大阪市庁舎の周りで「大阪イルミネーション」
大阪といえば財政破綻寸前の府であり市であることは有名です。バブルの時代に「いけいけドンドン」だったのは大阪住民の前向きな性格を考えれば当然だったかもしれません。WTC, ATC, 関空, りんくうタウン、あげればきりがありません。市庁舎もモダンな高級建築です。バブルですねぇ。不況にあえぐ大阪市が派手なイルミネーションを提供することには反対のデモまで起こったほどです。この大阪市の市庁舎の前のクリスマスツリーくらいであれば大きな問題はないのですけどね。ただ、2008年の後半に始まった大不況は年末近くに起こったことで、年末イルミネーションのコストについては、すでに予算どころか支出まで済んでいたと考えられ、自粛の方が無駄遣いだったかもしれません。個人的には不況だからなんでも我慢する、すべてを不況対策に回すという考えは必ずしも良いとは思いません。今財政に余裕がある人が支出しない限り不況は回復しません。今の段階で不況対策は大切ですが、不況には集団意識が強く働きます。そういう意味で明るいイベントは必ずしも無駄ではないような気がしています。特に年末年始は日本人にとって大切な一大イベントですからね。大阪市に税金を払ってはいない私ですがせっかくなので楽しませていただきます。