日本学生野球協会は23日、プロ野球と大学の単独チーム同士の試合が3月に解禁されることを受け、申請のあった中大と巨人、明大と阪神の試合開催を正式承認した。
中大―巨人は3月1日に宮崎市の巨人2軍キャンプ地で、明大―阪神は同15日に東京都府中市の明大の球場で行われる。 同協会には23日までに、東京六大学リーグの慶大や東大、東都大学リーグの東洋大など複数の名門チームがプロとの試合開催を申請。
東海大の所属する首都大学リーグや、関西学生リーグからも問い合わせがあるという。
交流試合実施は3月と8月に限られており、試合数はさらに増えるものとみられる。 プロと大学の試合実現については昨年4月、日本学生野球憲章の全面改正で両者の交流が認められ、道筋がついた。
学生野球協会は今月16日に運用規則を定め、申請の承認手続きに入っていた。協会の内藤雅之事務局長は「本当の意味で両者が交流してほしい。(プロには)ドラフト会議のための判断材料にしてほしくない」と話した。 プロとの対戦希望大学は、相手球団と試合日時や会場を調整し、所属大学連盟を通じて協会に申請する。
プロ球団も前もって、日本野球機構に対戦を報告する義務がある。 |