モニターオーディオ Radius90 細部写真
メインスピーカーとしてTANNOYのAutograph miniを使うようになってからはベッドサイドに退いたMonitor AudioのRadius 90だが,そのデザインや質感はオートグラフミニよりも気に入っている。 高さ34.5cmのオートグラフミニと比べるとRadius90はその半分ほどしかない(高さ19cm)。幅はCDジャケットよりも小さく(12cm),奥行きもCDジャケットサイズ(14cm)。パソコンのモニター脇やベッドサイドなどちょっとしたスペースに気軽に置ける。そのサイズの割には2kgとずっしりとした重さがあり,安定感がある。 ユニットはこのサイズではスタンダードな2wayで,ネオジュームマグネット採用の25mm C-CAM Gold Dome ツイーターと,ポリマーにメタルを貼り合わせたコーンを使った101mm ウーファーを搭載。どんなジャンルもバランスよく鳴らす。メタルコーンユニットでは定評のあるモニターオーディオらしく,メタルコーンと聞いてイメージするようなキンキンした感じは一切なく,アコースティックギターやボーカルなども生々しく表現してくれる。低域の表現は,オートグラフミニのように,目を閉じて聞くと何倍も大きなスピーカーから出ていると信じてしまうような迫力ある低音とまではいかないが,スピード感と締まりがあり気持ち良い。 背面は10mmのYラグ対応ターミナルやバスレフポートに加え,壁掛け用の付属ブラケットや専用スピーカースタンドのための穴がある。 キャビネットは,この値段ながらリアルウッド突き板により丁寧に仕上げられている。隅の丸い仕上がりもきれいで,つい撫で回したくなる(笑)。色はローズマホガニー。買う前は,パソコン脇に置くのでブラックなどのシンプルな色のほうがいいかもと思っていたのだが,この色も置いてみると温かみと深みがあって良い。グリルはこのブラックに加えてシルバーも付属する。このサイズのため取回しが容易なことに加え,サブウーファーなど他のRadiusシリーズと組み合わせて5.1chを構築することもできるし,末永く愛用することになりそうなスピーカーだ。これまでにレビューした機器・CD一覧はこちらPioneer ピュアモルトスピーカー S-A4SPT-VPスピーカー新製品情報12面体無指向性スピーカー Dr.Threeオフィシャルショップ