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カテゴリ:山登りと山歩き
箱根火山のカルデラを形成している箱根外輪山を、RICARDOさんと縦走してみることにしました。
国道138号線(乙女道路)のふじみ茶屋をスタートして、乙女峠から外輪山を時計回りにたどるコースです。 ふじみ茶屋からの富士山 富士山の山頂部分だけがわずかに見えていますが、山頂が見えたのは後にも先にもこの時だけでした。 乙女峠から外輪山の稜線に上がるまでのルートは、以前金時山からの帰りにたどったルートです。 前回はあまり印象になかったのですが、崩落した岩がゴロゴロしており、なかなか歩きづらいルートでした。 乙女峠で金時山方面との分岐になりますが、今回は金時山とは反対方向の丸岳を目指して行きました。 乙女峠は、河口湖畔の御坂峠・駿河湾のサッタ峠と並んで、「富士見三峠」の1つに数えられているそうです。 残念ながらこの日は雲に隠れて見えませんでしたが、冬場の天気がいい時は富士山の山容が見渡せます。 2010年2月撮影 乙女峠からは外輪山の稜線をたどって、今回のコースの最高地点である丸岳(標高1156m)へと向かって行きました。 (こちらは足場もよくて歩きやすい道が続いています) 丸岳山頂からの眺めは素晴らしく、眼下に箱根火山のカルデラが一望できました。 箱根外輪山東側の明神ヶ岳方面 カルデラの中心部にある神山方面 大涌谷から噴煙が上がるのがよく見えます。 芦ノ湖と仙石原 外輪山西側の長尾峠方面。(これから向かう場所です) 外輪山の向こう側に駿河湾が見えています。 いっそのことパノラマにしてみました。 丸岳からは、左手に箱根のカルデラ、右手には見えるはずもない富士山に目を凝らしながら、名もなきピークをいくつか越えて、長尾峠へと向かって行きました。 (途中で県境も越えたようで、静岡県御殿場市から神奈川県箱根町に変わっていました) 途中には「富士見台」と名付けられた開けた場所があり、ここだけが芦ノ湖と富士山の両方が見えるそうです。 芦ノ湖は見えるものの、富士山は全くダメでした。 丸岳を過ぎたあたりから、背中のザックにゼッケンを付けた人に追い越されるようになり、そのゼッケンをよく見てみると、「箱根外輪山一周ハイキング」と書かれていました。 長尾峠にはチェックポイントがあり、係の人がいたので聞いてみると、明神ヶ岳をスタートして、最後は箱根峠までの道のりだそうで、速い人は10時間で走破するそうです。 箱根外輪山一周には興味がありますが、さすがに1日で走破しようとは思いません 長尾峠の道標 仙石原への分岐点でもあります。 長尾峠からは、箱根スカイラインと並走しながら稜線沿いを下って行ったのですが、こちらにも名もなきピークがいくつかあり、アップダウンを繰り返しながらピークを越えて行きました。 道の真ん中にポツンと三角点がありますが、山の名前はありません。 箱根スカイラインの「箱根芦ノ湖展望所」まで来ると、芦ノ湖もすぐ近くに見えるようになってきました。 神山も近くなり、駒ヶ岳も見えるようになってきました。 今年の2月に雪の中を歩いていたのが思い出されます。 そしてこの辺りで外輪山の稜線から離れ、再び崩落したガレ場を下って芦ノ湖畔へと下りて行きました。 上から見下ろしていた三国山も、芦ノ湖畔から見るとなかなかの山容です。 芦ノ湖の一番北側、湖尻水門から見た芦ノ湖 芦ノ湖畔から振り返ると、今回縦走した箱根の外輪山の稜線が連なっていました。 ちょうど右の端から左の端まで歩いた感じですが、遠くから見ると結構アップダウンがあります。 関連の記事 金時山(2010年2月)→こちら 神山(2010年2月)→こちら 駒ヶ岳(2010年2月)→こちら 東海道~箱根宿(2010年2月)→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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