温故知新

４月２３日は、「サン・ジョルディの日」。

元々はスペイン・カタロニア地方の習慣で、

この日に守護聖人サン・ジョルディを祭り、

女性は男性に本を、男性は女性に赤いバラを贈るというものであった。

４月２３日は「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスの命日でもあるため、

スペインでは「本の日」とされている。



日本では日本書店組合連合会、日本カタロニア友好親善協会等が

１９８６年から実施している。



また、４月２３日は、「世界図書・著作権デー」でもある。

これは、この日が「サン・ジョルディの日」であり、

セルバンテス、シェイエクスピアなど多くの文筆家の誕生日や命日であることに

因むものである。





では、今日もいつものように映画の紹介をしよう。

本日紹介するのは「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」。

２００３年公開。

主演は、キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー。







ナタリー（キャメロン・ディアス）とディラン（ドリュー・バリモア）、

アレックス（ルーシー・リュー）はチャーリーズ・エンジェル。

チャーリーズ・エンジェルとは、

謎の大富豪チャーリーの探偵事務所で働く女探偵のことで、

チャーリーはいつも姿を見せず、電話からの声のみで指示をするのだ。



今回のエンジェルたちのミッションは、

司法庁長官カーター（ロバート・パトリック）を救出することだった。

３人は無事にミッションを果たしたのだが、

カーターは救出時に肋骨を痛めたようだった。



ところがテロリストたちの真の目的は別のところにあったのだ。

それは、カーターが持っていた指輪だった。

指輪は２つ存在し、２つの指輪を揃えると

米国政府の持つ証人保護プログラムを受けた人々の記録に

アクセスすることができるというのだ。

カーターはそのうちの１つである指輪を盗まれたのだった。

そして、もう１つの指輪を持っていた政府の要人も殺され、

同様に指輪が盗まれてしまったのだ。



エンジェルたちは指輪を奪還すべく、動き始めた。

捜査の途中で３人は、

証人保護プログラムを受けた人々の写真の中に、ディランの顔を見つけた。

ディランは昔の恋人シーマスとの件でトラブルになり、

証人保護プログラムを受けていたのだった。

シーマスが事件に絡んでいると知った３人は、

彼に近づき指輪を取り戻したのだが、それは偽物だった。



そんな折、司法庁長官カーターが彼女達の事務所を訪問した。

彼は自分を救出してくれたお礼を３人に言いにきたのだが、

肋骨を痛めているはずなのにそんなそぶりがないことを不審に思った３人は、

カーターが今回の作戦に一枚噛んでいると睨むのだった。

彼のあとを尾けると、

カーターは英雄的存在となった元エンジェルのマディソン（デミ・ムーア）に

指輪を渡すのだった。

本当の黒幕はマディソンだったのだ。

マディソンはカーターを殺し、更に３人に銃を発砲すると逃げ出すのだった。

マディソンは持ち出した指輪を

世界中の「裏の世界の住人たち」相手に競売にかけるつもりだったのだ。



カーターが残した言葉を手がかりに

ハリウッドのイベントで取引がおこなわれることを推理した３人は、

現場に向かった。

裏の世界の住人たちは、エンジェルたちが通報した警察によって、

一網打尽にされてしまうのだった。

マディソンはエンジェル時代「命令される側」に甘んじていたことに不満を抱き、

「命令する側」になりたいと思っていたのだ。

そのために大金を手に入れようと野望を燃やしていたというのだ。

マディソンは再び３人と対峙するが、

今度は戦いに負け、自らが爆破した建物の炎の中に落ちていくのだった。

エンジェルたちは本物の指輪を取り戻すことに成功した。

３人のエンジェルは、

ギャラクシー劇場でのお披露目に集まっていた仲間たちに迎えられ、

大団円を迎えるのだった・・・。






言葉にするのは、本当に難しいことだ。

チャーリーズ・エンジェルは、

アクションももちろんのことだが、

コメディ要素もたっぷりの万人向けの映画である。

ところが、自分の言葉では、

その面白さが微塵も感じ取れない。

文才があるとかないとか、そんな次元の話ですらない。







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