hitoharico plus**

2012/10/17(水)13:49

2013年 こぎんのお守り

針仕事 (おもに こぎん刺し)(189)

 毎年家族のためにつくっていたお守り袋。ご存じない方のために画像を載せますと、たとえばこんなの↓です。我が家は近所の神社で毎年初詣をしていて、そこの神社のおみくじには、福守り、という金ぴかの(笑)ちいさなお守りが入ってきます。おかめさんだったりカエルだったり亀さんだったり、それぞれいろいろ。これをお財布に入れておくといい、ということなのだけど、もっと大事に保管できないかな~と思っていたその矢先、手づくりのお守りをつくっています♪、というお友だちのブログを拝見して、つくり方などお聞きして、それ以来毎年毎年、作っています。 で、今回その記事を見て、委託先のhirondelleさんが、お客様にも提案してみましょう、と声をかけてくださいました。 で、hiorndelleのオーナーさんと、何度も何度もメール連絡を重ね、お電話もして(緊張!)、時間をかけて、つくりました。2013年のこぎんのお守り。臙脂色の生地に紺色の糸で刺してあるものが「ふくべ(ひょうたん)」という図案です。実がたくさんなることから、豊作、実りある年、をイメージして図案を選んでみました。この、カラー×カラーの組み合わせは、私一人では絶対出てこなかった組み合わせだったと思います。男っぽい配色も、新鮮です。 こういう、自分の領域だけでは生まれてこない作品を生むことができる、というのは、委託に限らず、オーダーでもしかり、だけど、ただ一人でちくちくやっているだけだったときとは違うなあって思います。 わたしには一つ一つが勉強ですし、刺激です^^ そのとなり、からし色のは亀甲。亀さんの長寿にあやかって、健康、長寿をイメージ。緑色のはそろばん刺しで、計算、転じて学業、、また、そろばんということで、商い繁盛、のイメージもできるかな^^一番右のは梅の花。花開く、成就、という意味で、受験や恋愛なんかもイメージして選んでみました。 お守り、さすが、日本古くからある慣わし!お守りの結びにも、ちゃんと意味がこめられているようです。左側、お花みたいにみえるのが吉祥結びです。アジア諸国に伝わる結びです。中国では唐の時代(日本では古墳時代~平安時代)からよく使われてきた結びだそう。遣唐使がこの結び方を日本に持ち帰ってきたのかな^^永遠を意味する∞が結びの中に隠されており、「あらゆるよき縁を結ぶ」結び方だそうです。う~ん、縁起よさそう^∇^ 右側のちいさな結びは二重叶(かのう)結び、というそうです。いわゆるお守り結びで、日本のお守りはだいたいこれです。お祝い事に欠かせない結び方だそうで、結びめのかたほうが□(シカク)、もう片方が十の字になっているため、「叶」結び、と呼ばれるそうです。おもしろいです。 小さくて品がよくて、こちらもかわいらしい結び方です。 来週には山梨のお店でてにとって見てもらえるように、発送しようと思います。 今回の企画につきましては、hirondelleさんのおちからをたくさんたくさんお借りいたしました。ありがとうございます。 また、数年前、私に手づくりのお守り袋の存在を教えてくださって、そしてあのとき、吉祥結びの結び方をお手紙で郵送してくださって、そして今回、快く販売を許可してくださり、喜んでくださったおともだちのhanaくまさんに、感謝してます。ありがとうございます。   

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