初恋
昨日、富山県富山市の市立神明小学校の児童3人と教員の計4人が新型コロナウイルス陽性となったという発表があった。同校では15日に児童1人の感染が判明し、同じクラスの児童らについて検査を進めていたそうだ。市によると、新たに感染したのはいずれも10歳未満の女児2人、男児1人と、クラス担任の20代女性教員。児童3人は無症状で、教員は一時発熱したが今は症状がないという。最初に感染が確認された児童は4月8~10日に登校し、その後同居家族の陽性が判明。検査の結果、15日に陽性となっていたという。学校でのクラスター感染か。とうとう恐れていた事態が起こったと言える。学校に児童を通わせることについてのリスクがはっきりした。5月7日からの学校再開は果たして可能と判断していいのだろうか。では、今日も映画の紹介をしよう。本日の紹介は「初恋」。2020年公開。主演は、窪田正孝、小西桜子。葛城レオ(窪田正孝)は将来を期待されたボクサーだ。淡々とトレーニングをこなし、試合に勝っても顔色ひとつ変えない彼は、生まれてすぐに捨てられたため、両親を知らないで育った。新宿・歌舞伎町。ある組のNO.2権藤(内野聖陽)が刑務所から出所してきた。武闘派の権藤は、他者との共存を模索する組長代行(塩見三省)のやり方に苛立ち、敵対するチャイニーズマフィアと一触即発の状態だ。そんな現状を憂う策士の加瀬(染谷将太)は、悪徳刑事の大伴(大森南朋)と手を組み、組が扱うブツを奪って抗争を起こし、権藤たちとチャイニーズマフィアが争って共倒れするのを狙っていた。ヤス(三浦貴大)の住むアパートには、借金のカタに父親に売り飛ばされた娘モニカ(小西桜子)が監禁されていt。管理しているのはヤスの彼女ジュリ(ベッキー)。薬漬けにされ客をとらされているモニカは、父親から虐待を受けていたため、その幻覚に悩まされていた。ある日、楽に勝てそうだった相手のパンチで倒されてしまったレオは、病院で医者(滝藤賢一)から「脳に腫瘍があり余命わずかだ」と告げられた。放心状態のレオは街角の占い師(ベンガル)に「健康そのもの、人生これからだよ」と言われ、そんなわけはないとキレてしまうのだった。そしてそのとき偶然、助けを求めて走ってきたモニカとすれ違うと、追ってきた大伴を倒してしまった。しかし大伴の持っていた警察手帳を見て慌て、それを掴むとモニカに手を引かれてその場から逃げ出してしまうのだった。ヤスが組の仕事で自宅に持ち帰るブツを奪い、モニカを犯人に仕立てるというのが加瀬の立てた計画だった。大伴がモニカを一晩どこかに隠し、モニカを連れてきたジュリを仲間がさらって始末する。そしてモニカとブツを交換し、モニカも殺すはずだった。ところが、まず大伴がモニカに逃げられてしまった。加瀬は覆面をしたままヤスを襲うはずが、反撃されて正体がバレてしまい、彼を殺す羽目になってしまった。ジュリは中国人の男にさらわれたが、逆に相手を殺してヤスの家に戻ってきた。そこでヤスの死体を発見し、半狂乱で組に報告。何食わぬ顔の加瀬は、権藤やその側近市川(村上淳)とともにヤスの家を再度訪れた。そして復讐に燃えるジュリを家に送り届けるよう、権藤に指示されるのだった。助手席にジュリを乗せて車を走らせる加瀬は、色々うるさく言ってくるジュリに対して、ついに本性を現し、彼女の家で殺そうと企んだ。すると同居している老婆が突然騒ぎ出したので思わず殴り殺してしまった。即座にろうそくを使った発火装置をつくり、時間差で火事が起きるようにした加瀬は、そのままブツを隠したコインロッカーへと向かった。加瀬をずっと尾行し、今回のことが加瀬の仕業だと知っている組の中堅幹部の城島がそこに現れ、ブツをよこせと脅してきた。城島はチャイニーズマフィアと通じていたのだ。加瀬は機転をきかせて城島を気絶させると、そのまま車で轢き殺してしまった。一方ジュリは間一髪家から逃げ出し、組に駆け込んだ。そこですべての元凶が加瀬であると告げ、ヤスのスマホを持っている加瀬をアプリで追跡できると言った。そのころ、行くあてのないモニカはレオに付き添われ、かつて自分をかばってくれた同級生の竜司を訪ねようと千葉へ来ていた。夜遅くなってしまい、モニカたちはかつて住んでいた家へと向かった。しかし加瀬と大伴が、犯人役のモニカを捕まえようとスマホのGPSを頼りに追っていたのだ。空き家となったモニカの自宅近くで2人の前に現れたのは、なんとチャイニーズマフィアだった。薬を持っているのがモニカだと勘違いしているマフィアから、銃を奪って逃げ出すと、そこへ加瀬と大伴が現れた。ひとまずその車に乗り込むレオとモニカ。すると今度はその車の前に、権藤や市川たちが立ちふさがるのだった。降りてきたのは復讐に燃えるジュリだった。バールで窓ガラスを割られ、加瀬が傷を負ったところに、チャイニーズマフィアたちが襲いかかってきた。銃撃され、薬の一袋が破れて加瀬の身体にかかってしまった。傷口から吸収されたのか、だんだん加瀬の様子がおかしくなってきた。三つ巴の戦いはカーチェイスの末、とあるホームセンター内へと舞台を移す。横転した車から這い出したレオたちは店の奥へと逃げ込んだ。朝までやり過ごせればいいとモニカと2人で隠れていたレオは、留守番電話のメッセージで余命わずかだというのは手違いだったという事実を知った。死ぬ気で色々できたことが急に怖くなってきたレオ。そんなとき、2人はマフィアの女チアチーたちに見つかってしまった。彼女はレオに「ヤクザか、カタギか」と問いかけ、カタギのレオには出ていくように告げた。モニカだけが連れ去られそうになり、モニカも自ら手を離したが、彼女を助けたいと思ったレオはマフィアに立ち向かっていくのだった。チアチーはその男気に免じて2人を見逃してくれた。店内では加瀬がハイテンションで暴れまわっていたが、ついにジュリに首を切り落とされてしまった。そのジュリは、モニカと間違われてマフィアに射殺されてしまった。刑事の大伴が外に出ようとすると、そこにはたくさんのパトカーと警官隊の姿が。なんとかうまく取り繕おうとするも、背後にチアチーが現れたことで銃撃が始まり、警官隊の一斉射撃に倒れてしまうのだった。権藤はマフィアのボスであるワンと因縁の対決。刃を交え死闘を繰り広げ、最後は素手での闘いに。ふらふらになりながら勝利した権藤が、レオとモニカの前にやってきた。権藤はレオに車の運転を命じ、3人は立体駐車場の壁を突き抜けてパトカーを飛び越え、脱出に成功した。大勢のパトカーに追われながら、権藤の提案でレオとモニカは薬の入った袋をぶちまけ、粉をすべて車の外に捨ててしまうのだった。白い煙幕に紛れてレオとモニカは車を降りた。レオがまたボクサーをやりたいと言ったので、権藤が車から降ろしてくれたのだった。権藤はそのままパトカーを引き連れ、海の上の道を朝日に向かって走りながら目を閉じた。レオとモニカは屋外の冷たいシャワーで血を洗い流し、びしょ濡れのまま駅に向かって歩いていった。踏切の向こう側には、おなかの大きな妻と2人で歩く見覚えのある男の姿。それはモニカの恩人である竜司だった。ぎこちなく言葉を交わし、心配する2人から逃げるようにモニカとレオは立ち去った。複雑な表情のモニカにレオは、汚いけど俺の部屋に来るようにと話すのだった。日常を取り戻したレオとモニカ。レオは以前よりも熱心にトレーニングに励むようになり、試合で勝つと歓喜の雄叫びをあげるようになっていた。モニカは施設に入り、薬の治療に専念することになった。やがて2人は、たくさんの車が行き交う道路沿いのレオのアパートへと帰っていくのだった。毎晩、いつも間にか眠りにつき、気がつくと朝になっている。肉体的な疲労は全くない。精神的に相当疲労しているのだろう。気分転換に映画を観ることも疲れてきた。にほんブログ村