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ロードバイクに乗るペンギン

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2016.12.29
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テーマ:英語教育(26)
カテゴリ:英語関係
いよいよ2016年が終わりに近づいてきましたね。
皆様年末はどこかへお出かけしたりするんでしょうか。

私は年末の休みを利用してロードバイクに乗りまくろうという計画が最近頓挫しました。ウヌゥ… (´Д`)

さて、今回は商業柄切っても切れない関係(ヤンデレ化?)になってしまった英語について書いていきますので、ロードバイク関係の記事を期待されていた方がいらっしゃった場合は、戻るボタンでお戻りください。

前職では中高生向けの塾講師をやっておりまして、中でも英語を中心に教えていました。その前は英語での社員研修や英語のレクチャーをやったりもしていたのですが、その中でほとんどの生徒さんに共通する疑問がいくつかありました。そのうちの一つが英文法の必要性。ちなみに社会的地位と英文法の知識には相関関係があるらしいです。

ネイティブの人や、日本人の指導者の中にも「文法なんて気にするなよ」という方はいらっしゃいます。ただ、彼らの言葉足らずなのか、それとも聞き手の曲解によるものなのか、どうやら意図が間違って伝えられているケースが多いように思います。

私も学生・社会人問わず、「むやみに文法やってても入試には受からないよ」とか、「文法やればTOEICの点数が上がるというのは間違いですよ」ということはよく言っていました。ただ、そのあとに必ず後述する理由も併せて説明しました。


1.そもそも英文法は重要なのか     



ハッキリ言って、英文法ってわかりにくいんですよね(爆) 私が教えた女子中学生が新しい英文法を教える度に「そんなの知らん!」とよく言ってました。よくわからないし、色々覚えなくてはいけないし、やりたくないですよね。とはいえ、ちょっとここで日本語で考えてみましょう。

例1) 部下が提出した報告書に「They want us to answer on 29th. (先方は29日に回答を希望しています)」

例2) 避難マニュアルに「AやBの建物内で火災が発生したときにはそのビルの階段を使用してください」


どうでしょうか。まず例1、これは実際に私が遭遇したケース。実は、先方は29日までに回答が欲しかったのに、29日に限定してしまうという、on と byのミスでした。社会人でもたまに見ます。

そして例2.これは私が翻訳の校正をしているときに見つけたものですが、何が問題かお判りでしょうか。そう、「そのビルってどのビルだよ(笑)」ということ。このままの文だと、下手したら火災の起きているビルの階段を使ってしまいます。間違いなく訴訟です (´Д`)

このように、文法ミスによって、話し手が伝えたかった内容が間違って伝わってしまう可能性があるんです。ビジネスでは利益の消失や信頼の失墜なんてことになるかもしれません。また、入試の場合でいえば、文法ミスは減点ですから文法に弱いということはそれだけ合格から遠ざかる、ということになります。これでもまだ英文法は必要ないでしょうか。


当然必要ですよね。ではなぜ私は冒頭のようなことを生徒さんたちにいってきたのか。


2.英文法の重要性は場面により異なる  


そう、文法の重要性って使われる局面で全然変わりますね。日本語で「なので」という言葉が本来文頭に使えない言葉であったとしても、同僚と話す時にそんな小さな文法事項を気にする人はいません。でも、有名な大学の日本語教授が同じことを研究報告書に書いていたら、「あれっ?」となります。

ポイントになるのは、「コミュニケーションの目的は何か」ということです。英会話やスピーチが目的であれば、多少の文法のミスよりも、積極性や内容の方が重要になるでしょう。文法ミスを恐れるあまり、話せなくなってしまうのでは意味がないわけです。つまり、その場において

完璧な英語 < 一定レベルの意思疎通

という法則が成り立つ時は、英文法の重要性は低下します。もっと他に気に掛けることがある、ということですね。これが、私が冒頭に英文法だけではダメ、といった理由です。文法だけで入試に受かるわけでは無いですし、知識だけあっても良く速度、聴く精度が低ければTOEICをはじめとする試験では点数は出ません。



3.結局どこまで突き詰めればいいの?  

では、いったいどのレベルまで英文法を習得すればいいのか、という点を最後にお話ししましょう。これについては非常にシンプルで、


英語を勉強する目的は何? (*´ω`*)

ってことですね。入試に必要な英語なら、入試レベルの英文法が必要になります。都立高校なら、2-4ページの読解が読めて1度で理解出来る、英作文で失点しない程度の文法的知識は必要でしょう。私立なら穴埋めのように熟語を問う問題も出題されます。

一方で、英会話や海外赴任であれば、多少の文法的な綻びがあったとしても大まかな意思の疎通を短時間で行える文法力で十分です。

私の大学時代の教授(アメリカ出身)に一度、英文法について聞きに行ったことがありました。英語における文法を軽視するような考え方が特に日本の国内では見受けられたからです。その時、教授が言った言葉に英語における文法の意義は集約されると思います。

"Grammar must be perfect on a paper."
   (文法は紙面上では完璧でなくてはいけない)


目的に応じて臨機応変に対応すること。言語や文法というのはあくまでコミュニケーション、意思の疎通を行うための道具の一つにすぎない、それ以上でもそれ以下でもない。そういうことを教授は言いたかったのではないかと思っています。


ではでは2016年の最後は教授を持ち上げたところでお別れしましょう。
それでは今年はこの辺で~ また来年お会いしましょう!!

ボイボイ  (*<>*)/





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Last updated  2016.12.29 00:00:12
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