タケノコmaxのパソコンでオーディオ

これから寒くなると恋しくなるのが湯船。数年前に湯船でぼーっとしていたとき，このとき何か音楽が流れていたら最高だろうなぁとふと考えて，防水スピーカーを買うことに。買ったのはPIONEER AS-PS33。現在は生産終了しているようだ。



iPodなどの携帯型デジタル音楽プレーヤーや携帯CDプレーヤーをスピーカーの防水エンクロージャーにいっしょに入れてしまうような仕組み。写真は東芝 gigabeat S60Vを入れたところ。スピーカーにはアンプも内蔵されている。取っ手をロックすると密閉される・・・はずだが，入浴後開けてみたときに中のプレーヤーに少し水滴がついていたことがある。古いのでゴムが緩んできているのだろうか。いずれにしても直接水をかけないほうが良いようだ。

見てのとおりプレーヤーとはヘッドフォン端子でつながっているだけなので，いったん密閉してしまうと外からはアンプのボリューム調節しかできない。一応ステレオだが，音質は普通のラジカセよりチープ。低音は全く出ず，昔の携帯モノラルラジオを思い出させるような音。

しかし極端にリバーブをかけたような風呂場の音響は独特で，スピーカーの位置や向きを変えると印象も変わるので，なかなか楽しめる。また風呂以外にもトイレなどに持っていってもおもしろい。（これは普通のアクティブスピーカーでもできるが）

やはり曲送りなどができないのが不便だが，最近のものはそのあたりも改善されているようだ。



ツインバードのX ZABADY（エックス　ザバディ）は，PIONEER AS-PS33と同じようにプレーヤーを中に密封するタイプだが，パネル部分が透明なシリコンラバーでできており，濡れたままの指でさわってある程度操作できるように工夫されている。背面スピーカーからの音をリフレクターで前面に反射させる，という音の出し方もユニーク。

ツインバードは防水関係の製品に力を入れているようで，他にも風呂場でテレビやDVDが見られる防水ワイヤレスモニター LINK ZABADYなども出している。今までの防水テレビではテレビしか見られなかったが，外に置いた本体から無線で接続するという発想で，ビデオやハードディスクレコーダーなど様々なAV機器とつなぐことを可能にした，これもなかなかおもしろい製品。