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カテゴリ:長野県
長野県西部の飛騨山脈南部の梓川上流にある景勝地。中部山岳国立公園の一部。穂高神社の祭神である穂高見命(ホタカミノミコト)がこの地に祀られていることから、名称は本来「神垣内」という表記だったが、後に現在の「上高地」の表記が一般的になった。国の文化財(特別名勝、特別天然記念物)に指定されている。
標高約1500mの位置にあり、大正池から横尾までの前後約10km、幅最大1kmの堆積平野。穂高連峰、焼岳、六百山などの高山に囲まれ、その中心を明神池、田代池、大正池を連ねて梓川が流れている。手付かずの自然が数多く残る大自然の宝庫で、ブナ、ミズナラなどの落葉広葉樹やウラジロモミ、トウヒなどの針葉樹が自生している他、ヤナギやカラマツを中心とする河川林や湿原も見られる。梓川や明神池にはイワナやブラウントラウトが泳いでおり、オシドリ、マガモ、ウグイス、オオルリなど様々な鳥類が生息している。ニホンザル、リス、カモシカなどの動物も各地で見られ、運が良いとオコジョも見られる。天気が良いと夜は天体観測も楽しめる。四季を通じて様々な表情を見せ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧が美しい。 日本屈指の山岳リゾート地としても知られており、喫茶店やレストラン、温泉の他に、キャンプ場やホテルもある。 梓川沿いに遊歩道が整備されており、大正池から河童橋の間を歩くルートと、河童橋から明神池を目指して歩くルート、さらに明神池から横尾まで歩くルートがある。道の落差は少なく、ほぼ平坦な道が続いている。散策時間は1時間~4時間程度。遊歩道の途中に穂高連峰や槍ヶ岳への登山口もある。 今回は河童橋~大正池のルートで見られるものを紹介。 上高地バスターミナル&上高地観光センター。上高地散策のスタート地点となる場所。観光センターには1階に土産店やテイクアウトができる店があり、2階に食堂がある。手荷物預かり所もあり。 観光センターから歩いて河童橋へ。 梓川沿いにしばらく歩いて行くと、河童橋が見えてくる。 「河童橋」 大正池と明神池の中間地にある、上高地のシンボルともいえる吊橋。カラマツで造られており、全長37m、幅3.1m。橋の上から梓川の清流や、穂高岳、焼岳の山々を一望できるようになっている。芥川龍之介の小説「河童」に上高地と共に登場しており、その名前が広く知られることになった。 河童橋の上から見た梓川。 上高地の天然水で冷やしたジュースとビール。 川辺に下りて梓川に足を付けてみる。水はとても冷たく、1分も浸かっていられないほど。そして見ての通り驚異の透明度を誇る。 梓川の清流と穂高連峰。 河童橋から梓川沿いに歩いて大正池を目指す。川沿いだけでなく、森の中を歩いて行くコースもある。運が良ければ野生動物に出会えるかも? 「ウエストン碑」 明治時代中期に槍ヶ岳や穂高連峰を数多く歩き、日本に楽しみとしての登山を伝授し、日本山岳会結成のきっかけを作った、イギリス人牧師ウォルター・ウエストンのレリーフ。彼が喜寿を迎えた記念に日本山岳会が作ったもので、太平洋戦争の勃発により一時は外されていたが、1965年(昭和40年)に掛け直されている。 長野県松本市 『上高地② 田代池、大正池、梓川清流』へ続く ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.02 23:09:45
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