鳥取県は18日、百貨店で開かれた県物産展で客への応対を担当、終了後に百貨店側に客を見下す内容のメールを送るなどし、公務員の信用を失墜させたなどとして、県東京事務所の係長級の男性職員(40)を減給10分の1(6カ月)と降格の処分にしたと発表した。 県によると、職員は9月15日、東京都内の百貨店で行われた県物産展で、抽選補助券の枚数が足りないのに福引を引かせてほしいと客から頼まれたり、待たされた客から苦情を言われたことに立腹。 翌日、同店に匿名で「嫌なワガママな客多いね。もっと客を教育しなきゃ。客は図に乗る民なんだから」とメールを送った。 店からの謝罪を期待してメールに自分の携帯電話番号を書いていたため、店からの連絡で県東京事務所が突き止めたが、職員は「個人情報保護法の趣旨に反する。提訴を考える」とのメールを店に送った。 県は同店や物産展関係者に謝罪。職員は「大変申し訳ないことをした」と話しているという。柴田正顕職員課長は「常識的に考えられない行為。服務規律を徹底したい」と話している。 |