いないと考えたとか…。勘ぐりすぎか…。(´･ω･)ﾀﾌﾞﾝｱｯﾃﾙﾄｵﾓｳｹﾄﾞwうーん…、でも最近観たい！っていう映画がないな…。「ノルウェイの森」、早く始まらないかな…。(´･ω･)

  2010.10.04

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  JAXA、意外とあちこちにあるw

  JAXA調布に行ってきた。航空宇宙研究所、とか言ったかな…。旧NALと言って、どちらかというと、航空部門らしい。超音速飛行機の研究とか、そのあたりが守備範囲みたい。で、なんで行ってきたかというと、どこかのツイッターに「はやぶさカプセルを展示中なれど、閑散としておる」みたいな嘆きが呟かれていたので。(´･ω･｀)ヒートシールドはもう当分の間は表には出てこないだろうけど、カプセルだけでも見ることに価値はあるし、愚妻は相模原行ってないので、まだカプセルを見ていない。んじゃ、昼ご飯食べたら行ってみるべ、となった次第。東京と埼玉の県境から調布、って、私の感覚からするとクルマでほんのちょっとなんだけど、最近我が家の行動半径は世間一般の基準よりも、少し？かなり？広いということが分かってきた。うーん…毎年桜を観に行く高遠とか、たかだか往復で400km弱だし、それくらい普通だよね？筑波なんて往復で200km行くか行かないかくらいだし、ほんとにすぐ。っていう感覚自体が異常らしいw むむむ。まあいいや、そんで、JAXA調布の場所を調べてみたら、なんと東八通り沿いw なんだよ、ここしょっちゅう通ってるよ、となって、ますます身近にw 実際クルマで30分くらいで着くんだし、隣近所みたいなもんだ。って言うとまた愚妻から睨まれるわけでwで、行ってみると、確かに行列のぎょの字もなく。係員と整然と並べられているコーンがちょっと寂しげw きっと前日にスタッフが頑張って並べたんだろうな…。(´･ω･｀)でも東京近郊は相模原、筑波、丸の内、お台場、と来て、調布だもの。見る人はもう見てる、って感じなんだと思う。駐車場もないし(まあすぐ目の前にスーパーなんかはあるけどw)、地元民とリピーター、が主要層だったのかもしれない。それでも人はひっきりなしに来ていて、人波とはいかなくても、行列とまではいかなくても、それなりに盛況であったように思う。すくなくとも閑散とはしていなかった。むしろこのくらいがちょうどいいのかもw館内に入ると、研究として使われていた飛行体？がいくつか展示してあって、その奥のレクチャールームかなんかが特別展示室として、「はやぶさ」カプセルの展示にあてがわれていた。その部屋に入るのに若干列はあったけど、相模原の時に比べたら、こんなの列ではない。（笑）ほんっとに偶々なんだけど、長男坊が朝から「隼」Tシャツ着ていて、微妙に視線を集めていた気がするw で、肝心のカプセル。相模原の時よりもじっくりと見ることが出来た。あの時は本当に駆け足だったからな…。(´･ω･｀)アンビリカルケーブルや、内側に貼ってあった名刺大の紙とテープなんかもまじまじと見ることができたし、ヒートシールドは写真だったけど、満足満足w これが60億kmを旅してきて戻ってきたんだよなぁ…、と思うとやはり何か感慨深い。でもカプセルというか、モジュール全体として、なんだか少し光沢が薄れてきた気がする。地球上の大気に触れていることで、少しずつ酸化してきているんだろうか…。だとしたら、どこかでなんらかの処理をしてもいいのかもしれない。あ、ちなみにやはり撮影禁止。まあしょうがないさ。話によると1日の来場者数がだいたい2,000人くらいだったらしい。JAXAのプレスリリースやツイッターくらいでしか告知されていなかったみたいだし、なにより盛り上がりも一段落した、ということなんだろう。まああんな狭いところに、万単位で押し寄せられても困るだろうけどさw  帰りに門の前にあった「はやぶさカプセル公開」のポスター、撮ってみた。既視感があるポスターに、なにやら手作り感も感じてしまったりして。予算少ない中、JAXA頑張ってるなぁ…。これからも頑張れ！あと1つ。来年度予算に対してのパブリックコメントを募集？していた。JAXA事業に対する国民の声を政府に届けて、予算確保を目指す、ということらしい。確かに空前にして(残念ながらおそらく)絶後であろう、追い風が吹いているわけだし、これを利用しないテはない。私も微力ながら送らせてもらうつもり。って、忘れそうだな…。(´･ω･)ﾓｳｶﾅﾘﾎﾞｹﾃﾙﾓﾝﾈ･･･行き当たりばったりながら、良い休日になった。明日からまた頑張ろう。って、もう休み終わりなのよね…。(´･ω･｀)

  2010.10.03

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  筑波宇宙センターに行ってきた　その2

  この時間になっても、まだまぶたが自動で降りてこない、ってことは、爆睡の効果はあったんだろうか…。まあどうせ明日にはそんなもんなくなるんだけどwで、続き。「きぼう」の外観をちょっと高いところから。って、この場所、HTVの内部を見るために上った階段の上ですw 「きぼう」内部にも入れるんだけど、中はそこそこ広くて、これだけのスペースがあれば無重力下では更に広く感じるだろうし、色々な実験とかできるんだろうな…、とか考えていた。金食い虫とか色々言われている面も確かにあるけど、現場の人たちはきっと今日も頑張っているんだろうな…。同じ位置から撮ってみた。正面やや左に立つ黒いのが「かぐや」。「かぐや」の大きさが分かりやすいかと。その手前はH2Aのロケット部分。同じのがJAXAiにもあったよね。「ひまわり」。何代も続く、日本を中心として東アジア一帯の気象観測を支える功労者。今はこの形じゃないけど、昔は「ひまわり」って言ったらこれだった。日本人のみならず、東アジアに生きる人々は、全て彼女に感謝すべき。ちなみに、現在は6号と7号が稼働中。これも余談だが、展示室に入って10mも進まないうちに、案内の人に「何かご質問はございませんか？」と尋ねられた。いやまだ何も見てないんだけどw「ほら、さあ、何かありませんか？遠慮なさらなずに」にこやかだけど、目が獲物を捕らえた肉食獣のようなw なんか喋りたくてうずうずしてるよこの人wまだ本当に何も見てない段階だったし、専門的な質問なんてできっこないので、とりあえず低調にお礼を言ってその場を離れた（っていうか逃げたw）質問は、もう少し詳しくなってから改めてしに行きますから、許してくださいw展示室内の衛星達はみんな大きくて、迫力があった。さすがNASDA系列は貧乏ISASとは違うね…。建物自体もでかくて綺麗だったし、どこぞの予算足りない国立大学のような建物の相模原とは雲泥の違いw ISAS不憫やな…。(´･ω･｀)ここに来て、「はやぶさ」がどれだけ小さい探査機だったのか、よーく分かった。そんなことまで考えもしていなかったけど、あれだけ小さい探査機が太陽系半周して帰ってきたその凄さを、改めて感じた。あと、隣の建物にちゃんと休憩室とお土産屋があって、グッズなんか色々と置いてあった。筑波はオリジナルアイテムが色々あるらしい。あ、言い忘れたけど外にH2が横置きで置いてあって、そっちの方からだとわかりやすいかもしれない。で、NASDA系列だけあって、微妙に嫉妬心があるのか、展示室内に「はやぶさ」「イカロス」「あかつき」ってタイムリーな三兄弟が殆ど展示がなく、僅かにパネルにぽつぽつと書かれていただけだったんだけど、お土産屋になると、事情が違う。（笑）こんだけタイムリーなものに商売っ気を出さなくてどーする、という感じで、「はやぶさ」はコーナーがあるし、「イカロス」「あかつき」はストラップ等のグッズがちゃんと置いてあった。中でも、「はやぶさ」のクリスタルがあったのは嬉しかった。欲しかったんだよねぇ…。早速ゲット。と思ったらお子ちゃまたちも「ほしい」と言ってきて…。そうだよな、お土産買うことを忘れていたよな…、と中身の寂しい財布を開きながら、ちょっとしんみりする私wそれでもこれも欲しかったラストショットのクリアファイルと、大気圏突入時のクリアファイルも手に入れ、大満足。クリスタル350円（税抜）、クリアファイルも200円（税抜）、なんとリーズナブルwJAXA、もうちょっと商売っ気を出してもいいと思うよ…。もうちょっと利益出そうよ、予算足りてないんだし、こういうところで少しでもカバーしようよ…。(´･ω･｀)

  2010.09.25

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  筑波宇宙センターに行ってきた　その1

  まあそんなわけで？JAXA筑波宇宙センターに行ってきたわけだがw夏休みの間に行こうね、とお子ちゃまたちと話をしていたのだけど、なかなか都合がつかず、今日までだらだらと延ばし延ばしになっていて…。(^_^; 今日も起きたらもうお昼で、「あちゃー今日もダメかなぁ」と思ったんだけど、筑波まで道が空いていれば1時間半くらいなんだよな…、と散々仕事で行ってる経験から思い直し、急遽出立。外環に乗るまで少し苦労したけど、その後はすんなりで、13時半には駐車場にクルマを停めていた私。うん、なかなか行動力あるなw っていうか、1時間半で着くって、実は相模原のISASよりも近くないか？（笑）展示室。相模原よりも全然立派。っていうか、独立して1つの建物になってるし。と思ったら、仮設テントみたいな作りだったけどw トイレがいかにも仮設です、っていう感じだったな…。とっても綺麗だったけどwで、入ってみて、まず思ったこと。でかい！歴代の衛星の構造試験モデルなんだろう、ところ狭しと展示してあったけど、どれもこれもデカイのなんの。「かぐや」想像以上にでかかった。「こだま」とかも反則レベルw きく8号は思ったよりでかくなかったけど（あれはアンテナが馬鹿デカイ）。「だいち」がいてちょっと感激。「きぼう」もあったりして、なかなか大興奮ですよw あれも結構大きいのね…。しかし真打ちはHTVかもしれない。こぢんまりとした戸建てくらいの大きさあんぞwwwwww あんなでかいのよく打ち上げられたな…、っていうか確かにこれだけ大きいと中に人が入ってもISS着くまで生活できそうだw HTVって、H2AじゃなくてH2Bで打ち上げたんだっけ…？確かにそのくらいのパワーないと無理だよな…。ということで、いくつか写真をば。「かぐや」高さ4mくらいあるのかな…？でかい。携帯のカメラで撮るのに苦労したわwまさかの「きく7号」に遭遇。某衛星図鑑のおかげで「バカップル」という別名がついてしまっているような気がするけど、まあ気にしないw膝をついて、かなりローアングルから無理矢理収めてみたHTV。断言するけど、こんなんじゃこの子の大きさは伝えられないw ちなみに、愛称募集をやっていて、お子ちゃまともども即席コピーライターになって、応募してきた。ISSへの物資輸送とか、そういうところからビジネスになっていくと、多少は宇宙関連も前に進んで行きやすくなるんじゃないかな…。続く。

  2010.09.25

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  初号機を見に行ってきたw

  まあ、その、なんだ、そういうわけで、ヱヴァ初号機を見に行ってきたのよ。河口湖って近いようで遠かった…。いや、渋滞のせいなんだけど。それでも中央道河口湖線を走っていたら、目の前に広がる富士の大地に物凄く癒された。なんだろうね、日本人にとって富士山って特別なものなんだろうと思う。そこにあるだけで、体中の老廃物が抜けていくような、そんな気持ちにさせられる。よくわかんないけどwそれにしても富士急ハイランドって、ノリが関西チックなのね。それぞれの遊戯のネーミングとか、コピーとかもそうだし、なんだよあのどでかい金箔の招き猫×2はw ぶっちゃけ趣味が悪い(^_^;写真撮ろうかと思ったけど、その趣味の悪さに素通りw あと、乗り物もいちいち極端だよね…。カタパルトで一気に加速させるジェットコースターとか、なにあれは？米軍の空母から打ち出されるF18もカタパルトから一気に放り出されるけど、それと同じ製品使ってるんじゃね？とか思える無茶加速w 見ていて重力や慣性の勉強になりそうなコースターとか、水しぶきがものっすごいウォータースライダーとか。ウォータースライダーは実際乗ったけど、ポンチョ買ったのにずぶ濡れwwww 乗ってて落下、着水した瞬間、目の前に水の壁が出現。そのままどざーと我が身にw 極端過ぎるわwwwwwで、肝心のヱヴァ。なんつーか、これもやはりオタのお布施集金施設とでも言いましょうか（笑）施設前にはローソンが特設店を開いて、今や幻のレイとアスカのクリアファイルを餌にオタ共を待ち構えているしw いや、釣られたけどさ…(´･ω･｀)場内入ると、まあ良くできてるわw 色々と。安普請を暗さで誤魔化しているような気がしないでもないけど、まあそのへんは気づかなかったことにして。ヱヴァ初号機。うーん、デカイ。塗装の感じからして、これは何度か戦闘をした後なんだろうな…。でもその割には「乗るなら早くしろ」とかやってるしwwそうそう、その「乗るなら早くしろ、でなければ」から始まって、ちょっと初号機の暴走イメージのような感じになるんだけど、…子供だましwwww いや、いくら照明工夫しても、動かなきゃダメでしょw　お台場にあったガンダムの方が万倍熱意が籠もってたわ。(´･ω･｀)それでもお子ちゃまたちは大喜び。エントリープラグに乗って記念撮影までしてもらって、大満足、だったらしい。その後売店でガチャガチャを始めちゃって、娘がシンジ君出なくて大泣きしていたけどw そうそう、余談ながら、エントリープラグ記念撮影時に、列の後ろをふと見たら、マリが2人いて、びっくりしたw まさかここでコスプレ…って予想していたけどさwヱヴァはともかく、それでも富士急ハイランドは関東近郊に残る、数少ない遊園地らしい遊園地だなぁ、と。絶叫マシンたくさん、子供向け遊戯施設もぼちぼちあって、私は絶叫系はダメなので乗らないんだけど、それでもなかなか楽しかった。夏休み最後の日曜日ということもあってか、人気施設は2時間待ちとかザラで、久しぶりにディズニーランドのような並びを体験したw帰りは山中湖の方に出て、温泉に浸かって、道志道経由で帰ってきた。中央道はどうせ混んでるだろうし、山中湖まで来たら、そのまま下道で帰ってしまえ！ということ。どこかのクルマと集団になって、かなり速いペースで快調に飛ばし、橋本までおおよそ2時間くらい？疲れ切っていた身体には丁度良いドライブだった。(居眠り運転防止的な意味でw)そうそう、日暮れ時の富士山は、これまた綺麗だった。綺麗な富士の裾野を見ながらのドライブは、本当に気持ち良かった。まあ、ぐったりしてるわけで、今日はもう寝る。明日から一週間、綾部～北海道の疲労ですらまだ残っているのに、更にこの疲労を引きずっていかねばならぬのかと思うと、先が怖い。(´･ω･｀)

  2010.08.29

• 本日の目的w

  一応念のため言うけど、こ、子どもらが行きたいって言ったからだかんね！って、無理があるか(笑)

  2010.08.29

• 夏の富士山

  とある理由で今、河口湖にいる。富士山が綺麗。雪のない夏富士っていうのもなかなかいいかも(*^-^*)

  2010.08.29

• 大人借りというものを初めてしてみたw

  今家にカブトムシがいっぱいいる。虫かご？が2つ、その中に5～6匹はいるだろうか…。これが夜中になるとガサガサバタバタと騒がしいったらありゃしない。いや、まだ部屋の電気を付けている時はいいけど、いざ寝ようと電気消して隣の寝室に入った後、真っ暗な部屋からガサガサゴソゴソと音が聞こえてくるのは…ぶっちゃけ怖いぞw「東のエデン」を一気に観た。TSUTAYAで100円貸し出しをやっていた時にまとめてごっそり借り、今日映画版の完結編を観て、めでたく終了。いや、入り口はoasisなんだけど。Falling downをオープニングに持ってくるってのが、凄いセンスw この「東のエデン」版のFalling downのPVも観たけど、本家のよりもカッコイイ。しかしこれ、DVD1本に2話分しか収録されてない、って、どんだけオタクから搾取しようとしてんだよ…。(´･ω･｀)40分ちょっとで1巻終わっちゃうって、もったいないなぁ。ちょっと阿漕な商売しすぎでしょ。(-"-;総論としては、なかなか楽しめた。普段こういうのは観ないんだけど、萌えとかそういう感じでないところが敷居を低くした、と言うべきか。（笑）玉川さんのタチコマじゃないけど、タチコマチックな役どころ満喫w 滝沢や咲だけじゃなくて、脇もしっかりとキャラ立ちしてて、そのあたりはすごく上手くできてると思う。なにげに黒羽がお気に入りの私w 先に言っておくと、結構楽しめたし、久しぶりに面白い大人なアニメを観た気がする。ただ、ストーリーは突っ込みどころ満載で…なんだか微妙。サスペンス調ではあるけど、ニートが格好良かったり(爆)、閉じた世界の価値観で、開いた社会のことを語ったり、なんかそういうところは制作者の頭でっかちな雰囲気を感じる…。広げた風呂敷畳みきれずに終わったような気もするし。12人のセレソン、って12人いる必要なかったじゃんw そのあたりからして、作り込みが足りないというか、尺自体が短かったと言うべきか…。あと素材というか、筋としては面白いと思うんだけど、細部の肉付けというか、理屈の部分で独り善がりな気がして、その部分がもったいなかったと思う。1クールの深夜アニメが劇場版2本作ってんだから、そこそこ人気はあったんだろうし、もうちょっと深いところまで突っ込んでもらえたら、もっと楽しかったろうな…。キャラも立ってたし、主人公の女の子も可愛かったし、それだけになんだかもったいない終わり方。あー、でも川井憲次の音楽はいいね…。サントラ借りようかな…。

  2010.08.07

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  はやぶさに会ってきた　その2無茶ブリ編兄よありがとう！

  続き。ちなみに、私が見た展示は…「はやぶさ」の後、イオンエンジンのデモを見て、イカロス見て、電波無響室見て、とそんな感じ。人工オーロラ見たかったけど、イオンエンジンで並んでまたオーロラ並ぶのにはちと疲れすぎてたし、「あかつき」は…場所どこだかわからんかった('A`)ちなみに隣の水星探査機ブースに秋の『』たんが来ていたらしい。（秋の『』で芸名）どーでもいいか。グッズ。この宇宙研探訪の目的の1つだっただけに、イカロスストラップが売り切れてないかどうか、それだけが気がかり。こんな時に身軽で小さい子供がいると、斥候に役立つわけで。（笑）結局生協食堂前のテント内売店？で見つけた。Tシャツはサイズがなくて断念。LLがなんでないんだよ…。(´･ω･｀)「大きいお友だち」は本当にみんな大きかったか…。orz戦利品？は最後に写真出すのでそれはいいとして。ハイライトその2。IES兄w上述のイオンエンジンブースで人員整理している、いかにもオタク臭満点な兄ちゃん、「あれ？」と思って見ると左肩に「はやぶさ2」の人形を付けて、肩口に「IES兄」なんてバッヂつけとるwwwwww みんなに聞かれまくりで遂に自分から先手を打ったか。（笑）列の誘導してるだけなのに、よくもまあ、あれだけ色々と話せるもんだ。色々な人から「握手してください」とか「写真一緒に」とか、超人気w ひょっとしたら川口PMの次くらいに人気あったんじゃなかろうか。ここで本日最大のサプライズ。娘が突然IES兄の元にもじもじとした風で寄っていく。「何？どうしたの？」と兄。「…」とその場でくねくねしてる娘。「どしたの？」と私。何か言ってる。「…あのね、サイン欲しいの…」(　ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝいやまさかの展開。苦笑しながら「あの、サインが欲しいそうなんです」と私。そしてその言葉と同時にプリキュアの団扇を出す娘wwwww「ええええええ？それにですかあ？」と兄。そりゃそうだ。多分娘は、ツイッターでプリキュアネタが出てたのを覚えてたんだろうな…。イオンエンジンのお兄さん＝はやぶさのお兄さん＝プリキュアのお兄さん、という図式だったんだろうな…。兄もまさかこんな年端もいかないお子ちゃまに無茶ブリされるとは思わなかったに違いないwそれでもその団扇に「僕がこんなとこに書いていいのかなぁ？」とかなんとか言いながら、手持ちのサインペンで（持ち歩いていたところに彼の人気の高さが窺える）サラサラと書いてくれた。ありがとうIES兄さん！実はIES兄さんだけでなく、森先生やらｲｹﾒﾝ津田先生やら、色々な人をお見かけした。もともと人見知りなので話しかけることはしなかったけど、それでも知っている研究者の方々が目の前で熱く語っている、その姿を見るだけでもなんだか気持ちが充実してくる。JAXAの特別公開、って実はそうやって元気をもらえるイベントなんじゃなかろうか。そんな気がしてきた。あ.肝心のイオンエンジン。μ10とμ20の実機デモをしていた。10の方は「はやぶさ」に積んだエンジン。どちらも青白い光を発していて、なんというか、美しい。火を噴くエンジン、というようなある種の暴力的なほど力強いイメージは全くなく。これでイトカワまで行って、帰ってきたんだ…、と思いながら兄の介助で薄い青い光を拝んできた。神々しいまでの光の粒だった。はい、あとは画像いくつか。イカロス、14m四方の帆って、数字だけでもデカイと思っていたけど、実物大（膜も本物）を見ると開いた口がふさがらないw いやぁ、でかいわ…。圧倒されるとホント、言葉が出ないね…。（笑）そのままその足で電波無響室へ。ここでもJAXAのスタッフの方が熱心に解説中。息子娘はなにやら前の方で機械触らせてもらってた。ちなみにこのトゲトゲ、電波電磁波の類を吸収するそうで、それによって純粋に中の機械の電波だけを取り出せるとかなんとか。みちびきのグリグリ部屋はこれと同じのようで、やはり百聞は一見にしかず。あ、あとこのグリグリはスポンジみたいな感じで、当たっても全然痛くない。っていうか、先端部がボロボロになってるのもいくつかあったwふぅ。こんな感じで、14時半過ぎに宇宙研を出て帰ってきた。帰りはさすがに無料シャトルバス使ったな…。3人とも疲労困憊で、無茶ブリやらかして今日の目的をエキストラサクセスまで一気に持って行った功労者は、今現在布団の中で39℃の熱を出してうなってるw 知恵熱か？（笑）私も晩ご飯食べて風呂入ってから2時間位、記憶がない…。はいすいません、また落ちてましたw思ってたよりもずっと楽しかったな…。予想以上に気持ちの中で足りない部分を埋めてくれたというか、なんというか。暑くてへばったけど、それ以上に満ち足りたものがあった。JAXAのスタッフの姿に元気づけられたような気がする。人が一生懸命、それでいて本当に楽しそうに、何かに取り組んでいる姿を見るのは、とても気持ちが良い。これは我が家の毎年の恒例行事になるかもw　宇宙研の皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。m(_ _)m

  2010.07.31

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  はやぶさに会ってきた　その１日本人は黙って礼儀正しく並ぶ編

  宇宙研、行ってきた。該当スレを昨日巡回して、どれだけ混んでるのかある程度覚悟を決めて、7時起床の7時15分出発。起きてから出るまでが早いのは長年の…っていうか、だいたい出かける15分前までいつも寝てるしw普段クルマで移動がデフォな一家だけど、今日ばかりは電車で移動。これも昨日該当スレを巡回して得た結論。宇宙研特別公開はクルマで行っちゃ駄目だ。行ってみて実感。新秋津の駅に、なぜか↑この子がいて「うわぁ、まだ生きてたのか…」とちょっと感動。それにしても乗っていたのはどこの団体様？なんて考えていたら浦和方面に消えていったけど。鉄ネタで脱線したw 目標としては8時半くらいに現地に着きたかったのだが、乗りたかった電車に乗れず(まあいつものことだけどw)結局淵野辺に8時半過ぎ、そこから歩いて宇宙研に行ったので、宇宙研到着は9時ちょっと前になった。で。もう着く前から人波がスゴイわけですよw みーんな「はやぶさ」カプセル展示待ちの列に並ぶ並ぶ。私が着いた時間には既に川口PMの講演会は定員に達し、映画はどうだかわからないけど、とにかく「はやぶさ」カプセルの列が伸びる伸びる。最後尾に向かう行列が出来ていた、という表現が大袈裟ではなく、そのくらいの勢いでぐんぐんと列が伸びていた。後で聞いたらあまりの列の伸び具合に、規制をかけたようで…。意外とタッチの差だったのかもwで、そこから苦行？開始。幸いなことに宇宙研って背の高い木々がたくさん植えられているので、日陰が多い。列も意識してか、日陰に並ぶような感じで誘導されていた。運営側も熱中症にはかなり気を遣っていたようで、至る所で扇風機が回っていたり、飲料販売ワゴンが回っていたり、救護所もあったし(でも中の人は暇そうにしてた。良いことだw)。さらに曇りがちな天気も幸いして、どうやら熱中症で救急車の世話になった人は昨日今日といなかったらしい。良かった♪途中歩道で並んでるところで、うちの息子娘がフジTVの取材を受けていたけど、あれは採用されたんだろうか…？テレビ見ていないから謎。でも受け答えしどろもどろで緊張しまくっていたから、多分駄目だったろうな…。もし万一、首にタオル巻いて、ポケモンの団扇仰ぎながらインタビュー受けてる生意気そうなガキがいたら、それうちのバカ息子w 後で聞いた話によると、最大で待ち時間は4時間だったらしい…。並びの列の誘導具合といい、とぐろの巻き方？といい、コミケとかディズニーランドとか、そういうところを参考にしていたんじゃないかな…。結構手際良かったし。半分お役所みたいな場所だけに、融通が効かないんだろうな、と覚悟していたから、そのあたりは嬉しい？誤算だったかも。結局、博物館内に入って、カプセルやヒートシールドに対面できたのは11:45過ぎ。待ち時間はおおよそ2時間45分くらい？まあ、こんなもんでしょ。パラシュート、カプセルの中のユニット、ヒートシールド、という順番で見たけど、特にヒートシールドには大気圏再突入の傷跡というか、焦げ跡というか、とにかく我が子を守る戦いの痕がはっきりと残っていて、何か身震いするようなそんな凄味があった。このパーツが、地球を飛び出して60億kmの旅を「はやぶさ」として完遂し、地球に戻ってきた、その実物なんだな…。いかんせん、枯れた脳漿砕けた脳味噌からは、「すごいな…」という単語しか出てこない。情けないけど、圧倒されると人は言葉を失う、というのは本当なんだな。その後は宇宙研に突撃し、子供達はスタンプラリー、私はその後をおっかけつつ、自分の見たい展示を見る、という流れ。まずは「はやぶさ」実物大模型と対面し、前回は上がれなかった2階へ。あ.その前に、イカロスブースで森PMが見学者を相手に、凄く嬉しそうに楽しそうに、イカロスプロジェクトの解説をしていた。うーん、この後12時過ぎから講演会あるんじゃないの？まだこんなところにいていいの？とか思ってしまったけど、とにかく嬉しそうな表情が印象に残っている。そして、各展示場？にいるJAXAのスタッフさんたち、みんなそんな表情。生き生きとして、喋るのが嬉しくてたまりません、といった感じでどこでも熱弁をふるっていた。日頃の研究の成果を、こうやって「興味ある素人」たちに語りたいんだ、ってなもんで。私は何を言ってるのかさっぱりわからなかったりするんだけど、それでも各所で繰り広げられている自分たちの子供自慢？のような風景に、なんかちょっと安心したりして。うん、まだ死んでねぇぞ日本。長いので続く。

  2010.07.31

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  宇宙研に行ってきたwおまけ編

  あー、書いたらちょっとはすっきりするかと思ったけど、全然すっきりしねー。(-_-;気を取り直す努力をすることを前向きに検討することを善処することを約束するという思いをうんたらかんたらw昨日の続き。いくつか「はやぶさ」以外の写真をば。ツイッターで大ブレイク？のイカロス君の模型。もうすぐ帆を開くよ！あかつき搭載のプレートの複製。噂の初音ミクがたくさんw本物のペンシルロケット。日本のロケット史はここから始まった。鹿児島県は内之浦。とにかくだだっぴろそう…。クルマ移動必須ってのがよく分かるwこれも噂の「はやぶさ」ペーパークラフト超弩級上級者向けバージョン。そしてそれを支えるのはリポDならぬリポDライトw全体的にこぢんまりとした展示室だったけど、スペースの狭さ、汚らしさと内容は比例しない。(笑)実はどれもこれも一級品の資料だと思う。管理のされ方があんまりそう感じさせないだけw それもまあ、宇宙研らしいのかもしれない。そして、そういうノリ、嫌いじゃない。むしろ好きだw 高校時代に棲息していた空間の雰囲気に通じるモノがあって、なんか懐かしい感じすらした。

  2010.05.31

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  宇宙研に行ってきたwその２

  続き。「はやぶさ」、あちこちにちゃんと説明ポップがついてる。ミネルヴァ。ターゲットマーカ。イオンエンジンは、A～Dまでちゃんと振ってあって、下にスイッチがあってライト付けて遊べる。カプセルあたりはダミーになっちゃってるし、他にも化学スラスタやサンプラーホーンあたりもダミーの安っぽいものに代わっちゃってたけど、それでもイメージを掴むには十分。思っていたよりも大きかった。小さい小さいと言われていたけど、そんなに小さくないぞw それでもこの大きさのものが火星近傍まで行って帰ってくる、しかもたった1人で、ということを考えると、その気の遠くなるような壮絶な孤独に、目の前が暗くなる。あと、本当に、マジックテープ使ってるのね…。耐熱用のゴールドのフィルムっていうの？シールドっていうの？それが本体にくっついてるんだけど、止めてるのはマジックテープ。真空、空気抵抗なし、な場所なので、秒速何十万キロでもこれで大丈夫なんだとか。すげー。でもシールド言うには薄っぺら。別の場所に他の衛星で実際に使った本物が展示されていたんだけど、フィルムの下にポリかなんかのネットみたいなのが入ってて、これで断熱できるらしい。それでもフィルムの色が、放射線の影響で変わってしまっていて、宇宙空間の過酷さの一端がここからも窺い知れる。「はやぶさ」も今はその黄金ボディもかなり色がくすんでいるんだろうな…。確かめる術はないけど。他にも「おおすみ」の模型があったり、ISAS系の探査機や衛星は色々とモデルが置いてあった。売店が休みだったのがつくづく残念。そこんとこはお役所だよね…。(´･ω･｀)まあ仕方ないけど。営利追求するならその前に自分たちの研究しっかりやれ、って言いたいしwその時も、今も、あのキャンパス内のどこかに「はやぶさ」の運営室があって、きっとそこに今も人が詰めていて「はやぶさ」の状態を監視しているのだろう。その頑張りには本当に頭が下がる。そうやって昼も夜も曜日も関係なく働いている人が、世界のあちこちにたくさんいて、そういった人たちに支えられて今の生活がある、とも言える。そんなことをちょっと思いながら、感謝してその場を辞去。うーん、長くなるな…。また続く。っていうか、明日に続く。ごめん、明日も忙しいし、もう寝かせてZZZzzzz.....

  2010.05.30

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  宇宙研に行ってきたwその１

  政権から社民党離脱。さしずめ「下野なう」「連立解消なう」ってなところか。あーばからしい。(´･ω･)愚息長男のお願いもあって、念願の聖地巡礼？に行ってきた。JAXA相模原キャンパス。別名、総本山？国道16号線を淵野辺付近のなんとかっていう交差点(パスタ屋とかあった角、ってなんの参考にもならんなw)を入ってくのだけど、この交差点が世俗120%って感じで、この角を曲がるとすぐに、木々に囲まれた市立博物館とISAS宇宙研本部が並んでる学術都市120%って雰囲気になるとは、俄には信じられんw まあいいけど。今回は宇宙研の相模原キャンパス内の見学と、お隣の市立博物館の中にあるプラネタリウムで「はやぶさ」の映画を見る(なにげに2度目w)のが目的。上映時間の都合で、先に宇宙研の見学から。息子、「はやぶさ」の実物大モデル(っていうか、熱構造試験機なので、半分ホンモノみたいなもの)がある、と聞いてもの凄くテンション上げ上げ。駐車場にクルマ停めた瞬間に飛び出し、真っ直ぐ受付の守衛さんのところにダッシュ。親と妹は後からよたよたと付いてくるわけで、受付に到達した時には既に見学証と受付記入欄が用意されていたw その段取りの良さを普段からも発揮してくれよ息子…。(´･ω･)まあそれは置いておいて。こちらもテンションが上がり目で中に突撃。こういうのって、やっぱりワクワクするよなぁ。童心に返るってのはこういうことかもしれない。んで、中に入って、すぐに右手。M-Vロケットの実物大模型。デカイw 普段？目にするのは縦に置かれた姿で、さらにはテレビ画面越し。これが横向きに寝かされていると、その大きさに圧倒される。これでもまだ小さい方なんでしょ。H-2Bとかどんだけでかいんだろう…。で、この鉄の筒の中に固形燃料がぎっちり詰まっていたんだろうな…、とか思うとそれだけでもなんかビリビリ来る。いやぁ、社会科見学って楽しいなぁ…w続いて、いよいよ、中の展示室に。入って正面にテレビが置いてあって、「あかつき」についての説明をしていた。上にあるポップの「打ち上げ予定」の「予定」のところに「成功！」って付箋が貼ってあったのが、なんだか常に給料日前的予算運営な宇宙研らしくて、ちょいと笑ってしまった。そして、左を向くと、そこに「はやぶさ」実物大模型。しっかり「熱・構造試験モデル」と書かれていて、いわば双子の弟のようなものかと。そう考えるとこれとおんなじのが今も宇宙空間を飛翔している、この事実を想像するとこれも鳥肌モノ。こういう脳に直撃弾が打ち込まれるような刺激は久しくなかった。楽しいw容量的に危なっかしいので、続く。

  2010.05.30

• ヱヴァ破

  愚息長男曰く、家に帰るとメール便でやって来てたそうな。ヱヴァ破。劇場で見たのとどれだけ違っているか、そこんとこに興味があって、家族が寝てから早速観てみた。寝不足が怖くてエヴァオタやってられっかwあ、ちなみにフィルムはゼーレとの会見を終えた後のゲンドウと冬月。緑色の部屋？でいつもの構図。うーん、ゲンドウが来るとは全く予想外。微妙な心境…。(´･ω･｀)個人的にはアスカかマリが映っていて欲しかったかな…。(´･ω･)ｿｳｻﾄﾞｳｾﾏﾘﾉTｼｬﾂｶｯﾀﾖ･･･で、観て気づいたこと。結構色々変わっている。そりゃ記憶違いがあるかもしれないし、劇場のスクリーンとうちのPCのモニターではかなり違いがあるわけで、その辺での勘違いのようなものもあるかもしれない。でも一応8回観てますからw 一見して違和感感じた部分は「変わったのかな」と思うようにしている。っていうか、明らかに変わってるところがかなり多い。劇場でキャラの原画が残念だった部分は概ね差し変わってるし、「相原くん」も「相田くん」にちゃんと直ってたw 他にも微妙な表情の変化は枚挙に暇なし。さすがに2.22までヴァージョンがすっ飛んでるだけのことはあるwシンジとアスカが同居する時の、「これは命令よ」のミサトさんが目を閉じてるとことか、目を開けてちゃいけなかったの？(´･ω･｀)と思ってしまったりwあと、今になって気づいたことかもしれないけど、シンジって星の世界が好きだったんだね…。なんかちょっと嬉しく思ってしまう自分。BGMも少し変更してる気がする。スピーカーの問題なのかもしれないけど、音のタイミングにちょっと「あれ？」と思うところもあったし…。気のせいかな…？音が小さく軽く感じてしまうのは、それだけ劇場での迫力に圧倒された記憶が今もなお鮮明だということか。あと、前半部分はかなりサクサク進んでて、テンポが良すぎじゃね？と気になった。こんなにサクサク進行だったっけ…？これも気のせいかな…？あと、追加シーン。まんず、加持初登場が追加。電車に乗ろうとしているシーン。でもこれ、加持の顔…かなり残念で…ヤバイです…。誰だよこれOK出したのは？(爆)後は、参号機がアメリカ支部？を出発するシーンとか、サハクィエル戦後、割と暇な時期があったみたいで、そこんとこでテストに飽きてるアスカとそれをたしなめるミサト、とか。このシーン好き。他にもいくつかあったんだけど、忘れてしまったwそのうち追々出てくるでしょw特典画像とかは観る暇さすがになし。Omitされたシーンだけ、ちょっと観たけど、加持農園？に行くシーンは、本番でも追加して欲しかったな…。珍しくはしゃぐシンジの気持ちを知ることが出来て、なんかちょっと、おじさんは嬉しかったよ…。(´･ω･｀)劇場での印象とだいぶ違っていて、やはり大スクリーンと大音響は、人に与える影響がでかいんだなぁ、とつくづく思う。いや、もしかしたら作品いじくりすぎて、その違和感がそう感じさせているのかもしれないけど。あとはやっぱり、ブルーレイが欲しくなるな…。暇な時にメイキング観ようw それを楽しみにして今週は生きていくことにするw

  2010.05.25

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  明日筋肉痛内定w

  家族サービス第一弾。多摩動物公園へ行ってきた。多摩動物公園へはクルマで行くことが多い、っていうかいつもクルマなんだけど、いつも駐車場がなくて困っている。正確に言えば駐車場はあるのだけど、みんながみんなクルマで来るもんだから、えらく遠くの駐車場に誘導されちゃうのだ。クルマ止めてから延々歩きたくないわ！といつも思うし、今日も動物園の入口で家族を降ろしてから、やっぱり延々とそれこそ今は亡き多摩テックの方まで連れて行かれそうになり、もう嫌だ！とUターン。あちこち彷徨って、結局高幡不動の手前、万願寺というモノレールの駅の近くのコインパーキングで、パーク＆ライド。こんなことするのは自分だけかと思っていたら、同類な方々が結構いて、なんだか可笑しかったり、ほっとしたり。動物園は、娘が大好きで。好きな動物は何？と聞かれると、「ぞうさん」と即答するのが常。三つ子の魂百まで、きっと彼女はいつまで経っても「ぞうさん」が大好きなんだろうな…、と象を眺めてぴょんこぴょんこ飛び跳ねている娘の後ろ姿を見ながら思うわけ。余談ながら、兄貴はどちらかというと遊園地が好きで、どっちに行くかでよく喧嘩をしている。今回に限ってはタダ券があったので、問答無用で動物園、ってことになったのだけど、そのうち機会があったら東武動物公園にでも行くから。あそこ、動物園と遊園地が同居している我が家にぴったりな娯楽施設なんだよね…。(^_^;まあ、そんなわけで、今日は我慢しておくれ。とは別に言わなかったけど、まあそれなりに彼も楽しんでくれたようで、良かった。さてと。本題に戻って。この動物園、アフリカ象とアジア象の2種類がいて、娘にはぴったりな動物園なのかもしれない。とにかく今日も園内に入るとまずはライオン園があるのだけど、そこは「あー、ライオンさん、かっこいいねぇ」で終了。そのまま象がいる場所までダッシュ。そして鎮座。しばらく動かず。それこそ正座してじとーっと見つめるような、そんなイメージで象とテレパシーでも交わしていたのか、とにかく場所を変えつつ、熱心に眺めていた。ホントに象好きなんだなぁ…、とつくづく思った次第。それからは…、キリン見て、チンパンジー見て、オオカミ見て、オランウータン見て。キリンは井戸端会議のように集まって、順々に粗相をしていて、見てて笑ってしまった。集団生活はあんなところにまでその影響を及ぼすのだろうか？なんてね。(笑)チンパンジーやオランウータンは…、彼らはむしろ私たち人間を観察してないかい？「またぞろ来やがったぜ…、今日はいっぱい来るなぁ…、しょうがない、少しはサービスしてやっか」みたいな感じで。(^_^;オオカミは…骨を巡ってまさに骨肉の争いを繰り広げている最中でwうん、なかなか怖かったwそれからトラ。ど迫力。個人的に今日一番良かったのはトラ。とにかく凄いオーラを漂わせていて、ライオンなんて歯牙にもかけず、ってな具合。威風堂々とはこのことか、と思わせるその姿に見とれてしまった。ちなみに、自分が寅年であることは、全く関係ない。(ｷﾘｯあとは…、コアラ見て、レッサーパンダ見て。コアラは…、いつ行っても寝てますな…。(-_-)ZZZZzzzzzz.....夜行性なんだろうけど、でも全く動くこともない灰色の毛皮の固まりを長蛇の列して眺めるというのも、なかなかシュールなもの。(笑)まあそれでも可愛いからいいんだけどw レッサーパンダは、抜群のカメラポイントで葉っぱをもしゃもしゃ。サービス精神旺盛ですなw みんなからパシャパシャ写真撮られて、なおも動ぜず。なかなかの大物w多摩動物公園って、平坦な道が殆どなくて、常に起伏のある道をえっちらおっちら歩かなくてはならない。端的に表現すれば、ほとんど山登りに近い。入口から最奥のコアラ舎まで直線で500mちょっとらしいけど、実際まっすぐ向かっても、多分20分はかかる。我が家のようにあっちを見てこっちを見て、と遠回りをしながら行くと(多分ほとんどの家族がそんな感じだろう)3時間くらいかかったりもする。だから多分かなりの距離を歩いたと思うんだけど…、でも痩せてないんだよなぁ…。('A`)でも子供達はしっかりと歩き通したし、なによりもとても楽しそうだったので、親の疲れも少しは癒せる…かな？どうだろう？(^_^;今の時間、もう既に夢の中にいる子供達(+愚妻)だけど、良い思い出になってるかしら？

  2010.05.02

• 貧しく美しい日本

  一応職には就くことが出来たとはいえ、今月末の給料日までは経済的に厳しい事には変わりはない。というかむしろ、交通費と昼食代がかなりかかるので、むしろ無職引きこもり時の方よりも出費は断然多く、物凄く厳しい。('A`) 交通費が月ごと一括精算なのが辛いところ。Suicaをオートチャージにしてしまえば多少は凌げるか？「武士の一分」山田洋次監督の時代劇三部作のラスト。キムタクが主役で話題になった。三部作全ての原作が藤沢周平で、一応全部読んだけれど、ちょっと影のある話が多く、これはこの人の作風なのかな？それでも剣技に武士の誇りを、魂を賭ける、その一瞬の煌めきを鋭く描いているように思う。短編ならではの面白さが詰まった作品たちだった。で、映画の方に話を戻すと…。キムタクは相変わらずキムタクで。要するに彼は何をやってもキムタクでしかないわけで。(^_^;さすがに多少抑えめで武士としての矜恃を滲み出しているあたり、大根役者というわけでもないんだろうけど…、なんか、言葉の使い方というか、ちょっとした表情の緩みみたいなものに、現代の薫りがしてしまって、そこが残念でもあった。厳しいかな…？ここにもいた小林稔侍wでも今回は責任を取って、まさに詰め腹切らされる可哀想な役。(´･ω･｀) 下級武士の生活は、三部作全てを通じてリアリティがあって、そのあたり現実感があるというかなんというか。こういう部分で丁寧な作品ってあまり見たことなかったから、逆に新鮮だった。そしてやはり何と言っても壇れい。「たそがれ」「隠し剣」「武士の一分」全てで、相方の女優が物凄く輝いている。ん？言い方悪いかな…。もしくは、演技からなにから、全てが美しい。凜とした佇まいが際だっている。宮沢りえ然り、松たか子然り。この三部作はこの3人に支えられていたのではないか、とすら思う。正直、金麦のCMの壇れいは微妙だけど、この作品の壇れいなら惚れるw おまえの評価の表現はそんなもんかよwと突っ込まれそうだけど、分かりやすく言うとそうなるのだから、仕方がない。（笑）なんだかこの三部作で終わり？なのが勿体ない。もっと色々作って欲しいなんて思ってしまう。この山田洋次独特の、味わいがある時代劇を新作でまた観たい。

  2010.04.04

• ちなみに作中でwww（草）はアディダスのロゴだったりもするw

  こんな動画を観た。またニコニコ動画で申し訳ないけど。第82回アカデミー賞最優秀短編アニメ賞だそうな。「ロゴラマ」というらしい。始まった瞬間から、各種企業のロゴの雨あられw飛んでるチョウチョはmsnだし、m&mのチョコなんて悲惨な目に…w他にもプリングルスとかESSOの巨乳姉ちゃんとか、ともかく街中に各社のマスコットが溢れかえってるwwとにかく数が多すぎて、突っ込み切れないw日本企業も任天堂とか吉野家とか、田宮にバンダイにスバル…あとはVAIO？、まあ色々出てたwこれって一応許可取ってるのかな？よくわからんけど…。逆にコカコーラとグーグルを最後まで見かけなかったんだけど…、どこかに出てたかな？それとも何か事情があったのかな？しかしこの作品の肝、それは何と言ってもドナルド。凄すぎる…。これよくマクドナルドから訴えられなかったな…。完璧超人悪役キャラwど派手なカーチェイスしてるし、マシンガンぶっ放してるし、ミシュラン撃ち殺してるし、やりたい放題。後半はなぜだか街が崩壊していくのだけど、またロゴが潰れていくわけで、風刺が効きすぎwww亀裂はX-BOXだし、IBMは崩れていくし、AIGは落っこちてぺしゃん。ちょwww皮肉効き過ぎたろこれwwwwって感じで、笑いもここまで来ると引きつってくる気がしないでもない。（笑）最後は原油？が噴出して街が水没ならぬ油没？これって、市場原理主義蔓延る世界経済が、原油高に振り回されたことに対する皮肉なんだろうか？なんだろうな、多分。終わってみれば社会風刺作品…って最後にまたドナルドwwwこれに投票したアカデミー会員の洒落っ気が分かる気もする。うまく出来てるなぁ…。良くも悪くもアメリカ的な作品だと思う。

  2010.03.16

• 花札のルールわかんないのよ…(´･ω･｀)

  寒かった('A`) 昼前から雪、夕方からがんがん積もって、今我が家の周辺は今年何度目かの雪景色。夜半からどうやら雨に変わってきたようで、どすんどすんと溶けた雪が屋根から落ちていく音が聞こえている。今年の冬は降水量歴代1位なんじゃないの？冬なのに晴れた日が記憶に少ないって、東京じゃ珍しいよね…。「サマーウォーズ」なんでも今年の日本アカデミー賞アニメ部門を獲ったらしい。昨年の夏はこれとヱヴァ破と、貞本作画のアニメ2本立てで、実はちょっと観たいと思っていた作品。TSUTAYAに出てきたので、新作なのに頑張って借りてきた。新作だと高けー。('A`) 細田守監督は前作の「時かけ」を観て(あれも貞本作画だw)て、確かそこそこ良い感じだったんたけど、何か力技的なものがあってストーリーに緻密さに欠けるというか、奥行きをあまり感じないというか、そんな印象が残っているんだけど、今回もそんな感じだった。日本アカデミー賞の他にも色々な賞を取りまくっているこの作品だけど、そこまでスゴイ？と思ってしまう。ストーリーの流れとしては、まあこう言っちゃなんだけどありきたりだし、超ウルトラ大家族の中に突然放り込まれ、そんな中でも成長していく少年という部分はなかなか良かったとは思うけれど、家族の暖かさ云々というのは、ここまで一族郎党集めなくても言えることだと思うし、なによりクライマックスに向かって、やっぱり展開が強引すぎる気がする。そもそも探査機一機程度を大気圏突入させても、みんな蒸発しちゃって地表まで届かないって。(^_^;あからさまに「はやぶさ」がモデルで、失敗させるとは何事かああああああ！と若干感情的になったことは内緒wキャラはそれなりに立っていたけれど、人数が多すぎたせいもあって、いささか漫然としてしまった感じもする。夏希が一番とばっちり受けてるかもw金髪の万助爺さんが一番キャラ立ってたのは気のせいだろうか…w侘助は加持さんにしか見えなかったし、佐久間くんはケンスケにしか(ryそして、やっぱり思う。声優？が弱すぎる。前作もそうだったけれど、作品にのめり込める程のパワーが伝わってこない。永井一郎がやってた万助爺さんが一番キャラ立ってた気がするのも、声の力だと思うし。面白かったし、OZの描写とか、最近のアニメのCG故の緻密さとか色彩とか、そういった部分も楽しめたけど、骨身にびりびりと痺れるようなものがなかった。映画も本も音楽も、腹に響かないと物足りないのだ。贅沢言ってるかなぁ…？さてと。細田守が新作出して、次は今敏か新海誠か。どっちも期待して待っている。

  2010.03.09

• 死ぬことと見つけたり

  昨夜は娘の看病？で徹夜。朝ちょっと寝て、長男を実家に疎開させ、娘を病院に連れて行って、昼頃帰ってきてご飯食べたらもう眼が開かない。(-_-)zzzzz.....気づいたら、夕方。日が暮れて、真っ暗w横を見ると爆睡する娘と愚妻。おかげさまで娘は元気になったけれど、私は眼が冴えてしまって眠れない。（笑）「ハリー・ポッターと謎のプリンス」TSUTAYAで1週間レンタルができるようになったので借りてきた。しかし…前作がどんな話だったのか、覚えていないと話にならん。（笑）もう何作目だったかすら、わからなくなってきているので、そこんとこがちょっと辛い。だから話の流れについていけず、最初「？？？」だったものが、ようやく前作までの筋とかも思い出してきて、映画の流れに付いていけるようになってきた頃にはもうクライマックス。(^_^;で、今回はダンブルドア校長先生が殺されちゃって、おしまい。いよいよ最後に向かって突き進んでいくぜ！的なラスト。うーん、もうちょっと色々と感じたことを書いていくと…。フェニックス騎士団の事を最初から覚えていれば、もう少し違ったかもしれない。スネイプ先生の素性は知ってしまったので、今ここでどーのと言うつもりはないけれど、葉隠という言葉がまさに当てはまるよなぁ…。あと、ハーマイオニーはロンではなく、絶対ハリーとの方がお似合いだと思う。掛け合いがコントみたいだったし、息もぴったりだしwwっていうか、毎度毎度脇に不思議ちゃんやらメンヘラチックな姉ちゃんやらがいるよね…。ライオンキングみたいなのには笑った、というかﾜﾛﾀ。面白いからいいけどwwイギリスのコミケみたいなのがあったら、学園コメディパロみたいな同人が絶対出てそうなんだけど、それは私が日本のオタ市場に毒され過ぎ？あと関係ないけど、最初は「混血のプリンス」だか「混血の王子」だか、そんな名前だったような気がする。「混血」という単語がいけなかったのか、「謎」という言葉に代わっていたけれど、原題を考えたら最初の方が私は良かったかな、と思う。ストーリーだって別に謎でもなんでもなく（その謎を解く！というような動きもなく）、最後にスネイプ先生が「それわし」みたいな感じで終了だし。これも飛躍するけど、今それを書いていて、何故かダース・ベイダーがルークに「I am your father」「Nooooooooooooo！」みたいな流れを思い出してしまった。告白シーンとしては私の中ではあれが一番。次が最後か、と思っていたら、ラストの「死の秘宝」だっけ？は二部作になるんだとか。確かに原作も上下巻だったけど…。引っ張るなぁwとりあえず、楽しみに待つ。将来的にDVDを買うかどうかは、まだ未定。中古市場でマトリックス並みの扱いになってしまったら、間違いなく買うんだろうけれど、それはそれでちと悲しい気もする。(^_^;

  2010.03.07

• 通過儀礼みたいなもんか（笑）

  F35のエンジン開発が暗礁に乗り上げた関係からか、ここに来てF22の再生産？が検討されているという話を聞いた。F22の輸出版(日本とオーストラリア向けに)も検討するべきだとか書かれていたような気がする。英語力、落ちたなぁ…。('A`)まあそれはともかく、一端は絶望視され、防衛省も諦めたような雰囲気だったものが、奇跡の復活があるかもしれない。…ってまた「売る売る詐欺」かもしれないけどさwゲーツ君がやたらF35に固執している(そりゃもう何か裏であるんじゃねぇの？と勘ぐられそうなくらい)から、彼次第かもしれない。でもこれでFXの選定がまた伸びそうな気もするw「シムソンズ」はい、すいません。なんか見なきゃいけないような雰囲気を感じまして、借りてきました。(^_^;こういうテのもの、苦手なんだけど、この際そんなことは言ってられない！というなんだかヘンテコな気合いを持って、借りてきました。一見アイドル青春もの。だからカウンターに持って行く時も妙な汗をかいたりして（笑）で、再生してみると、やっぱりアイドル青春もの。加藤ローサ可愛い！とか言わせたいんだろw残念だったな、無理。（笑）っていうか、最初のあまりのアイドル青春物語路線っぷりに「見てはおれんよ」「ああ」「無様ね」と脳内で冬月＆ゲントウ＆リツコボイスが再生される有様www全身むずがゆくて仕方がなかったっす…。苦手なんだよね…こういう「可愛らしさ」をあけすけに前面に持ち出されるのって。友情青春もの、というジャンルもそもそも苦手だったりするので、ダブルパンチだったりもして、よくもまあ、頑張って観たもんだ、と。(^_^;ストーリーは実話に基づいている、とのことだったけど、詳しく調べてみるとあちこち脚色されていて、実際はチーム結成時からかなりの経験者揃いだったわけだし、小野寺さんは「うちは農家じゃなーい！」とか叫んでいたらしいしwゴタゴタがあってチームがまとまって、というありきたりな流れを経て、大会に至るわけだけれども、相手ライバルチームの中に近江谷さんがちゃっかり居たのには笑ってしまった。本人は、この時点で数年後に自分がオリンピックに出てるって想像できてたのかな…？それでもカーリングがどんなスポーツで、チームワークがどれだけ大切か、というのはある程度伝わったと思うし、カーリングスレの住人達が「観ろ」と言っていたのもなんとなく理解できる。もうちょっとシリアスな物語にしてもいいんだろうけど、それじゃあ多分人が観に来ないしね…。最初はこういう作りでいくのも仕方ないんだろう。上から目線ですいません(^^;個人的には常呂の街並みや、カーリングホールが見られただけで満足wサロマ湖とオホーツク海か…。スゴイ場所だ。一度行ってみたい。というか、実はちょっとした夢があって、我が愚息インテRで北海道一周するの。その途中で滞在する、と。実現するかどうかはさっぱりわかんないけど、もしチャンスがあったら、行ってみたい。

  2010.03.05

• 冷えた心に暖かい、

  愚妻が「チームバチスタ」を見ていたので、横からちょいと顔を覗かせて、冒頭部だけちょっと見た。そんでもって、「あ、これが犯人」と土曜ワイド劇場ノリでココリコの背の高い方を指さし、愚妻の「あんた見たことあんの？」という声にも「ないよ」と返し、そのままPCに向かった後、2時間後。「なんでわかんのよ！」という絶叫と共に後頭部に一発平手打ちを喰らう。('A`) いや、そりゃ怒るべきは旧来通りのやり方で、登場順で犯人分かっちゃう作りにしてる製作陣であって、私じゃないよ…。痛かった…。('A`) 「隠し剣　鬼の爪」山田洋次監督、藤沢周平原作、「たそがれ清兵衛」の次にあたる作品。ストーリー展開は、ほぼ前作と同じ、っていうのがなんとも言えないが。キャストも似通っていて、更にその印象を強くしてしまったりもする。でも、出来自体はとても良いと思う。時代劇の良さを凝縮したような作品が「たそがれ」だったわけで、その流れからすると原作者も同じだし、むしろ変に変わられてもねぇ…。(^_^;日本映画の持つ良さを存分に味わえるとは思う。評価が低かったのは、とにかく焼き直しと取られかねないほどに似たストーリー展開のせいだったのかもしれない。松たか子はさすが梨園の出、と言いたくなるような上手な演技。永瀬正敏も渋みがあって良いと思う。小林稔侍が前作と全く同じような役で出ていて、そのあたりもパラレルワールドか、ヘタな続編のような雰囲気を作ってしまっているのかも。でも私はこの雰囲気好きだけどなぁ…。結局、自分も時代劇を見るようになったということなのかもしれない。若い頃は、判で押したような勧善懲悪展開、決まって「この紋所が～」で無理矢理終わらせちゃう展開、そういうどれもこれも似たような内容に、「つまんね」と思っていたもんだけど、「たそがれ」を見てその思いを改めた。いいじゃん時代劇。変なステレオタイプの煙幕に、食わず嫌いを刺激されていただけだった。良い作品に出逢えると家族の愛とか、武士としての生き方とか、そういうものが、今の社会で忘れられているものを呼び起こしてくれるかのようで、そこに静かな感動がある。そうそう、田中泯も出ていた。前作の鬼気迫る存在感というものは薄らいでて、ちょっと残念。でも師匠としての立ち回りのシーンの身のこなし、準備運動代わりの竹の棒を持っての動き、舞踏家としての田中泯というものの片鱗を見せつけてくれた。あの歳で息も乱さぬ動きはスゴイの一言。緒形拳の悪役のハマリ具合も見事だったし、高島礼子の色気も良かった。一端物語が収束したかのように見えて、隠し剣を使うようになる過程が一気に怒濤の如く流れてくるのは、主人公の憤怒が伝わってくるせいでもあるか。言ってみれば暗殺剣、必殺仕事人な技だけど、それをまた綺麗に決めるのもカッコイイ。藤沢作品の映画化としては、次に「武士の一分」があって、これで三部作、とされている。当然私は次に「武士の一分」を見るわけで、キムタクが主演というところでかなーり引いていたのだけど、この作品を観て、「武士の一分」も観たいと思えるようになった。三部作と言われているように、底に流れているテーマは共通していると思う。それが山田作品の暖かさというか、忘れかけていた日本映画の良さというか…。そういうものなのかもしれない。ということで、「武士の一分」編に続く。いつ上げるか分からないけど。(^^;

  2010.03.01

• 生きて、守る、それはきっととても大切なこと。

  1日降り続く雨。明朝はひょっとしたら雪かもしれないとかなんとか。それを聞いてちょっとブルー。('A`) 「半落ち」ついこの間やった映画だと思っていたら、2003年ってもう結構前なのね…。っていうか、2003年はついこの前、みたいな感覚の私はもうダメですかそうですか。(´･ω･｀)実は骨髄バンクに登録している関係で、観てもいないのに、オチだけは知っていたという、なんともやりきれない状態だったわけですが。愚妻がTSUTAYAから借りてきまして。ついでだから観てみようかな、と。で、予想通り？に泣くわけで。しかも「来るぞ来るぞ来るぞ」といった「泣き」の場面への盛り上がりとかそういうものはあんまりなく、気がつけば涙がドーッと出ている感じ。不思議な感覚。骨髄移植の絡みしか知らなかったので、警察の体質に対する痛烈な皮肉がこもった作品だとは知りませんで。それでも柴田恭兵はどうしても「あぶない刑事」のトシなんだよなぁ…。抑えた渋い演技しているんだけど。アルツハイマーの妻に請われて絞め殺してしまう旦那さんを寺尾聡が見事に演じていて、セリフがあってもなくても、表情で全て伝わってくる。そして樹木希林。スゴイよこのおばちゃん。この人にかかると伊原剛志や鶴田真由(上手くて良かったけど)あたりが完全に霞む。他にも一部に微妙だった配役もあるけれど、全体として豪華キャストではある。演技に定評のある俳優さんたちを集めて、こういった丁寧な作りをすれば自ずといい作品になる、という良い例かと。静かさの中に伝わってくるメッセージがしんみりとさせる、これも良いに日本映画。一見サスペンス調なんだけど、本質は「貴方には守りたい人がいますか？」というメッセージが直球で投げ込まれてくるヒューマンドラマ。息子の骨髄移植ができなくてどうたら、という回想シーンが若干軽薄な感じだったのが惜しいところだけど、尺の都合上致し方ないところでもあるのかな…。この作品とセカチューがほぼ同時に世に出たおかげで、骨髄バンクのドナー登録者が増えたとか。納得。

  2010.02.11

• 訓練はされてますから(´･ω･｀)

  暖かかったのが一転してまた真冬。体調を崩せといわんばかりのこの天候、負けないもん！とか言える年齢は、とうに過ぎた。('A`) 「ノン子36歳(家事手伝い)」まあ、どこぞのなんとかというランキングで1位というのを見て、借りてみたわけだけど。そういうのがさっぱりアテにならないという、良い例になっちまってるのが切ないやね…。(´･ω･｀) 坂井真紀は、ほんとこの人何やらせても上手くこなすなぁ、と観ていてほれぼれする。この作品、出てくる登場人物が誰も彼も、ほんとうにみんなおしなべて、うだつの上がらない、ダメダメ、グダグダ、そんな形容詞がおでこに貼ってあるかのような、そんな感じ。坂井真紀演じるノン子が一番だろうけど、他もまあみんなよくもここまでステレオタイプw、みたいな。多分、ストーリー的には人生躓いちゃってやる気無くしたノン子が、転がり込んできた青年と触れあって、前向きな気持ちを取り戻す、という流れになるんだろうけれど、その青年がまた頼りないというか、これこそゆとり、と言うか。世界に出る！とか夢を語っていながら、ヤクザの世界は義理人情！とか言いながら、さっぱりだし。居候させてもらってる家に断りもなくひよこ10箱も仕入れたらそりゃ怒られるわ。義理人情！とか言いながら義理も筋も通さずにいりゃ、そりゃボコボコにされるわ。それでチェーンソー振り回しちゃうんだから、これぞ「ゆとり」、と言われても仕方ない。まあ純朴青年なところは好感持てるけどさ、それだけじゃ世の中渡っていけないわけだし。結局、坂井真紀のダメ子ちゃんっぷりが一番光っていて、それを観るしかないような、そんな映画。新田恵利老けたなぁ…(爆)、とか、まあそういう見所？もあるような気がする。ロケーションは鉄道から「秩父鉄道沿線？」と思っていたけど、寄居らしい。どこにでもあるような日本の田舎。その土地の美しさはよく出ていたように思うから、なんか勿体ないような…。で、こういう映画になると、主演女優が脱いで、それを売りにする、という構図。なんだかなぁ…。裸になるのは別に構わないけど、その必然性あるのかな…、とかふっと思ったり。結局作品の質に自信がなくて、坂井真紀が脱いでるぞ！というので客を呼んでる、というようにしか見えない。まあこのテの作品はそうでもしないと一見さんは観てくれない、っていうジレンマがあるんだろうけれど、そのあたりは残念。っていうか、R-15なのはそのせい？あまりにそれもなげやりというか、やっつけ的な仕打ちなんじゃね？(´･ω･｀) ということで、最後の坂井真紀の笑顔に癒されて、それで終了。徹頭徹尾、坂井真紀で持った作品。まあ、こんな時もあるさ。(´･ω･｀)

  2010.02.10

• 趙雲の格好良さはどうやら万国共通らしいw

  公式にもリリースされまして。予約開始メールが来る前にアマゾンで予約も完了wなんだかブルーレイが欲しくなってくるけど、今は我慢。ブルーレイ導入となるとテレビも替えないとダメだろうしね…。要するに無理…。(´･ω･｀) 「三国志　THREE KINGDOMS」レッドクリフが一瞬流行ったけど、これはほぼ同時期にひっそりとやっていた模様。(^_^;趙雲ファンなら絶対見ておけ！という声をどこかで拾い、ならば見なくてはなるまい！と借りてきた。アンディ・ラウなのね…。彼の主演作これで3本目だ。なにげに率高し。そしてどれもこれもアンディ・ラウは格好良すぎる。墨攻の時もそうだったし、とにかく渋みが良い。高倉健のような格好良さというべきか。ストーリー自体は三国志ファンからしてみると「なんだこりゃ？」なんだけど、趙雲の生き様、みたいなフィルターかけると、まあこれもアリ？なのかな？と思えなくもない。まあ長坂の戦いの後すぐに北伐の話になっちゃったり(何年飛んでんだよ！ww)、曹操の孫の曹嬰が女だったり(まあマギー・Q綺麗だったけどさ…w)、トウ芝を戦死させちゃったり(トウの字は登におおざと。郎の右側の字ね、機種依存文字でダメとか言われたorzちょっと前の中国のトップの名前なのに…orz)、敵軍が自陣に迫ってくるその光景はまるでヘルム峡谷にやってくるウルク・ハイの軍勢もしくはベレンノール野におけるモルドール軍だし、挙げ句の果てには趙雲まで死なせるとは！許すまじ！とも思うけど…、やっぱりダメだ、許せん。('A`)関係ないけど、トウ芝って書くと「とうしば」みたいだな…。('A`) 「とうし」なので、そのあたりすいませんがよろしくお願いします。 個人的にはサモ・ハンを久しぶりに見ることができて、ちょいと感激。昔はサモ・ハン・キンポーって言ってたよね？スパルタンXとか、好きだったなぁ…。ユン・ピョウってどこ行ったんだろう…、とか色々考えてしまったwあー、そうそうそのトウ芝がドレッドヘア(製作者、蒼天航路読んでたか？ww)で、これがまたなかなか格好良かった。趙雲とトウ芝のコンビは間違っていない(ただ年齢的にトウ芝は趙雲とさほど変わらない筈…)し、この組み合わせはまあアリかな…。でも殺すなよ…。('A`) トウ芝って諸葛亮亡き後の蜀を支えた人物で、それなりに長生きしてんだぞ…。(´･ω･)総じて言えば、アンディ・ラウの格好良さを堪能する為の映画。で、これがそれだけで意外と満足できちゃうんだから不思議wいや、私が単純な劉備派なせいもあるけど。いやむしろそのせいか。(^_^;

  2010.02.07

• 邦画厨誕生('A`)

  明日の夜、雪になるそうで。この歳になると雪と聞くとテンション下がる。('A`) いやだなぁ…。TSUTAYA100円レンタル万歳。「ショーシャンクの空に」なんかあっちゃこっちゃで「大傑作！！！」と物凄い高評価を得ていた作品で、なんだか観なきゃいけないような気がしていた。(^_^;幸いにしてTSUTAYAで100円レンタルなんてやってくれていたものだから、経済難の今でも借りることが出来た。(まあ今までの貯金？でタダ券何枚か持っていたりもするんだけどw)ストーリーは、おおざっぱに言うと無実の罪で終身刑となってしまった男と刑務所内で出会った男の友情物語。ということなんだろう。ホモの兄ちゃんに散々追い回されたり、刑務所長(これが悪代官さながらの悪い奴)の横領の片棒担がされたり、信頼を得て仲間を作り刑務官からも一目置かれるようになり、と色々あるんだけど、まあいいや。あちこちに悲哀が充ち満ちていたり、不条理と残酷が支配していたりもするんだけど、それもまあいいや。で、大絶賛されているから「また泣くんだろうなぁ…」とある程度覚悟して観ていたんだけど…、全然だった…。(´･ω･｀) うーん、私にはあんまりぐっと来る話でもなかったかな…。善良な銀行員だった主人公も、なんだかんだで刑務所長の悪さの手伝い(要するに裏帳簿作って、その金庫番みたいなもの)をしているんだけど、最終的にこれを逆手？に犯罪を告発、さらには脱獄した後そっくりそのままその資産を懐に入れてしまう。まあ観る人によっては痛快なんだろうけど、私はドン引き。全然善良じゃないじゃん…。(´･ω･｀)告発するだけなら「おーかっけー」で済んだんだけど。希望を捨てない主人公、って言われているけど、数年も刑務所にいたらすっかり馴染んでるし。まあその影で夜な夜な脱獄用のトンネルを掘っているわけなんだけど。現状を諦念を持って受け入れている、というふうにしか見えなかった。最後の脱獄オチが来るまでは。ラストシーンは確かに綺麗な海辺で美しいシーンだったけれど、最初のうちからフラグが立っていたので、要するに見え見えだったし。主人公役のティム・ロビンスと脇のモーガン・フーリマンの演技が光っていただけに、残念。なんだかありきたりの話のように思えてしまった…。(´･ω･｀) 舌が肥えた、ってこういうことを言うのかな…。大絶賛されていたから無意識のうちにハードルが上がっていたのかもしれない。なんの予備知識もなく観たら「うん、いい話だ」と思えたかもしれない。いや、今でも「いい話」だったとは思っているけど。とにかく私の口には合わなかった。むー。ここんとこ邦画ばっかり観ていたせいかもしれない。

  2010.01.31

• ヒロシマナガサキ

  またニコニコ動画で申し訳ないけど。YouTubeにもあるみたいだから興味のある方は探してください。原題は「White Light／Black Rain： The Destruction of Hiroshima and Nagasaki」というらしい。はい、そうです。ヒロシマナガサキと書かれているからには、原爆絡み。最初にお断りをば。これはガチ。グロが苦手な方、心臓が弱い方は、悪いことは言わない。本当に止めた方がいい。いや、ホントは日本人として見ておかなければいけないものだとは思うけれど、さすがにカラーは衝撃が強すぎる…。これ日本国内なら多分モザイクかかる。そのくらいストレート。ヒロシマ、ナガサキで生き残った被爆者達と、B-29乗務員たちのインタビューで構成されているこのドキュメンタリーだけど、とにかく被爆者たちの語りが、今まで見聞きしてきたどんな話よりもストレートに胸に突き刺さる。アメリカ製作ゆえに多少プロパガンダ的性格もあるのかもしれない(あ、日本製作なら向こうがおんなじこと言うかw)が、それでも製作者側は真摯な姿勢でこれを作ってくれたのではないかと思う。死ぬも地獄、生きるも地獄。原爆が炸裂し湧き上がるキノコ雲の下にいた人達の、魂の叫び。まず自らの身に降りかかった悲劇への慟哭と確かな怒り、それがあってから訪れる平和への静かな祈り。うん、少なくともトルーマンが悪魔に見える。むしろ悪魔というのはああいう顔をしているものだ、と言うべきか。異論は認めるが。見ていてつくづく思う。日本人は核兵器の悲惨さを世界に発信しなくてはならない、唯一の被爆国という十字架を背負っていかなくてはならない。もはやそれは日本に生まれた者としての宿命とか宿業と言って差し支えないようにすら感じる。(多分私がやたらと核に関心を抱くのは、このあたりが理由になるんだろう)こういう映像を見せつけられた後の核武装論とか、否定まではしないがなんと浅薄に見えることか。被爆から60年、と言われていたから2005年の製作かな？比較的新しい。だからこういう作り方ができたのかもしれない、と思う。このドキュメンタリーを見ると、映像の持つ力の強さに改めて身震いさせられる。余談ながら、ジェームズ・キャメロン監督がアバター(これっておもろいの？食指ぴくりとも動かないんだけど…)の次に広島と長崎を題材にする、って言っているけど、こういう動きが出てくるのも、時の流れなのかも知れない。子供らが呑気に遊んでいる姿を見て、改めて平穏無事な世の中に感謝するとともに、核の傘だとか核抑止だとか、そういったものに考えを巡らしてしまう。彼らにもきっとこの宿題が手渡される日が来るに違いない。その時、この子らは何を考え、何を導き出すのだろう。とりあえず、もうちょっと大きくなったら、広島と長崎、行くからね。息子に娘よ、覚悟しておけw

  2010.01.22

• 穏やかに愛し続けるということ

  元巨人－阪神の投手であった小林繁氏の急逝には驚きました。っていうか、ショックでした。彼の現役生活は私はまだ幼かったので朧気にしか覚えていませんが（残っている記憶の中では彼は阪神のピッチャー、江川は既に巨人のエース）、それでもあの特徴ある横手投げは印象に残っています。「江川事件」と言われる当時の騒動を直接は知りませんが、後々から知るにつけ、当の2人はさぞやきつかったんだろうな…、と思います。黄桜のCMの企画、という形ではありましたが、2人での対談、そして和解。これが生き残った方には救いになるんだろうな…。ともあれ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。話変わって。「オリヲン座からの招待状」これを観た理由はただ1つ。宮沢りえです。(^_^;私の中では評価うなぎ上り。加瀬亮との共演、TSUTAYAでかなり前から気になる1本で、借りようかどうしようか、行くたびに悩んでいたのですが、「たそがれ清兵衛」で勇気？をもらい、この度めでたくゲット。観た感想はもうこれしかない。「さすが」この一言。はんなりした京都弁が素敵。いやー惚れそうじゃw宇崎竜童が死亡フラグ出しまくっていたのにはちょっとあれだったけれど、綺麗な作品でした。多分昔の映画が好きであればもっともっと楽しめたんでしょう。そこまで突っ込んで観ていたわけではないので、そのあたりの感動を味わい損ねた気がして、それがちょっと残念。原作とはちょっと風味が違っていた（というか原作は短編なだけあって、こちらは物語を思い切り膨らませた感じ）けれど、原作の良さをうまく引き出すような作り方になっていると思いました。加瀬亮はこういう内気な青年をやらせたら上手いですよね。っていうか、この兄ちゃんもいろんな作品に出てくるよなぁ…。あとは、1組の夫婦の再生の物語でもあるこの作品。映画館のロビーで、お誕生会をやるシーンは例によって涙がボロボロと…。(/_;)子を持つとこういうのに弱い…。･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡なんか最近本当に泣いてばっかりや…。周囲の雑音にもめげずに映画館の灯を守り続けた2人の、穏やかで慎ましやかで暖かい時間。映画を愛する人達が、私たちは映画を愛しているんだ、という意思表明でもあるような、そんな作品でもあるような気がします。いや、そんなに仰々しく宣言しているわけではなく、全体から滲み出ている、そんな感じで。そこがまた良い。深夜に暖かい時間をもらえた気がします。小粒だけど、とても美しい作品。

  2010.01.18

• 散歩の良さが分かってくるのは、良い歳の取り方をしているからだ、と誰かが言っていた。多分。

  愚息長男が「LEGOでエヴァってないの？」とか言い出した。おまえそこまでオタ色強めてどーすんだ？(　ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝと思ったが、本人はエヴァオタと言われるのが嬉しいらしく、ニヤニヤしておる。('A`) この意味が分かる頃にはどんな子になっておるやら…。末恐ろしい…。で、そんなもんないと分かると、物凄い真剣な表情になって、自作し始めたwwww紫のブロックは生憎と存在せず、初号機は断念、たまたま赤いトロルのようなのがあったので、それを改造？して弐号機にするらしい。今まで見たことがないほどの集中力で現在改良中。その情熱を勉学の方にちょっとでもいいから振り向けて欲しいと願う父であった。orz「転々」オダギリジョーオタの愚妻のライブラリーから、ちょいと借りてみた。なかなか世間の評判もよろしいようで、それがこれをチョイスした理由。ストーリー展開としては多少の無理があるものの、長年連れ添った妻を殺してしまった借金追い込み屋(つまりはヤクザ)の三浦友和と、借金チャラにするから付き合え！と言われて渋々東京散歩（目的地は桜田門の警視庁、つまり自首しに行く）に付き合うオダギリジョーの一見ロードムービー。で、時折死んじゃった奥さんの周辺(パートで勤めていたスーパーの同僚関係)のコミカルタッチなドタバタが混じる。ふせえりとか、三木聡ファミリー総出。(っていうか、彼女って三木聡の嫁さんだよね…w)時々出てくる見たことある景色。初っ端に東久留米の滝山商店街が出てきた時にはひっくり返りそうになった。場所を知ってる人間からしたら、あり得ないロケーションの飛びっぷりなんだけど、それはまあ、いいや。肝心なのは、三浦友和とオダギリジョーの間にいつの間にやら生まれ育つ親子の情に近い友情のようなもの。これを2人がまた微妙な距離感で演じている。総じてオダギリジョーより万倍三浦友和の方が味が出ていて、オダギリ完璧に喰われているんだけど、最後の方で出てくる小泉今日子と吉高由里子との疑似家族のような生活。そこでカレーを食べながら無性に涙が出るオダギリの姿に、なんだかしんみりと、同時にほんのりと、させられる。この2人だから、この色に出来上がったんじゃないかな、と思える。愚妻に言わせれば「三木聡作品のテンプレ通り」という作りらしく、この所々に若干ブラックなギャグを交えて、独特の間というか、独自の世界を持っているような、そんな印象。以前ずーっと昔に「亀は意外と速く泳ぐ」っていう作品を観たことがあったんだけど、その時の監督も三木聡だったらしい。言われてみれば、作品の肌触りが似ている。三浦友和とオダギリジョーの演技の噛み合わせがうまく作用して、なかなかの佳作に仕上がっていると思った。ええ話や～とか、涙ぽろぽろとか、そういった類のものではないけれど、見終わった後に、なんだかちょっとほっとする映画。

  2010.01.05

• あなたの代わりはいないの。

  秋の初めに新宿でヱヴァを見て、それで最後だと思っていたけれど、よもやここに来てもう一度があるとは思わなかった。多分それだけにより一層もう一度という気持ちが強まったのだろう。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版　破」何度目だろう？8度目？我ながら馬鹿みたいだ。（笑）でも観る度にその都度泣きそうになり、その都度一定の感動と感激を持って帰ることができる。多分今日劇場に集まったエヴァオタの人達は、みんなそんな感覚だったんじゃなかろうか。おそらく初見という人は殆どいなかった筈。で、私が観に行った劇場は年齢層が若くて、みんな学生くらい？親子連れも何組かいて、場違いな雰囲気になっていたたまれなくなる、ということもなかった。(^_^;満席だもんなぁ…。もうちょっとでかい箱でも良かったんじゃないの？と思うくらい。あまりのくだらなさが逆に面白かった注意喚起のアニメーションを経て、本編。ボコボコっという音に続いて緊張の息づかい。ああ、これだよ。この最初のこの息づかいで映画全体のトーンが決まる。初っ端から使徒との戦いで、これによってずーっと緊迫感を持って、観客を引っ張り続ける。音響も程よく腹に響いて（個人的にはもっと音が大きくても良かった）、映画館で観る醍醐味を堪能。そしてやっぱりシンジの今まで（旧版を含め）を思い起こし、今に至って出てくる彼の言葉に涙をこぼしそうになる。エヴァンゲリオンがシンジの成長物語だとしたら、ここに来てようやくシンジは殻を破ったように思える。素直に感動。アスカ人としては、綾波とくっつき過ぎだw、とは思ったけど。(^_^;満員の客席、エンドロール→カヲル登場→予告、と終わって明かりがついてからも、瞬間身じろぎもせず。ワンテンポ遅れてから、ほぉっ、と安堵の？溜め息が場内に充満し、それが引き金になってみんなが動き出す。次の「Q」がいつになるのかわからないけれど、それまで待つぞ！という気持ちになれる、そんな終わり方。出来映え。三部作や連作だと真ん中はどうしても間延びしたりして、繋ぎ方が難しいと言われるけれど、この「破」に限っては全くそんなことなく、むしろ次作のハードルを跳ね上げてる感じがする。まあそれだけに楽しみなんだけど。帰り道、お子ちゃま達が興奮冷めやらず、またもやエヴァのウエハースを探す羽目に。幸いにしてすぐに見つかったから良かったけど、こんな風にして我が家の2009年は終わりを告げる。いいのか、こんなにオタク色満点でw皆様良いお年をお迎えください。

  2009.12.31

• 答えは4番。

  私が応援してやまない埼玉西武の主力選手達が軒並み契約更改で保留…。(´･ω･｀) まあ納得いくまで話し合えばいいとは思うけど、会見で選手が余計なこと言い過ぎな気がするのは私だけ？喋らなくていいことまで喋っちゃってるから泥沼化しているような気がする…。「スラムドッグ＄ミリオネア」アカデミー賞取ったんだっけ？8部門総なめ？スゴイ。ちょっと前にテレビやラジオで「これはいい！」と言われていたので、借りて観てみた。で、感想と言うと…。うーん8部門制覇世紀の大傑作！と絶賛している人が多いけど、私としてはそこまでブラボーと叫ぶほどのもんではなかった。(^_^;前評判高すぎて、自分の中でハードル上がっていたのかもしれないし、これと前後して「たそがれ清兵衛」観てるので、「たそがれ」の方に断然心動かされた私(ある意味現在日本映画脳)にとっては、「ああ、いい話だね」で終わってしまうもんなのかもしれない。映画は、筋はともかく、とにかくインドのスラム街で生きる少年少女のパワフルさに圧倒される。いやぁ、あれだけ堂々とやられたら苦笑いするしかないのかね、「これがインドだ！」って。このインドの「陰」の部分は「誇張」なのかはたまた「矮小」なのか。よくわからんけど、それもひっくるめて「これがインドだ！」で押し通せちゃうようなパワーがこの映画にはあると思う。ストーリーとしては、主人公ジャマールと幼なじみ？のラティカとの淡い恋を底流に、彼の数奇な人生を振り返りつつ、なんでスラム街出身で教育もまともに受けていない青年が、ミリオネアというクイズ番組で勝ち進むことができたのか、という事について語っている。全体的に悲しい話が多くて、心が痛む。この青年に巻き起こった出来事は、実際に起こりえるというか現在進行形でインドという国の陰で、日々の生活の一部として、存在しているんだろうな…、と思わせる、そんなリアリティがある。展開自体、よく練られていて、ジャマールという青年の半生とクイズ番組の進行（多分日本人の大多数が、あの胡散臭い司会者のおっさんとみのもんたが被って仕方なかったと思うw）がうまく合わさってて、それはそれで良くできている。ある意味「こんなにうまくいってたまるかw」という気持ちがないでもないけど。（笑）考えてみたらあちこちに伏線がたくさん張られていて、終盤に向けて、しっかりと回収されていく、そのテンポの良さも素敵w最後に兄貴が渡す携帯電話。展開見え見えだけど、それでも感動してしまうのは、この作品の持つ良さなんだと思う。エンドロールで出演者一同で踊りまくってるのが、「ああ、インド映画だぁ」という感じで、なんか肩の力が最後に抜けて良かったwさすがに劇中で踊り出すことはなかったけど、実は少しそれを覚悟？期待？もしていたりして。（笑）終わり方が綺麗で、そこにほろっときた。名作。「たそがれ」観てなければ、もっと自分の中でこみあげてくるものが多かったと思う。タイミング悪かった？うーん…。(´･ω･｀)

  2009.12.24

• 日本映画はこうでなくっちゃ(｀･ω･´)

  「メゾン・ド・ヒミコ」を観て、田中泯にやられた。オダギリジョーや柴咲コウを完全に喰っていたその圧倒的な存在感。これは他にも出演作品はないものか！と探していたら、この名作に出ていた、ということで借りてきた。暇？なせいで、こういう文化的？な生活ができる。ありがたや。ただ、経済的な部分からは目を背けなくてはいけないけど。(^_^;「たそがれ清兵衛」もう何年も前になるけれど、日本アカデミー賞を席捲したとかなんとか。まあそんな宣伝はどうでもよくて、とにかく田中泯。しかしよくよく見てみると、この映画、真田広之、宮沢りえ、小林稔侍に岸恵子と、まあスゴイ面子w監督は山田洋次だし。そりゃまともに出来ていれば賞レース総なめするわwで、中身。期待を裏切らない素晴らしい作品。やっぱりみんな上手い。真田広之は安定感抜群だし、小林稔侍はいい味出してるし、宮沢りえも…ひょっとするとこの人、この年代で一番上手い女優さんになっちまったんじゃなかろうか。5歳の娘は可愛いったらありゃしないし。（同じ5歳の娘持ちだが、あの子にはうちの子も負けるw）みんながみんないいところを出し合って、相乗効果でまとまりのある、暖かみのある作品に仕上がっている。見ていてなんとも嬉しい。最近あんまり良い作品に出会っていなかったからか、笑うような話じゃないのに、にやにやしてしまう。やっぱり日本映画はこうでなくちゃ。舞台は庄内の小藩、武士だけど半分農民みたいな暮らしをしている清兵衛の、会津武士のような筋の通った凜とした、それゆえ不器用な生き方に、なにか感情移入してしまう。私も出世とかそういったものに、全く価値観を見いださなかった家庭に育ったからかな…。大事なものはそこではなく、ここにあるだろう、ん？と一家団欒？の場面で画面から滲み出てくるメッセージ。決して押しつけがましいわけではなく、静かに、暖かに流れているものがそこにある。そうそう、お目当ての田中泯。まさか真田広之を喰ったりはしないだろう、と思って観ていたけど、真田広之も危なかったような、そんな気がするほどの存在感。（ちなみに実家の両親は劇場で観ていて「真田広之すら喰われていた」と言っていた。）家屋に立てこもり、最後の最後での斬り合う前の緊張感張り詰める中での語り合いは息を呑む。これほど狂気と哀愁に満ちた空気感を表現できるのはこの2人が演っているからだと、躊躇無く断言できる。そして狂気に突き動かされて始まる感のある斬り合い、斬られてから絶命するまでの、拍子抜けするほどの飄々とした仕草。この動きは舞踏家の彼にしか出来ないのかもしれない。時代小説は結構好きで、ぼちぼち読むけど、あんまり時代劇は観ていなかった。でも、これだけの佳作に出会うと、時代劇をもっと観てみようかな、と思わせる。この作品なら、ぶっちゃけ欲しい。年の瀬に今年観た中で三本の指に入るような、そんな作品に出逢えて良かった(*^_^*)

  2009.12.21

• 

  一緒に、帰ろう。

  期間延長してやっていると聞いて、いてもたってもいられない、といった感じで、観に行ってきたw「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」満身創痍の姿で、今も地球を目指して飛び続けているはやぶさ。「もう駄目か('A`) 」というトラブルを何度も乗り越え、そのたびに「奇跡の復活」と言われ、運用部門は予算が少ないながらも「地球一の諦めの悪さ」で頑張りまくり、その姿に感動し、じわじわとファンが増えているのが今。とにかく、トラブル続き。発生したトラブルは前にちょいと紹介した気がするので、ここでは割愛するけれど、とにかくトラブル続き。そのトラブルの多さ、満身創痍の中頑張る姿から出てきたイラストが左の「おつかいできた」画像。今や、JAXAの運用室の壁にも貼ってあったり、学術論文にまで採用されていたり、と、このプロジェクトを象徴するかのような存在になっているようで。でも、これほど分かりやすいイラストもないんだよね。本当にうまく表現できていて、最初にちょっと笑って、それから「頑張れよ！」っていう気持ちになる。そう、「頑張れよ！」というのは運用しているJAXAのスタッフに向けても勿論だけど、「はやぶさ」本体に向けて言っている。このイラストが擬人化されているのと同様に、もう「はやぶさ」はただの探査機ではなく、まさに「おつかい」に出した我が子のような存在として、それを知る人たちの間で受け入れられているように思う。この映画でも、語り口はまさにそれで、我が子に対して語りかけるように、優しい口調で篠田三郎が話す。初めて知った情報はほとんどなかったし、この映画が製作された後もトラブル続きで、そのことについては当然のことながら紹介されていないのだけれど、それでも観る者を感動させる。まあ観に来ている人はほとんど全員「はやぶさ」を知っていて、そのために来ているんだろうけど。年齢層めちゃ高だったし。(^_^;それでもイトカワへの最初の着陸がほとんど「衝突」のような形で、30分近くにわたって、地表面でまさにもがき続けたはやぶさの姿は、これが機械だとは思えないくらいのもの。実際に現地でどのような事態に遭遇したのかはわからないけれど、これによって機体に大きなダメージを受けたはやぶさ。それでも上昇後、再度着陸にチャレンジし、成功させて離脱するところなんかは、ちょっと泣けてきてしまって…。(/_;)涙腺が本当に弱くなった。作中で何度か出てくる、はやぶさのビーコン。甲高い音が、なんとなくお父さんお母さんを探す子供の声のように聞こえてきて、胸が苦しくなる。ああ、やっぱりこの子は日本の宇宙科学技術が生み出した「子供」なんだ、と思う。別に有機体でなくてもいいじゃないか、この子は今、家に帰ろうとしているんだ、そう思えてくる。度重なるアクシデントを乗り越え、今も地球に向かって飛び続けるはやぶさ。運用状況もギリギリで、リアクションホイール(残り1)がやられたら、さすがにギブアップ、という話も出ているし、現在動いているイオンエンジンが年内にトラブルを起こすようだと、帰還が3年後になる、但しそこまで機体がおそらく持たない、という話も聞く。綱渡りのような毎日。そんなはやぶさとスタッフを支えているのが「絶対に地球に帰ってくる！」という強い思い。それは、この映画からもひしひしと感じることが出来た。私も、はやぶさ関連のニュースを見聞きするにつれ「絶対帰ってこい！」と思う1人。あと半年ちょっと、応援しているし、帰還を信じている。そう思っている人が、きっと日本のみならず世界中にたくさんいる。その人々の思いが、はやぶさに届き、少しでも力になることを願う。強く、強く、願う。

  2009.12.06

• トルヒーヨのハルディンに一緒に行きませんか？的な何か。

  お腹の調子は相変わらず良くなくて…。(´･ω･｀) 一端体調が下降線になるとなかなか上向きにならないのは…やっぱり歳のせいなんだろうな。あーあ。「河童」河童と言えば、あれである。芥川龍之介の「河童」以外になにがあるというのか。で、これ、その芥川の「河童」である。これを借りてきた理由としては、梅津和時以外に何もない。本人出てるという、ただそれだけの理由で借りて観た。うん、ちょっと訂正しなくてはならない。以前私は今年観たDVDの中で一番の駄作は「蛇にピアス」だと書いた。本日をもって、その座はこの「河童」に譲ることにする。(爆)いやー、なんという学芸会。主人公の男のセリフの棒読みっぷりとか、河童の衣装とか、1時間ちょいの作品なのに、いやー長かった。(^_^;折角原作の雰囲気を壊さないようにしている感じがあったのに、なんと言うか、勿体ないことしたなぁ、という印象。もうちょっと時間と金をかけてじっくりやれば、この「河童」という題材自体は物凄く深くて怖い話だし、結構な社会的インパクトを与えられるものになったのかもしれない。いかんせん、なんか趣味で作ってみました的なものに仕上がってしまっていて、芥川ファンとしては、中途半端な作りに見えて、それが非常に残念。文芸作品の映画化って質的にも興行的にもなかなか難しいものだと思うけれど、その壁に辿り着く前に、それを超える努力を放棄しちゃったら、そりゃ良くはならないわなぁ…。むー。

  2009.11.15

• 海、空、風と彼女たち

  帰りの電車内、周辺の人々がみんなタバコ臭くて、気持ち悪くて吐くかと思った。('A`) 次の駅で降りて場所変えたけど、身体に臭気が染みついた気がして、しばらく鼻腔内からタバコ臭が抜けなかった。これだからタバコは嫌いだ。まあそれとは全然関係ない話だけど。「メゾン・ド・ヒミコ」最近某愚妻がオダギリジョーに転んでいて、彼の出演作品を漁りまくっているんだけど、これは彼女が近所のブックオフで買ってきたもの。まあ前々からちょっと興味はあったので、夜中こっそり独りで観てみた。ストーリーとかそんなことは置いておいて。これはもう田中泯の存在感、それだけが燦然と、かつ圧倒的に輝いている。主役はオダギリジョーで、相方は柴咲コウなんだけど、どれだけオダギリジョーがセクシーなゲイの兄ちゃんをやっていても、柴崎コウがほぼすっぴんで冴えない土建屋の事務員のねーちゃんをやっていても、この舞踏家さんには全然敵わない。この圧倒的な存在感は一体どこから来るんだろう？そればっかり考えていた。ゲイの老人ホームという設定がなかなか異色で、それでいてしっかり問題提起もされていて、なかなかの佳作。愚妻はオダギリジョーLove(はぁと)ってな感じだったようだけど、私としては柴咲コウってほくろ多いなぁ(メイクで足していたらしいけど)ってのと、やはり田中泯の目の力、全編通して殆ど寝ているorタバコを吸うだけ、台詞も殆どなし、という状況下でのあの身体全体から発する匂いのような、そんな身体を使った演技というか、まあとにかくだ、物凄い人がいたもんだ！と驚嘆。しかもこの人本職は舞踏家なわけで、オフィシャルサイトの「私は地を這う前衛です」という言葉、格好良すぎる。でもあの演技は、この舞踏家という本職があったからこそ出来る業だと思う。この人が出ている他の作品を観てみたい。台詞としては、柴咲コウ(言い忘れたけど、田中泯扮するヒミコの娘役ね)との掛け合いの中で、柴咲コウが父親に対する嫌悪と憎悪の塊のような言葉を浴びせた後に、田中泯扮するヒミコが「私は、好きよ」という部分。父親になりきれなかった「男」として、ヒミコという「女」として、色々な思いが詰まった中で、なお親としての情の深さというか、そういったものを感じさせて、鳥肌が沸き立つような思いをした。親子関係でのキラーセンテンスだよなぁ、こういうのって。エンディングがちと世間というオダギリファンと柴咲ファンに迎合したかな？という感じがしないでもなくて、うーん…という感じだったけど、とにかくヒミコが圧倒的過ぎて、後の印象が薄いのよ…。(´･ω･｀) 建物は、今も御前崎の海岸べりに建っているらしい。海と空とゲイの老人ホーム。いい風景。そして、これが伏線。(^_^;

  2009.10.26

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  縮小均衡だけはやめてね

  東京モーターショー2009、行ってきた。道は案外空いていて、皆さん郊外に出て行っちゃうんだな、と実感できる都心部の交通量。首都高もすんなりで、1時間半くらいで幕張到着。普段からこのくらいで行けるのなら、千葉マリンでの猫観戦も夢ではないんだけどな…。さて。会場入ってまず思ったこと。「うわぁ…こぢんまりとしちゃったなぁ」今回海外メーカーが殆ど不参加で、自工会なんかはそれはそれはショックだったんだろうけど、その影響がモロに出ていて、会場規模、前回前々回あたりの半分くらいなのでは？っていうか多分半分だと思う。国内メーカーもみんな規模を縮小していて、全体的に随分とちっちゃくなってしまっていた。コンパニオンのお姉さん方も多分例年の半分くらいだったかもしれない。カメラ小僧は相変わらず多かったけど、部品メーカーあたりはコンパニオン無し、ってところも多かったように思う。更にパンフがどこもみんな「コストかかってねぇなぁ…」というようなものに。トヨタなんか「どこのチラシ？」と思えるほどにペラッペラ。ホンダも小さくなってたし、日産あたりが1番金かかってたかも。そして、どこもかしこもエコエコエコ。エコエコうるさいわ！と思ってしまうくらいにエコ。そりゃ確かにこれからのクルマは環境性能を1番重視されるわけで、とにかく環境に敏感な日本のメーカーがこぞって環境をPRするのは間違ってはいないけれど…、その中でなんかどこも似たり寄ったりな雰囲気になってたような気がする。そんな中でちょいとはっちゃけていたのがトヨタ。このご時世に86コンセプトとかいうFRとか、LFAとかいうオバケスポーツカーを出してきたりしていて、クルマ本来の持つ荒々しい魅力みたいなものをちょっとだけでも垣間見せてくれた。うわっ珍しい、私がトヨタ褒めてるよ…。（笑）あとホンダの謎の一輪車。モビリティの色々な可能性を探っているホンダとして、こっちの方向に出てくることはまあある程度は予想できていたけど、なかなか完成度が高くて、クルマじゃないけれど、これからの社会を見越した上で、特に介護部門で貢献できそうな、そんな可能性、というかこれも実用化できるっしょ。介護サポートとしてのモビリティとか、うまい線だと思う。これは期待大。しかし、寒かった…。('A`) ここまで気温が下がるとは予想しておらず、薄着で来てしまって…。風邪は引かなかったけど、会場内の熱気が暖かく感じられた、というオチ。普段なら人当たり(いや今日も人当たりしてグロッキーだったけど)してすぐに外に出ちゃうんだけど、今日は隅っこで暖を取っていたしw個人的な感想としては、右へならえで環境に目を向けているのはいいけど、そこからどうやって個性を出していくのかが課題になってくるんじゃないかな、と。クルマ好きとしてはそんなところが気になったわけで。あとは次回以降、海外メーカーの復活はあるかどうか。このままだと規模がどんどん小さくなりそうで、時節柄仕方のないこととはいえ、このままじゃ自動車産業は斜陽だと言われかねない。もうちょっと元気が出てくるといいな…。

  2009.10.25

• 期待が大きい分失望も以下略(´･ω･｀)

  やはり？楽天強し、でCSの第1ステージは終了。鷹は良いところを全く見せることなく今季が終わった感。勢いの差というものは恐ろしい…。札幌は初戦で決まりそうな気がするけど、どうだろう？鷲が勝てばそのまま突っ走りそうだし、ハムが勝てば地力で鷲を押しとどめて日本シリーズに出場しそう。まあとにかく楽しませてもらうつもり♪「蛇にピアス」もう何年も前になるけれど、若い女性2人が一度に芥川賞を取ったことがあって、その風貌があまりに違うので「キャバ嬢」と「清純派」と区別されていたことがあった。この作品は「キャバ嬢」の方。（笑）それの映画化。…しかし…、この映画が好きな人には大変申し訳ないんだけど、今年借りて観たDVDの中では間違いなく1番の駄作だわ…。('A`) 監督もやる気があったのかそれとも途中から収拾が付かなくなったのか、それはよくわからないけど、とにかく工ｴｴｪｪ(´д｀)ｪｪｴｴ工という感じ。主人公の吉高由里子が孤軍奮闘。半分くらいの時間はパンツ一丁か裸なんじゃないの？ってくらいに体当たり。(^_^;文学的志向が強い作品は得てして興行的に厳しく、結果として主演女優に脱がせてその話題性で少しでも動員を稼ごう、というパターンが多いのだけど、これもそうなのかな？と最初は思っていた。…しかし、文学的志向、あったのかなこれ…orz。例えあったとしても、リアリティが中途半端に欠けているようで、妙に浅薄。中盤までは吉高由里子の壊れていき方にその薫りを感じることができたようにも思うけれど、最後の方はちょっとグダグダだったような気が…。話が飛びすぎなのか、原作が元々こうなのか。原作…読むの？うーん…気乗りしない。そのくらいある意味やられちゃった作品。(-_-;何回か観ていくと良さも分かるのかも知れない。でももう返しちゃったし、もう1度観ろと言われてもちょっと微妙かな…。口に合わなかったと言えばそれまでだけど、折角主演女優がかなり頑張っていたのに、制作陣がそれを浮いたものにしちゃったような気がして、そこが残念。チョイ役でやたら豪華なメンツを使っていたけど、それもこの作品を浅薄なものに仕立て上げてしまった要因の1つであるかもしれない。好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思うし、名作だと思う人と駄作だとバッサリやっちゃう人ともはっきり分かれると思う。私は後者。残念ながら。

  2009.10.17

• 知識と判断。

  なんでも、デジタルリマスター版が出たらしい。私はそんなこと全然知らなくて、TSUTAYAに行ったら世界名作劇場の列にぽつんとこの子が置いてあったから、思わず借りてしまっただけ。「風が吹くとき」レイモンド・ブリッグスの怖すぎる絵本。っていうか、スノーマンと同じタッチでこれほどの恐怖と悲しみ。核の引き起こす悲劇をリアリティを持って発信するのは日本人の専売特許？だと思っていたけれど、そんなことはなかったと思い知らされた作品。イギリスの片田舎で暮らす老夫婦。こんなところにまで核ミサイルが降ってくるなんて、どんな世界滅亡だよ？と野暮な突っ込みはしないように。(^_^;政府推奨のやり方で簡易シェルターを作る旦那さん。政府のパンフレットは全て正しいと信じ、これで安心と疑わない夫婦。個人的にはこの盲従とも言えるこの夫婦の態度が1番怖かった。私たちが日頃正しいと思っていることは、どれだけの裏付けがあるのだろう？「テレビが言ってるから」「新聞に書いてあるから」「国が言ってるから」正しいの？ホントに？私らが住む日本という国は、世界で唯一の核被爆国であり、その経験、悲劇を後世に伝えていくのが歴史的な使命となっている。と私は思っている。これは日本に生まれたからには逃れられない。アフリカの貧農に生まれ、生涯を飢餓と戦わなくてはならない子供達と同じだ。彼らの背負っているもの、日本人が背負っているもの、多分それは殆ど変わらないものだ。宿業と言ってもいいのかもしれない。と私は勝手に思っている。で、その日本は、核の恐ろしさを世界に、歴史に刻もうと真剣に子供達に核について教えてきた。ヒロシマ、ナガサキという単語は、広島、長崎という単語と比べても明らかに違う意味を持つ。その重みがどこから来るのか、私たちはほとんどDNAに刻み込まれたレベルで、知っている。その原爆の能力、放射能の恐ろしさを学んでいる者から見れば、彼ら老夫婦のしていることはまさに自殺行為なわけで、まあそもそもが簡易シェルターなんて紛い物以外の何物でもないのだけど、雨水を飲むとか、外の空気を吸うとか、埃だらけになって部屋を片付けるとか、どんだけ放射能に対する知識がないんだ、と愕然としてしまう。案外、知らないというのはこういうことなのかもしれない。その後に訪れる運命は、どんなに彼ら夫婦がそこから目を逸らそうとしても、逃れられるものではない。明らかな急性放射線障害であるのにも関わらず、知らないがために更に破滅への道を急ピッチで突き進む老夫婦。ここまで来ると健気で泣ける。世界が滅んだのを知らずに、ただ純真な気持ちで政府を信じ、救援を待つ。もう誰も来ないのに、「…な筈だ」「…に違いない」と自分に言い聞かせ、そして何もしない。この作品を観て、「excessive innocence is guilty」という言葉を思い出した。(あってる？ひょっとして　an とか付く？)あまりに純粋過ぎるのは最早罪悪である、といような意味だけど、彼らの姿を見て、そんな気持ちが心をよぎる。私ってキツイかな？知ることの重要性、特に、核兵器について、原子力について、放射線については、ある程度は知っておかねばならないと思う。それらが引き起こすものが、一体私たちに何をもたらすのか。多分これは地震や天変地異にも通じるんじゃないか、とも思う。正確な知識と判断。この老夫婦をただの怖くて可哀想な物語で終わらせないために、私たちは学ばねばならない。そう強く感じる。ちなみに、もし放射線が大量にばらまかれた場合は、厳重に戸締まりをして、外には絶対に出ない、これが原則。鉄筋コンクリートの建物があるのなら、そこに事前に避難できればなお良し。とにかく埃、雨、外気に触れない。と、私は認識している。これもあるいは正しくはないかもしれない。何が正しいのか自分で判断しなくてはいけない、そんな時が来る。かもしれない。

  2009.09.24

• さよならヱヴァンゲリヲン(/_;)/~~~~

  気づけば新座では上映終了していたヱヴァ。考えてみたらもう9月だもんな…、さすがにそろそろ全国的に上映終了の流れだよな…、と思っていたら、そのへんに鼻がきくようになってきたのか我が馬鹿息子、「ヱヴァ観に行きたい…」と金曜の夜あたりから私の顔を見れば言う。こちらもブチ切れて却下しても良かったんだけど、立場的にそうはできない悲しさ。なんせお子ちゃま達の倍は観てるからねぇ…。(^_^;それに上映終了間近ということも手伝って、無碍に扱うことも出来ず、財布の中身は心許なかったけど、これが最後ということで新宿まで観に行ってきた。息子娘は4回目。8歳と5歳で同じ映画4回観るってどーなのよ、とちょっと思ったりもするんだけど、私は私でなにげに7回目だったりするので(数日前だけど平日休みがあった時に渋谷に行く用事があって、そのついでに、つい…w)これはもう同じ穴の狢、素直に祭の最後の気分で楽しもうかと新宿ミラノ座へ。初号機フィギュアと綾波フィギュアの前でお子ちゃま達は写真を撮り、それから観賞。ばかでかい箱で画面はデカイけど、音響的には新しいシネコンとか狭い箱の方がいいように思う。前回来た時もそう思ったけど、渋谷は小さい箱で音もそこそこ良かったので、尚更そう感じたのかもしれない。ドルビー恐るべし。何度観ても圧倒されるし、感動もそんなに薄れたりはしない。「破」は今までのエヴァ(旧版も含めて)で1番音楽的に圧倒的な迫力を備えていると思う。音圧っていうの？とにかく凄い。サントラ聴き比べてもその差は歴然。あと今まであんまり触れていなかったけど、画像の細かさ美しさも凄い。本当はもっと綺麗な画のことに触れるべきだったんだろうけど、いかんせんヱヴァが基準になっているので、これが当たり前なんだと思うようになっていたwwwそれってすげーハードル高いよwそう、ハードル高いと言えば、こんだけ「破」で頑張っちゃって、「Q」のハードルはめちゃくちゃ上がった気がする。これ以上のものを作らなきゃいけないわけだし、多分製作者側もそのつもりなんだろうし。結局「エヴァ以上のアニメはなかった」という言葉は誤りではなかった、という事を作品を通して証明してしまった庵野総監督、次どーすんだろ？とはいえ、7回目だろうが何回目だろうが、純粋に楽しめた時間。公開からこっち、ヱヴァにいくら使ったかわからないし、額を知るのが怖くて計算したくもないけど、それだけ出費した甲斐はあったと思っている。エヴァオタ達のお布施？を次作に存分に役立ててくださいなwこれでいよいよ「破」ともお別れ。(だと思う)少なくともお子ちゃま達は今日で最後、としっかり認識していて「次観るのはDVDだね…」と帰りの車中で呟いていたwこの数ヶ月で完璧にエヴァオタと化した愚息長男、ちょっと寂しそうに「ヱヴァだって終わる時が来るんだよね…」と言っていたのが印象的。っていうか8歳児のくせにそんなこと言うなwww「Q」が公開されるまで生きていられるかどうかわからないけど、少なくとも生きる目標はできた。ブームが収まり、熱狂の波が脳漿の底の方に静かに片付けられていく日々を、優しく穏やかに見守っていきたい。またその箱を開け、解放させる、その時まで。

  2009.09.06

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  横田友好祭行ってみた、その３。

  さて、ラプターを見てしまい、目的の.999まで達成してしまった後で、何を残せと言うのか。（笑）いや、そこまでラプターオタではないけど。っていうか、軍板で「ラオタ」という単語が普通に使われていたのには笑ってしまった。まあ私もニワカのようなもんだし、笑ってもいられないけど。(^_^;さてと。AWACSのレーダー部？がぐるぐる回ってるのを尻目に、向かい側でどーんと鎮座するC17（多分）に向かう。内部も公開していて自由に見て回れるというのが太っ腹。戦車も普通に搭載できそうなくらいの大きさに驚嘆。よくこんなずんぐりむっくりな出っ腹で飛べるよな…、と思ってしまう私。(^^;洗練されたまさに機能美の極致とも言える戦闘機とは対照的に、機能性重視、とにかく積めて、長い距離飛べて、という感じのコンセプトが機種名知らなくてもあちこちから滲み出ているのが輸送機の味なところ、かな？ずらっと続く長蛇の列の最後尾について、そのまま待つこと40分。コクピット内にも入ることができた。機器類がずらーっと並んでいて、操縦桿くらいしか私には分からなかった。(-_-;お子ちゃま達を操縦席に座らせてパチリとやって、そのまま退散。なにせ長蛇の列、時間はかけられない。監視役？の兵士さんが愛想良かったのが待たされた身にとって一服の清涼剤。コクピットを背にしてそのまま進むと、仮眠室？がずらり。無理矢理押し込んだかのような簡易ベッドの多さに、この輸送機の航続距離の長さと、乗員の多さを感じ取る。下手すりゃ調理室くらいありそうだwそれにしてもあちこちに穴のように出口？があって、いろんなところから脱出？できるようになっていたけど、あんなばかでかい輸送機のてっぺんによじ登って、って想像するだけで足がすくむ。実際外に出てみると結構高い、タラップからラプター方面を眺めてもその高さが分かる。ラプター目当てで来たけど、こういう経験ができたのは良かった。予想外の収穫。で、そのままテント村？に戻って昼ご飯にしようか、と歩き出す。この頃から日差しが出てきて、会場内一気に灼熱地獄。いやもう照り返しもあって暑いのなんの。汗がだらだら噴き出し、紫外線が肌を焼くのが実感できる。とにかく暑い暑い言いながらもなんとか露天街に到達。どうでもいいけど、野外ステージで演奏してたバンドの姉ちゃん達、音外しすぎや。余計に暑く感じる。('A`)またここで焼いていた肉やらハンバーガーやらがダイナミックwポンポン放り投げるかのように焼いていく。流れ作業でw煙が立ちこめ、その勢いに圧倒される。これは…、この作りっぷりは…、最早メシではなくエサでは？(´･ω･｀) いや、面白半分で書いてますんでw空軍的食料大量生産の図、とも言うべきか。（笑）とにかくチーズバーガーとホットドッグを買って、そのへんの片隅にそのままどっかりと腰を下ろして、食う。食べるなんて上品な単語はなんか似合わない。日陰もなく、みんな暑そうな表情で、その辺に適当に腰を下ろして食べている。私も頭からタオル被ってもしゃもしゃ。味は言わずもがな。実にアメリカ的。もし今度来る機会があったらステーキチャレンジしてみようかな…。味の想像はつくけどw愚息長男がかき氷食べたい、と言い出すので「よし、行ってこい！」と金を渡して派遣。この日ほど、かき氷が美味しいと思った日はなかったw子供達は食事をしてからしばらく遊具で遊んでいたけど、こちらは日差しや暑さや日頃の疲れにやられて既にグロッキー。昼食前後で水を大量消費。色水は適当に切り上げて、クリスタルガイザーにスイッチ。多分一気に3L位買って、数分で消費したように思う。飲むだけでなく、身体にかけて体温を下げる。特に子供達が心配で、服が濡れるのも構わず結構ぶっかけた。毎年毎年あんなに暑いんじゃ、倒れる人も結構いそう…。ちょいと遊んだらお子ちゃま達はすっかり満足したようで、「じゃあ、帰ろうか」と。帰り道は半分がこれから行く人、もう半分はこれから帰る人、で道路はカオス。それ以上に駅がカオスwこれから行く人、電車を降りてから駅構内から出るのに10分。これから帰る人、階段から長蛇の列、駅前から改札を通るのに15分。なんせ牛浜駅、改札機2台しかないんだもん。2日で20万人とかいう動員をこれで捌けるわけがない。次来ることがあれば、帰りは頑張って拝島まで行こう、と列に並ぶのが嫌で、駅隣のマルエツに避難しながら思った。そして、今日ほどJRの冷房が心地よく感じられた日もなかった。肌はチリチリに焼け、普段仕事してる時と同じくらいの汗をかいたけど、それでも行って良かったと思う。来年…、行こうかな。ラプターが来るのであれば。(^^;

  2009.08.23

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  横田友好祭行ってみた、その２。

  ということで、続き。各戦闘機の前にはパイロットがいたりいなかったり。パイロットがいるところは、即席のグッズ販売会になっていた。シャツやら帽子やら、その他色々と売っていたらしい。小遣い稼ぎ？気さくに記念写真にも収まっていたし、フレンドリーな雰囲気満載。こういうところがこの友好祭の醍醐味なのかもしれないなぁ、と遠巻きに眺めながら思った。   　さて、本命はここから先。一番奥、AWACSの手前に、その他の戦闘機と同じように、特別扱い、という雰囲気はさほど見せずにF22はいた。ん、でも警備兵がいたから特別扱いではあったのかな？ここが一番人だかりができていたけど、思っていたほどではなかった。全体的にだだっ広いせいもあってか、入間の航空祭よりは混んでいるような感じはしなかった。機体を間近で見た印象としては、ちょっと薄くて、微妙な曲線で全体が構成されていた感じ。この曲線が全部ステルス性に関わってきているんだろうな、というのは想像に難くない。キャノピーはそれまで見たどの写真を見ても金色っぽくて、これは現地で見ても変わらなかった。後で聞いたらあれは電磁波の対策かなんかで金箔を貼っているか金を練り込んでいるかしているからだとのこと。へー。ぱっと見、これが世界最強戦闘機だ！というようなオーラ？は全くなく、見事に他の戦闘機達の間に埋没wそれでも他とは少し間隔が空いていたから、そのあたりは米軍も配置に気を遣ったんだろうな、と思っていたら、午後私たちが帰ってから偵察機のU2が途中参加してきたとのことで、多分それ用のスペースだったんだろう。(^_^;この前でお子ちゃま達の写真も撮って、ある程度満足。テレビやネットで見るのと同じものがそこにあるだけだったけど、それでも直に見ることができるというのは眼福以外のなにものでもなく。来たかいがあった。もう1回続く。ただ更新は夜になるかと。

  2009.08.23

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  横田友好祭行ってみた、その１。

  昨日ですが、横田基地の友好祭に行ってきた。F22が来ているというのでモチベーションは上がりまくり。普段は起きられない休みの朝もズバッと起きてそそくさと支度。まだ父ちゃんは寝てるだろうし、のんびりすんべ、ってな感じのお子ちゃま達もびっくりしてたw行き方は、事前に調べると青梅線の牛浜駅から徒歩、とある。16号線沿いに駐車場はないし、あってもぼったくり価格だという事も書いてあった。ということでバスと電車を使ってちまちま行くかとも考えたけど、それだと乗り換えが物凄く面倒臭い。バス乗って久米川に出て、久米川から小平で乗り換えてそこから拝島行きに乗って…、とか考えてたらうんざりしてきたので、途中までクルマで行ってそこから電車に乗ることにした。いわゆる勝手にパーク＆ライド。ネットではお勧めは小作と書かれていたんだけど、そうなると逆に小作が混みそうな気もしたし、小作遠い…、ということで武蔵砂川にクルマを突っ込み、拝島線経由で行くことに。電車賃が多少勿体ない気もしたけど、最初からバス使って行くよりはマシさ、と。で、9時ちょい過ぎに現地着。既に人波はうねりをもってゲート前から駅まで途切れることなく続いている。うわあああ、こりゃ入るのも大変そうだ…、と思ったら手荷物検査で時間がかかってるだけだったらしい。その手荷物検査もザック抱えてたりする人達が対象で、小さい手荷物程度の人達はスルー。金属探知機もあったけど、ランダムで適当にやってる感じで当然身分証の提示もなし。そのへんは意外と緩かったけど、その辺にいる米軍の兄ちゃん姉ちゃんみんな当然のように拳銃携行、警備兵はライフル？持ちで、そのあたりの威圧感は抜群wでも全体的にはおおらかな雰囲気で、あっちの人達もお祭りムードで楽しんでいるようだった。でも広い！ゲートくぐってから歩く歩く。出店コーナーに辿り着く頃にはそこそこ疲労wとりあえず飲料水を確保しようとして、買ったのがこれ→アメリカ人って普段からこんなの飲んでるの？(´･ω･｀) 「色水」と揶揄されてる理由がよっっく分かったwしかも買う時に相手してくれた黒人の兄ちゃん、「オレンジ、グレープ」とか言って指さしてた癖に、買ってみてからそのオレンジ色のボトルを見てみるとそこにはTROPICAL MANGOの輝かしい文字が…。(´･ω･｀) しかもどこがマンゴーなんだかさっぱり分からない味だったし…。ただひたすら甘かった('A`) そのままとりあえずテント村？をスルーして飛行機展示場へ。展示場と言ってもただのハンガーで日陰ゼロ('A`) 大型輸送機の主翼の下が唯一の日陰で、日差しが出てからはそこに人が集まってなんだか避難所のような様相を呈していたwまあいいや。とりあえず、F16とA10。A10なんて日本にいたの？？？と思ったけど、どうやら韓国が出張ってきたらしい。…そうだよねA10なんて日本ではとりあえず必要ないもんね…。(´･ω･｀) って見づらいかな…。カメラしょぼくてごめんなさい。     続いてF15にF18。スーパーホーネットはさすがに来ていなかった模様。って見た目どう違うのか私には分からないけど。すぐ隣には自衛隊からF2とF4がいて、ファントムの老体に鞭打った今日の出張には心底お疲れ様でした、と言いたい。容量の都合で、F2以下の画像は後ほど。要するに続く、ってことで。m(_ _)m  

  2009.08.23

• これもある種のセカイ系なのかも。

  釧路帯広遠征は両日とも雨天中止。ただの観光旅行になっちまった。疲労を考慮すると選手達にはいい休養になったかもしれないけど、どのみち来週はオールスター休みだし、この中止2試合分がただでさえ過密日程な秋に組み込まれるかと思うと…(((( ;ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ いっそ日程に空きが出来る10月に入ってから2連戦で組んじゃえば？と思ったりもするけど、どーするんだろうパリーグ連盟…。話は変わりますが。「地球が静止する日」うーん、正直に告白？すると、結構キアヌ・リーブス好きなんです。マトリックス3部作だけでなく、なんだかんだで彼の出演作はかなりの割合で観ていたりします。あの戸惑いをスパイスにした無表情フェイスと言いましょうか、基本的なキャラ付けがどの出演作観てもあんまり変わらないというところが微妙なところではありますが、その表情が好きというかなんというか、まあ別にその辺はいいや。この作品、1951年に製作された同名作品(邦題では「の」と「が」で区別しているようです)のリメイクだそうで。不勉強で元の作品を知りませんでしたが、元作品はカルト的名作とかで、なかなか評価も高いようです。まあ評価高くなきゃリメイクなんてされませんけど…。(^^;さて。お目当て？キアヌ・リーブス。まあ、このスーツ姿、既視感がめちゃくちゃあるんですけどwそれはそれとして、この宇宙人の登場時の宇宙服？のアイディアはなかなかなもの。妙に感心してしまいました。その星の環境に合わせて身体を作り替えられるってスゴイ。で、環境がテーマなのかな？とにかく地球上で悪逆非道の限りを尽くす人類に最終警告をするためにやってきた、このクラトゥという宇宙人とゴートというロボット？しかし、いきなりライフルで撃たれる来訪者('A`)なんと短絡的でかつ人類のお馬鹿さ加減を象徴していることか。（笑）いや、笑い事じゃないか。まあとにかく、地球を存続させる為には人類を滅亡させるしかない、という結論が呆気なく導き出されるわけ（しかもスパイ？役で出てくるアジア系の爺ちゃんの台詞が、この後の展開を示すフラグ立てまくりなわけで…w）で、ここまで短絡的に物事決めちゃうような種族が地球人のこととやかく言える立場なん？とかそういう微妙な突っ込みを入れつつ、先へ。で、冒頭から登場してる科学者のお姉さん（髪型補正がかかって、私はかなりストライクゾーンだったのは内緒の話w）がこの宇宙人を助け、一緒に行動。家族愛もテーマに無理矢理？ねじ込んで、このお姉さんと義理の息子のやり取りを見て感じて、最後にお姉さんに口説かれて、クラトゥこれまた呆気なく翻意。とにかくそんなに近視眼的に決めちゃっていいの？このお姉さんと義理の息子だけで判断しちゃうの？あああああ。本人の演技はオーラ出ていて良かったんですけど、ストーリーというか、脚本というか、練り込み掘り下げが全然足りてない感じ。環境風味の普通のB級パニック映画。登場人物も少なめだし、制作費がCGに廻っちゃって人にまで行き渡りませんでした的なものを感じてしまったりする。(-_-;ゴート君は迫力たっぷりで良かったけれど、他の市民や建築物は一瞬でやられるのに、この主人公母子にはかなりの時間的猶予があるのもなんだかなぁ、と。言いたいことは分かるし、よく伝わる。でも、その手段としてこの作品があるならば、もうちょっとしっかり作ってこいよ、と。リメイク作品に碌なモノはない、という定説を覆すどころか、好例を提供してしまった感じ。メッセージ性とかを抜きにして、単純なB級パニック映画としてなら楽しめるかと思います。私はまあそこそこ楽しめましたけど…ちょっとした疑問がありまして…、あのー、地球、静止してませんが…。（爆）あとは、ジェニファー・コネリー綺麗だなぁ、っていう見方しかしていませんでしたすいません。(^^;

  2009.07.19

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  次はいつ観に行くか、それが問題でして。

  朝からアクセルを踏み込む量も心持ち多くて、爆音響かせながら疾走するわがインテR。結局テンション高いまま、ここまで来た。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」朝イチ、10時開始の回を家族で観に行った。普段の休日ならまだ寝ている時間。しかしヱヴァのためなら早起きなんぞ屁でもなく。(^^;お子ちゃまたちは浮き浮きww我が家ではヱヴァに興味がないのは愚妻のみ。いつのまに洗脳？したんだか。（笑）劇場は相変わらずの空いていて、本当にここ大丈夫か？といつも思わされる。まあ今日はさすがにぼちぼち入っていたけれど、それでも全体の7割も入ってないかな…。ヱヴァ観たいけど、劇場混んでて観られない！とお困りのそこのあなた、是非シネプレックス新座へどうぞ。駐車場タダなのが魅力。電車じゃたどり着けないロケーションだけど。(^_^;以下ネタバレあり。事前にある程度の情報は得ていて、ストーリーは全然違う、綾波が別キャラのようだ、みんな大人になったw、等々。多少の不安は抱かせるものの、「でもとにかくスゴイ！」という絶賛の声にwktkしていたのも事実。席が若干前の方で首が痛くなったけれど、この凄さとなら、首の痛み激しい肩凝り、そんなの楽勝。作り手のヱヴァへの愛情が半端無く、それこそ画面の端から端まで、音の欠片にまで溢れんばかりに注ぎ込まれているのが分かる。それがまず嬉しい。キャラの改変、ストーリー変更、ちょっと戸惑ったりもしたけれど、これはこれでアリかな…。旧版に比べると流石に尺の問題で、キャラの掘り下げがないけれど、それは仕方のないこと。でもきっとこれからしばらく旧版と新版でキャラ対比がされて、どっちが好きだのどーだの、そういう論争が続くんだろうな、とはちょっと思った。（笑）個人的に綾波が「普通の女の子」になりかかっていることに驚き。ここまで感情を出せるようになっているとは。手料理会とか、旧版ではあり得ないだろうに。(^^;感情を知らない子から、少しずつ感情を知り、表現を覚えていく子になっている。ラストの方で、マイに向かって「ありがとう」と言えるあたり、目頭が熱くなった。いやマジで。あんまり綾波に思い入れはなかったはずなんだけどな…。それに引き替え思い入れ3兆倍はあろうかというアスカ。これも別人。随分と「素直」になった。これはただの正統派ツンデレだろう。出自が語られず、加持との絡みもなく、旧版に比べて（今のところ）最も掘り下げをスポイルされたキャラ。それでもシンジを素直に好きになっているのが伝わってきて、それをうまく伝えられなくて、というところがなんか可愛い。あ、あとアスカ、サービスお色気シーン多すぎwwwあと、全裸シーンの肝心の部分？の隠し方は最早芸術的とも言えるwwwwwwヱヴァ3号機に乗って、乗っ取られるのがトウジではなくアスカになっていて、結局アスカの乗った3号機（使徒）はダミーシステム運用の初号機に喰われるのだけど、アスカは喰われることからは逃れられないのか…、とそこんとこは悲しくなった。使徒はゼルエル以外、全部新作。少なくともデザインは新作。どれもこれもCG万歳な出来。迫力満点。高揚感半端無し。でもやっぱり3号機捕食、アスカ重傷→絶望してヱヴァから降りるシンジ→ゼルエル登場の流れは鳥肌モノ。マリが2号機に搭乗して、2号機はビーストモードといういわば暴走状態のような戦い方をするのだけど、それでもゼルエルに歯が立たず、零号機もやられ、絶体絶命のピンチにシンジ戻る、という流れはもうたまらんw何度でも観たい。そして綾波を救おうとするシンジに涙。普通に泣いてた私。シンジの成長というか、彼の過去とか心境とか色々考えてたら、自然と涙が出た。音楽の使い方もなかなか興味深く、随所でいわゆる懐メロ系が流れていて、それがまたポイントになるんだろう。マリ登場時は「365歩のマーチ」、3号機捕食は「今日の日よさようなら」、ゼルエル戦クライマックスは「翼をください」。特に「翼をください」は某動画サイト観てたんじゃないの？と思ってしまうような使われ方。アスカを救えなかった、せめて綾波だけは絶対助ける、というシンジの思いが画面上から溢れ出て、私の涙も溢れ出て…。･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡で、え？もうここでサードインパクト行っちゃうの？というところで引き。ええええええええええええええ、と半ば呆然としつつエンディング。宇多田ヒカルは新曲用意したのかと思いきや、多分アメリカでのプロモーション忙しすぎてそんな暇なかったのだろう、前作のアコースティックverでお茶を濁してきた。って、私はこっちのヴァージョンの方が好きだけど。さて、予告、と思ったらまだ続きがあって、カヲル君登場。サードインパクト？を止め、謎めいた台詞で本当に引き。ああああああああああ('A`) 予告は相変わらず？？？って感じで、まあこれは別にいいや。私はあんまり予告にとやかく言うつもりは無し。そうそう、プログラムが厳重なシール貼りがされていて、無理にはがそうとすると表紙が破ける。ネタバレあるから観るまで読むな、という注意書きがあり。家に帰ってから読む。そこで分かるものもたくさんあり、アスカの役割について、LAS人的にはまさに涙目展開なんだけど、プログラムを読むとまだ少し希望はあるのかも、と思わせる。（笑）綾波はシンジの母親なんだぞ！アスカを救えるのはシンジだけだ！とここで叫んでもしょうがない。(^_^;鑑賞後、すっかりヱヴァ熱が再発した私。コンビニで遂にフィギュア食玩に手を出し、大騒動に。私は一発でアスカを引いたからいいものの、愚息長男（アヤナミスト）がシンジを引き、悔しくてもう1個買ったら、それもシンジ。結果、見ていられないほど落ち込む。これは毎度？のことで、綾波が出るまでコンビニ巡りをしなくてはならなくなるパターン。紙幅？もないので途中の苦労は省略するけど、ようやくゲットした綾波（でもこれは序のだよ…、という突っ込みは、喜ぶ息子を見ていたらできんかった…）を手に、帰宅は21時過ぎ。…到着時刻である程度想像をしてください。くたびれた…。orz

  2009.07.05

• すぐに撃つなwwww

  夕ご飯食べすぎて気持ち悪い…。('A`) 明日からまた梅雨空で雨がちな天気らしいですね…。雨は憂鬱。仕事面倒臭くなるし。「ウォーリー」お子ちゃま向けディズニーCGアニメではありますが、ちょっと見てみたかったので、お子ちゃまたちに便乗してDVDレンタル。まあなんと言いましょうか、大人も楽しめる作りになっています。過去の色々な名作SF映画をモチーフにしたような(頑張ってソフトな表現にしてみましたw)シーンが多いのなんの。（笑）多分私には分からないネタもたくさん仕込んであったんだろうな…、とちょいと思いました。ぶっちゃけ、吹き替え要らないだろ？ってくらい台詞は数少なく、とにかく主人公達の動きを楽しむ映画、なのにその動きだけでほろりとさせられるようなこともあって、私は結構この作品好き。…まあ、イヴのエキセントリック？かつ若干ヒステリック？な行動は、なんとなーくアスカを思わせたりもして、ああどこまで私はアスカスキーなんだよ('A`) と自分でも少し嫌になったり。関係ないですね。(-_-;話の筋立ては童話のような感じでそんなに複雑なものでもないのですが、考え出すと色々な警句、箴言のようなものもたくさんあって、例えそれがお伽話的であっても、大人にとっては子供と一緒に楽しみながらも、少し考えさせられる面もあります。でも説教臭くないのもまた良い面なんだよなぁ…。ディズニーってそういう作り方がなかなか上手いなぁ、と思います。

  2009.06.28

• 記憶力を失すのって幸福なんでしょうか…。

  この時間にしては、珍しくそんなに眠くない。まあ夕方昼寝して大爆睡してたせいなんだろうけれど…。でも横になれば眠れる自信はあるぞよ。（笑）「パコと魔法の絵本」どこかの映画館で予告編で観て、なにげに観たかったのだ。監督がどーのとか、そういうのは一切知らずに借りてきまして。とにかく無駄に豪華なキャスティング。（笑）役所広司やら加瀬亮やら妻夫木聡やら上川隆也やら、それぞれが主役張れそうなメンツ大集合。それもみんながみんな相当はじけてて、妻夫木君なんか、今の大河ドラマとのギャップ考えたら…恐ろしすぎる。(^_^;役所広司はこういう役をやるの意外と好きなイメージがありますね…。とにかく極彩色。CGも合わせて相当凝った作りをしているような気がします。っていうか、これ制作費いくらかかったんだろう…。単館系の映画だと思うし、黒字になったんだろうか…。余計な心配をしてしまいますわ。(^^;ストーリーとしては、まあベタなんでしょうけれど、それでも役所広司の熱演？で愚妻は泣いたそうです。かくいう私も映画館の予告編で泣きかけたんですが、本編では泣けなかったですね…。そういうの最近多いなぁ。主役の女の子が可愛いのは勿論ですが、意外と土屋アンナがかわいく見えてしまったのは、私の気のせいでしょうか。いいなぁ、あんなツンデレキャラ。（笑）このCGと極彩色てんこ盛りの画面と常にハイなテンションに馴染むことが出来れば、かなり良い話ではありますし、佳作として手元に置いておいてもいいのかな、とは思います。ただ、私はぶっちゃけちょいと馴染めなかったクチでして…。作品自体としては◎ですけれど、そこに慣れなきゃいけないっていうのは、この歳だともう億劫で…。('A`) 生命力が全体的に低迷している今日この頃では、少し豪華絢爛すぎたのかも。いや、本当に良い作品なんですよ、テンションが合わなかっただけです。さて、寝て起きたらまた土曜日までみっちり6連チャンが始まります…。 営業課長がなんの根拠も裏付けもなしに「とにかく根性で取ってこい！」とかいう会社はもう終わってますよね…。('A`)

  2009.05.10

• 壮大三国浪漫

  先日ちょいと観る機会がありまして。「レッド・クリフ」本編観てるとちゃーんと「赤壁」ってタイトル出てくるのに、なんでわざわざ横文字のするのかと。三国志オタが全世界で一番多いのは日本ですぜ、そこの旦那w横文字よりも素直に「赤壁」で良かったような気もします。で、ストーリーは赤壁の戦い前後の周瑜を中心とした魏・呉・蜀(この頃はまだ建国してないけど)の争い。諸葛亮孔明が天下三分の計を劉備に説き、この戦いがきっかけでその実現に向け大きく前進していくのですけど、まあそれはいいや。ストーリーは三国志演義を元にしているようで、とにかく劉備一派の武将達が格好良すぎ。趙雲を筆頭に関羽、張飛と殆ど鬼だし。呉も周瑜、魯粛と甘興(多分甘寧のことかと)あと多分黄蓋とおぼしき老将あたりが出てきますが、劉備一派の派手？な戦績には、到底かないませんな。どうでもいいけど、三国志武将の名前、ATOKには入ってなくて、探すの大変('A`) そして何よりも曹操、悪人として描かれ過ぎwwwあれじゃただのエロ親父な独裁者。三国志オタにとっては曹操は、どんな劉備好きも孫堅孫策孫権の孫親子好きも、ある程度は認めている乱世の姦雄。あのキャラはないだろうよ、と。個人的には諸葛亮孔明役の金城武が意外としっくりはまっていたのが良かったです。でも、どうせなら徐庶や鳳雛(ホウトウにするとホウの字が出ないorz)あたりも出して欲しかったですね…。物凄く用意周到？に仕組まれた一世一代の策なわけですから…。戦いの場面では、物量作戦？が功を奏したのか、迫力はありました。あれだけの人を集めるのがスゴイ。馬も半分くらいはCGなのかもしれませんが、こちらも迫力たっぷり。美味しいところは関羽や趙雲あたりが持って行ってしまいますけど。(^_^;三国志好きなので、語り出したら止まらなくなる可能性大、しまいには映画とは全然関係ないところまでやりだしかねないので、とりあえずこのへんで、その手の話はストップ。小喬役のお姉さんが本当に美人で、これは確かにハマリ役。でも大喬は出てこないのね…。それに対して孫権の妹(名前は知らんw)は…史実でもあんな感じだったらしいけれど、ちょっと出てきすぎ。女戦士としてなら、某指輪のエオウィンくらいの露出で十分。とりあえず今はパート2を劇場でやっています。赤壁のクライマックスということで、どんだけ火が使われているのか、ちょっと興味あります。最後は多分関羽と曹操なんだろうなぁ…、とか思ったりもしてます。劇場に観に行く暇はないので、DVDになるのが今から楽しみです。

  2009.05.07

• 美しい生活

  今日は花粉が凄かった('A`) マスクしながら仕事するのはお客さんには失礼かとは思うんだけれど、殆ど生命維持装置に等しい役割を果たしているマスク、これを外すともう仕事はできん。その代わり目だけは無防備で痒いのなんの。アルガード差しまくってもまだ足りん('A`) 「西の魔女が死んだ」先日紹介した本の実写映画版。登場人物少なっ。もうまんま原作の世界。改変も殆どなしで、同時進行で読んで観て、とやった身からしてみたら、読みながらでも頭の中に出てくるまいやおばあちゃんは、サチ・パーカーであり高橋真悠あであり。キャスティングは見事だと思う。とにかく原作の優しく穏やかな日常と風景がそのまま表現されているのが素敵。確かに映像化すると動きが少ない分、若干退屈な感じもするけれど、じっくりと味わうことができるとも言えるわけで、そのあたりは人それぞれの受け止め方によるのかもしれない。とにかくサチ・パーカーのハマリ具合が完璧。「アイ・ノウ」が「I know」ではなく「アイ・ノウ」なのがまた何とも言えずwww原作のセリフも重要どころは網羅しているし、本当にうまく作ったなぁ、と。まいは原作に比べて若干精神的に幼いままかもしれないけれど、それでも多感な思春期入口の少女を高橋真悠がうまく表現している。っていうか彼女も現在進行形で同じような思いを抱いているかもしれず…、そう考えるとこれは地かも？最期の決めゼリフも完璧に再現していて、清々しい気持ちで見終わることができた。人の死をこれだけ美しく前向きに捉えた作品もなかなか珍しいかもしれない。良い時間を過ごせたと思う。

  2009.03.02

• 別に酷評しているつもりはないですが。

  サッカーのワールドカップ予選は引き分けたみたいですね…。それもスコアレスで。もうサッカーまるっきり見なくなって随分経ちます。ジーコジャパンのメンツは個性的で面白かったけれど、今の岡田ジャパンは全体的に小粒なイメージで見ていても楽しくなさそうなのが理由ですが…。相変わらずの得点力不足、もう本当に柳沢もう一度呼べばいいのに、とか思う私。そうしたら多分見ます。(^^;駄目かなぁ？ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛先日TSUTAYAで一週間レンタルが解禁されていたので借りてきました。観ました。…。ナルニアって、最初の「ライオンと魔女」の時は原作にほぼ忠実だという触れ込みで、特に指輪が映画化(ロード・オブ・ザ・リング三部作)されて大ヒットした影響からか、どうしても指輪と比較されがちなんですけれど、今回のは正直言ってちょっと微妙…。原作読んでないのでなんとも言えないのですけれど、今回のカスピアン王子は原作大幅改変してますよね…。話のテンポが早過ぎるのがまず第一。カスピアン王子はあんなキャラなんでしょうか。テルマール人からの離脱とナルニアの人々の受け入れ方はあんなもんなんでしょうか。きっと原作では本人の心理的な葛藤や苦しさ難しさがあるだろうに、とか思ってしまいました。はい。あと、納得できないアスランの登場。なんで隠れていたのか、隠れざるを得なかったのか、の説明一切なし。ナルニアを助けることをしなかったのはなぜ？？？とずーっと疑問に思いつつ、本人（本獅子？）からの説明を待ったのですが、納得いけるようなものはなし。原作ではどうだったのか、ここはかなり気になります。例の４きょうだいはまあ、慣れたもんで。（笑）最初とは違っていきなり馴染んでいましたし。姉ちゃんそういやぁ弓の名手だったなぁ、と。観ている方も結構忘れてます。(^^;最後のあたりはちょっとしんみりしました。兄姉が「私たちはもうここには来ない」というあたり、唐突な感はありましたが、なんとなくこの世界の永さに対する人間の命の儚さのようなものを感じたりして。映画自体とあんまり関係ないですけど。全体的にキャラが立っていたのがテルマール人のボスキャラと、ナルニアではアナグマとネズミとドワーフ１人くらいで、物語に厚みがなかったと言いましょうか。相変わらず映像は明るめで綺麗で、そのへんは素敵でしたけど。指輪は全体的に暗めのトーンが多かったのでその辺は対極的でしたね…。結局、登場人物の心理面が掘り下げられていない面が大きく、正直言って、これ本当に７作全部映画化できるのか？と心配になってしまった内容。この作り方じゃ多分途中で飽きられるような気がします。ドラマがないですもん。指輪はとにかく登場人物の壮大なドラマがあって、それがあの作品を大傑作にしたように思うのですけれど、ナルニアには…、なんていうか、作り手達の原作に対する愛情があまり感じられないというか。仕事でやってる、って感じがちょっとしてしまうのですよ…。原作改変がかなりあった指輪がそれでもファンから愛されているのは、作品から原作への愛情がこれでもかと溢れ出ているからで、そのあたり、ディズニーは読み間違えをしているような気がしてなりません。２匹目のドジョウなんて諺、ディズニーは知ってるんでしょうか。次の作品の製作は決まっているようですが、この分だとちょっと先が心配です。そもそもカスピアン王子の角笛、日本ではそんなにプロモーションしていなかったように思うし、不安は増すばかり…。

  2009.02.11

• 原作者怒らないのかな…？ねえ鳥山さん。

  賛否両論というか、否しか聞いたことがないというのも珍しいけれど、むべなるかな、と思わせる。ドラゴンボールのハリウッド実写版の予告編をちらっと見る機会があった。感想はこのAAに尽きる。工ｴｴｪｪ(´д｀)ｪｪｴｴ工こう言っちゃなんだが、失笑するしかないような…。('A`) 話全然違うやん。登場人物もなんだか名前を合わせただけでキャラも違いそうだし。亀仙人あんなに若くないだろう…。禿げてないしw7人の老師がドラゴンボールを作った…ってその流れなんだか指輪の導入部みたいだしwなんでそうなるんだろ…。これは世紀の迷作間違いなし？

  2009.02.03

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