カテゴリ:写真・デジカメ
昨日夜9時からのNHKのニュースで,盲学校に通う子どもたちが撮った写真展について紹介されていた。
ニュース番組ではその日のニュースがあらかた出た後に,大抵ほっとする話題が流れる。番組がその枠に入ったようだったのでほとんど聞き流していたのだが,そこで紹介された盲目の子ども写真家の作品にひどく感銘を受けてしまった。 写真家の管 洋志氏が目の不自由な子どもにカメラの使い方を教え,彼らが音や周りの人との会話を頼りに「心の目」で写真を撮ったという内容。父親の顔を一度も見たことのない子どもが,赤いシャツを着てソファで寝そべっている父親の写真を撮り,それを父親に見てもらい状況を説明してもらうことで自分の中に像を描き出しているシーンが印象に残った。 私はほとんど自分が見るためだけに写真を撮っている。旅行では必ずデジカメで風景写真を撮りまくるが,それはあとでディスプレイでゆっくり見て楽しむためだ。いくら魅力的な観光地や美術品も,実際に行ってみるとじっくりと気が済むまで眺めることはなかなかできない。周りには他の観光客がいるし,連れの都合もある。しかし写真であれば,細部まで心置きなく眺めることができるし,そのときには気づかなかったその対象の魅力を発見できることも多い。またオーディオからの音だけではさびしいときに画像をスライドショーで流せば,良いBGVにもなる。 番組の盲目の子ども写真家たちは,そういった私の撮り方とは対極の撮り方をしている。自分で見ることはできず,他人に見てもらうことが前提の写真。そういった写真の存在が,写真の幅広い可能性を感じさせてくれた。 写真展は8月までのようなので,興味のある方は方は↓まで。 『「Kids Photographers 子どもは天才!」展』 会場: ニュースパーク 日本新聞博物館 スケジュール: 2007年07月03日 ~ 2007年08月26日 住所: 〒231-8311 横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター 電話: 045-661-2040 ファックス: 045-661-2029 ついでに,長くスライドショーで楽しんでいる景色をいくつか。これは沖縄のグスク。いくつか行ったので覚えていないが,座喜味城(ざきみぐすく)か?沖縄また行きたいなぁ…。 瀬戸内海の直島のコンテンポラリーアートで,風でゆっくり動く(笑)。宿は安藤忠雄氏設計のベネッセハウスをとることができた。美術館に泊まるというのはなかなか貴重な体験だった。島の至る所ににアートがあって楽しかったなぁ。現代アートに興味がある方にはかなりおすすめです。シーズンオフの人の少ない時期が狙い目!ここもまた行きたい…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月20日 18時33分16秒
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