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カテゴリ:株、投資
以下、問答
----- Q1. 最近のアメリカの銀行の連続した破綻の理由は何ですか? A1. 最近のアメリカの銀行の連続した破綻の理由は、主に以下のようなものです。 シリコンバレーバンクは、スタートアップ企業に多く貸し出していたが、貸し出し先が不足し、資金を債券で運用していた。しかし、金利の上昇により債券が値下がりし、資金調達が困難になった。さらに預金の引き出しが相次ぎ、経営破綻に至った12。 シグネチャーバンクは、不動産開発業者やホテル業者などに多く貸し出していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により業績が悪化し、返済が滞った。また、預金者からの信頼を失い、資金流出が起きた。経営破綻に至った1。 ファースト・リパブリック・バンクは、銀行破綻が相次いだ際に預金流出が止まらず、大手金融機関から支援を受けていた。しかし、預金流出はさらに続き、資金調達が困難になった。経営破綻に至った3。 これらの銀行はいずれも法人向けの貸し出しが多く、特定の業種や企業に集中していたことが共通点です。また、金利の上昇や新型コロナウイルスの影響などで資産価値が下落したことも要因となりました。これらの銀行は大手銀行に買収されることで預金や業務は引き継がれましたが、アメリカの金融システムへの不安は残っています312。 Q2. 金利の上昇は銀行にとって金利収入が増えてよいことではないのですか? A2. 金利の上昇は銀行にとって金利収入が増えるというメリットがありますが、デメリットもあります。 金利が上がると、銀行の貸し出しに対する需要が減少する可能性があります。1 企業や個人は、資金を借りるコストが高くなるため、設備投資や消費を控えるようになります。3 また、銀行は借り手の返済能力を厳しく審査するようになり、融資の態度も慎重になります。4 金利が上がると、銀行の保有する国債の価格も下落します。2 銀行は国債を大量に保有しているため、金利上昇による評価損を被る可能性があります。2 金利の上昇は、銀行の収益や資産の価値に影響を与えるため、銀行経営にとっては必ずしも好ましいことではありません。 Q3. 日本で昨年12月に銀行株が上がった理由は何ですか? A3. 日本で昨年12月に銀行株が上がった理由は、日本銀行が長期金利の変動幅の上限を0.5%程度に引き上げたことが大きな要因です12。これにより、金利の上昇が銀行の収益を押し上げるという見方が広がりました132。また、米国のインフレや金融緩和の縮小なども、金利上昇の背景にありました45。 Q4. 日本では金利の上昇が銀行がいい影響を与えてアメリカでは悪い影響を与えたということですか? A4. そうとは限りません。金利の上昇は、銀行にとっては貸出金利が上がることで利ざやが拡大するというメリットがありますが、資金調達コストが上がることで利益が減少するというデメリットもあります12。アメリカでは、低金利で長期債を発行している銀行は、金利の上昇によって債券価格が下落し、損失を被る可能性があります3。また、金利の上昇は、住宅ローンやクレジットカードなどの借り入れコストを高くすることで、消費者の支出や投資を抑制し、景気を冷え込ませる恐れもあります34。したがって、金利の上昇は銀行にとって一概に良い影響とは言えません。 ----- 以上をまとめると ・銀行にとっての金利上昇のメリット→金利収入が増える ・銀行にとっての金利上昇のデメリット→資金調達コスト上昇、貸し出し需要の減少、債権資産の価格下落 ということらしい。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月08日 20時22分35秒
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