泥棒成金
★★+鑑賞No:02023製作:1955年監督:アルフレッド・ヒッチコック出演:ケーリー・グラント/グレイス・ケリーかつて、希代の宝石泥棒「猫」といわれたジョン・ロビーは、いまは堅気になり、悠々自適の生活を送っていた。そんな中、「猫」の仕業と思われる宝石泥棒が連続して起こり、彼は警察に追われる身となった。まんまと警察の手を逃れたロビーは、新犯人を暴くべく、保険会社の調査員から南仏の金持ちのリストを手に入れ・・・・。サスペンスの神様・ヒッチコックのお得意のサスペンスがほとんど発揮されていない作品。映像的にはヒッチコック作品だが、内容的には本来のヒッチコック作品とは思えない内容で、観ていて退屈感は否めなかった。その分、目についたのが、グレイス・ケリーの若き日の美貌であり、フランスの美しい風景は印象的。ラストの真相暴きでややヒッチコックらしさが出るが、真相についても納得がいかない部分は残る。