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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(山口編)
山口県中部の山陽側という、地理的には恵まれた場所にあるのが防府市です。
しかしながら県庁所在地の山口市と工業地帯である周南市の間にあるため、どっちつかずの感じがあります。 (新幹線の駅も周南市に徳山駅と山口市に新山口駅があり、防府は新幹線が通っているだけです) それでも防府の名前にあるとおり、周防国の国府が置かれた場所であり、律令時代は山口県山陽側の中心地でありました。 7 41年に聖武天皇によって全国に出された国分寺建立に詔により、周防国の国分寺は国府のあった防府に建立されました。 周防国分寺仁王門 他の国分寺と同じように、周防国分寺も南大門・中門・回廊・金堂・七重塔などの七堂伽藍でした。 現在の金堂 元々の金堂と同じ場所にあり、1788年に毛利重就によって建てられたもので、本尊は薬師如来だそうです。 901年に菅原道真が大宰府へ赴任する途中に周防国分寺に立ち寄り、受戒を受けたお礼に井戸で自画像を描いたとされています。 その井戸は水鑑の井戸として、今も残っていました。 「菅公水鑑の御影」は寺宝として残っており、毎年防府天満宮の御幸神祭の時に祀られるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/04/18 07:33:51 AM
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