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2014年07月09日
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カテゴリ:社会
やはり実務というのは、教科書の内容とは違うし、必ずしも論理的ではない。もっと、ドロドロとしていて、感情的、勘定的なものである。良くも悪くも。
特に、活動がそれ一回きりではなく、関係者が今後も繋がっていく場合は、過去の経緯と将来の活動への影響を考慮しなければならない。

『政治学』は、一般の人にはあまり関係のないように思えるが、「社内政治」という言葉があるように、実務は政治そのものだと思う。素晴らしい提案をしたのに、それが受け入れられなかったとか、骨抜きにされたということがあれば、それは政治的な力が働いている可能性が高い。目に見える場合もあるし、目に見えない場合もある。

前回、信頼に関することを書いたが、それも政治の一つである。同じ提案をしても、信頼を築けている人のモノは決定されやすく、どんなに良い案でも信頼のない人のモノは否決されうる。もちろん、関係者全員がメリットだけを得られるような提案であれば、(恨まれているということなどなければ)賛同を得られるのだろうが、大きく何かを変えようとすれば、必ず既得権者などとの摩擦が生じる。また、全くのゼロベースで、白地に絵を描いていくようなプロジェクトや政策は少ない。

利害関係者が多くなれば多くなるほど、変化は許容されにくい。既得権を失う可能性のある者(業界や組合など)からの反発はすさまじい。そして、その既得権者というのは、権益を持っている歴史的背景があったりするから、現状だけ把握して、ばっさりと切り捨てるようなことをすれば、返り血を浴びる。それでも、やらなければならないことは、やらなければいけないのであるが、毎回そのようなことはできないから、関係者の意見をできる限り汲み取って、適切な落としどころを探す必要がある。その汲み取りの按配が重要である。内実を知らない人からは、妥協だとか骨抜きにされたと言われるだろう。

特に、公共性の高い分野は難しい。利害関係者が幅広く、また余りに多数で、特定することができない場合もある。誰もが受け入れられる提案では、何もしないのと変わらない。かといって、論理的に正しく、教科書にあるような正論を振りかざせば、その時は反対派を黙らせることに成功しても、運用で骨抜きにされたりと、長期的には失敗となる恐れがある。

正解はないのだろうが、利害関係者がたくさんいる場合は、そこに複雑な政治力学が生じることを念頭に行動すること。できる限り日頃から、多方面に信頼を築いておき、多少の無理は言えるようにしておくこと。それから、互いの譲歩を引出し、理想的な形に少しでも近い落としどころを探ること、は効果がある。
関係者にある程度、自分の意見が通った(あるいは、骨抜きにしてやった)と思わせながら、確実な前進を噛みしめることが一つの方法なのだと思う。





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最終更新日  2014年07月10日 23時09分01秒
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