温故知新

５月７日は、「コナモンの日」。

日本コナモン協会が２００３年に制定した。

「こ（５）な（７）」で「こな」の語呂合せ。

たこ焼き・お好み焼き・うどん等、粉を使った食品「コナモン」の魅力をＰＲする日。

単純に「粉の日」でもあるのだが、

敢えて「コナモン」という言い方が面白い。





では、今日も映画の紹介を。

本日紹介するのは「悪の法則」。２０１３年公開。

主演は、キャメロン・ディアス。







アメリカ、テキサス州エル・パソ。

前途有望な弁護士「カウンセラー」と呼ばれる男（マイケル・ファスベンダー）は、

恋人のローラ（ペネロペ・クルス）との仲も順調。

オランダのアムステルダムに出張する日も、直前までベッドでいちゃいちゃ。



そのころ自動車工場では、

ドラム缶に入れた薬物をバキュームカーに隠す作業が行われた後、

バキュームカーはデザート・スター下水処理会社に向けて出発した。

カウンセラーは、仕事と偽ってアムステルダムに行くが、

実際の目的はローラのために宝石商から婚約指輪を購入するためだった。



アメリカに戻ったカウンセラーは、

友人の実業家ライナー（ハぴエル・バルデム）と

愛人マルキナ（キャメロン・ディアス）が所有するペントハウスのパーティに参加し、

ライナーから「ボリート」という、首を締め付け切断する殺人装置について聞いた。

そして、以前ライナーから勧められていた裏ビジネスを

一回限りでやることにしたカウンセラーは、

ライナーの経営するレストランでローラにプロポーズし、

彼女はそれを受け入れた。



後日カウンセラーは、

ライナーから紹介された仲買人ウェストリー（ブラッド・ピット）に会い、

取引の儲けが約２０００万ドルになることなどを聞いた。

そしてウェストリーは、取引に関わるメキシコ人たちは、

裏切りには容赦がないということ、

特に弁護士に対してはなおさらであることをカウンセラーに警告した。



テキサス州立刑務所を訪問したカウンセラーは、

弁護を担当しているルースという女性と面会した。

彼女から、スピード違反で拘留された息子の保釈を頼まれた。

彼女の息子は運び屋をやっているのだ。



保釈を約束したカウンセラーは、

開店準備中のナイトクラブを訪れた。

そこで、ライナーからマルキナに夢中すぎる自分が恐ろしいという話を聞かされた。



その後、カウンセラーによって保釈されたルースの息子だったが、

取引するブツを取りにいくためバイクで走行中に、

ワイヤーマンが道に張ったワイヤーで首を刎ねられて殺され、

ブツを隠したバキュームカーを奪われてしまうのだった。



ウェストリーからホテルのカフェに呼び出されたカウンセラーは、

保釈させたルースの息子が組織の運び屋だったことで、

組織からあらぬ疑いをかけられ、狙われていることを知らされた。

ウェストリーは、スナッフ・フィルムの事を話し、

カウンセラーにも隠れることを勧めるのだ。



ウェストリーと連絡が取れなくなり、

カウンセラーも恋人のローラと一緒に逃げようと考えた。

そこで、ローラを空港へ向かわせ、アイダホ州に行くよう指示して、

後に連絡すると告げた。

赤いドレスを着たローラは空港に向かうが、駐車場で拉致されてしまった。



組織の手はライナーにも伸びていた。

ライナーは組織の者から狙われ、頭部を撃たれてしまった。



ライナーともローラとも連絡が取れなくなったカウンセラーは、

いよいよ自分の身が危ういと感じ

同業者のエルナンデス弁護士に助けを求めるのだった。

エルナンデス弁護士の事務所を訪れたカウンセラーだが、

「犯罪組織を敵に回すと、後の祭りだ」と告げられるのだった。



ロンドンへと高跳びしていたウェストリーにも、

組織の手が及んでいた。

全財産の入った口座の番号とパスワードが盗まれ、

衆人環視の中、ボリートを首にかけられて絶命してしまうのだった。



実は、すべての黒幕はマルキナであったのだ。

マルキナは、これから香港へと逃亡するつもりなのだ。

「臆病者ほど残酷である」という意味深な言葉を残して・・・。






「窮鼠猫を噛む」という言葉がある。



弱いものでも、追いつめられて逃げ場を失うと、

居直って天敵といえるような相手でさえも立ち向かって、

異常な力を出して反撃するものだから、

相手が弱くても、逃げ道のないところに追いこんではいけないという教えだ。



若い頃から、この教えに従い、

生徒と対応する際も、

保護者と対応する際も、

必ず逃げ道を残してきた。



それが甘いと同僚から言われたこともあったが、

追いつめられたものが、逆襲に出ることもあれば、

逆に最悪の覚悟をすることさえあることを知っているからだ。

今の世の中、簡単に死を選ぶ者もいるのだ。








にほんブログ村