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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:自然観察
富士山の雪解け水が溶岩でろ過され、何十年も経て湧き出して来るのが忍野八海で、富士山の噴火活動によって湧水池だけが残ったそうです。
そんな富士山のダイナミズムに触れてみたく、一度は訪れたいと思っていました。 お土産店のテラスに面した「中池」の周りが一番賑わっていましたが、実は人工的に造られた池だそうです。 朝早くから観光客であふれており、たまたまかも知れませんが、聞こえて来るのは中国語ばかりでした。 以前台北に赴任していたこともあってか、中国語が意味のある「言葉」として聞こえて来るのが不思議です。 かつて富士講の信者たちは、富士登山に先立って八つの池を巡礼し、池の水で禊も行ったと聞きます。 湧池 それぞれの池には守護神があって、由来もそれぞれあるはずなのですが、目立たない解説板で少しだけ触れられていました。 鏡池 菖蒲池 学生時代に探検部にいたことがあり、遠征で富士山に登った後、青木ヶ原の樹林帯に点在する溶岩洞を探索したことがありました。 その時に感じた富士山の神秘性と迫力は、今も忘れることがありません。 今回訪れた忍野八海では、残念ながらそんな感慨を持つことはできませんでした。 地元の方にとっては、忍野八海が貴重な観光資源であることは十分理解できますが、どうも「忍野八海」の名前だけが独り歩きしているような印象でした。 ユネスコ世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」 環境省「名水百選」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/06/19 06:43:13 PM
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