プロの技
本日はG1競争の皐月賞の日。ただ、あまりに混戦過ぎて、私には難しすぎたので、お遊びで5点ほど買いました。6着入線の1枠2番ローレルゲレイロ(藤田)から。ちっ。またハズれたか…。まぁ、本気ではなかったので、レースも冷静に見ていましたが、安藤勝己には驚いた。2番人気の馬で3着なので、結果だけを見ればイマイチな結果ということになるんでしょうが、最後の直線に向く際に武豊を外へ弾き出しましたね。審議対象にはなっていないけれども、その後も右にササりながら走ってますが、コレはコレで他馬の進路をカットしているでしょう。スピードが違うので、前に立ち塞がる形にはなっていないでしょうが。ササるというかヨレるというか、真っ直ぐ走っていないのが気掛かりだけれども、これで2着とハナ差(約20cm)、1着とはハナ差+ハナ差なのでクビ差(約40cm)。いやぁ、実に惜しい。それにしても、うまい。うますぎる。4角で武豊を外へ追いやった時は笑いました(私は武豊は買ってないので)。さすがはリーディング1位。勝率2割8分3厘(ちなみに、リーディング5位の武豊は1割6分8厘)。連対率4割4分6厘(同、3割6分3厘)。武豊がインタビューでアンカツのことを「勝ちすぎでしょう。あのおっちゃん」と言っていましたが、こりゃあ本音だな。連対率4割4分6厘って、5レース乗って2レースが馬券に絡む…。すげー。昔の岡部か、少し前の武豊みたいなもんですな。昨年の獲得総賞金が約26億2400万円。進上金が5%だから、騎手の取り分は約1億3000万円か。そして、今年の獲得総賞金は既に10億円を突破。5%ということは5000万円。4月にして既に5000万円。このペースだと、今年は1億5000万円か。さすが、プロは違いますなぁ。元々、ダービーが目的だったと言うが、本番ではどうなんでしょう。真っ直ぐ走らないのが気になるけれども、アンカツが乗るならばこの馬で決まりなのかなぁ。いや、しかし、今日はいいものを見れました。一般的に、競馬は「ウマ7:騎手3」と言われています。勿論、競馬はウマが走る訳ですが、それを走らせるのはヒト。生産者(牧場関係者)がいて、馬主がいて、調教師・調教助手・厩務員がいて、そして騎手が乗る。強い馬が勝つ。勿論、それはそれでそうなんでしょうが、それだったら全て1番人気で決まる筈。そうでない以上、強ければ必ず勝てる訳ではないという理論が成り立つ。それってヒトの影響だと思うんですよね。つまりは騎手。「ウマ7:騎手3」は騎手の比率が少なすぎると思う訳です。その騎手の匠の技を、今日は見れました。安藤勝己、プロですなぁ。