|
カテゴリ:江(大河ドラマ2011年)
第44回の視聴率は、前回の16.1%より少し下がって、15.6%でした。 思ったほど下がらなくて、良かったです。 ちなみに、裏の「ワールドカップ女子バレー日本×ブラジル戦」は、16.3%でした。 裏の「日本シリーズ第2戦 ソフトバンク×中日」は、9.1%でした。
淀から江への手紙、涙でした。 淀、いい人すぎますね。 負けてしまって、今から死ぬというのに、敵方の妹の事まで心配して・・・ 常高院(初)が淀からの手紙を江に渡しました。
<淀の手紙の内容> 「江。 己の思いのため、死にゆく私を許してほしい。 家康様も秀忠様もやるべき事をやったまで。 戦を引き寄せたのは、この私にほかならぬ。 私の死によって、泰平の世が来るならば、それもよいと思うておる。 いや、それをこそ今の私は願うておる。 江。 初と共に、幸せに生きてほしい。 そして、そなたに何より言いたいのは、徳川を恨むなという事じゃ。 それが私の最後の願いでもある。 江。 さらばじゃ。 息災でな」
誇りを持って亡くなった淀の優しい心遣いの手紙でした。 豊臣は、淀と秀頼の死を持って終わり、秀頼の息子も秀忠の命令で殺されました。 これで、豊臣を継ぐ者がいなくなり、徳川の世、泰平になりました。 初と千は江戸城に来て、一緒に暮らす事になりました。 千は自分の夫、秀頼を殺す命令を出した父・秀忠を許しませんでした。 江も福から、秀頼が殺害を命じたと聞いて、ショックでした。 その件について、秀忠が江戸に戻って来てから聞きました。
秀忠「私は悔いてはおらぬ。 しかし、あの時をもって、己の中の何かも死んだ」 江「それ故、殺せたと? 秀頼の子も」 秀忠「豊臣を継ぐ者を後には残せぬ。 私を憎めばよい。 いかに憎まれようと・・・私に・・・」 江「悔いはない」 秀忠「ああ。 そなたの母上も父上も私の兄も義母も殺された。 それが戦乱の世だ。 私はそれを終わらせたかったのだ。 されど、誰一人、傷つける事なく泰平の世を築くのは・・・絵空事に過ぎぬ」 江「・・・姉上は仰せでした。『徳川を恨むな』と。 私は・・・どうしたらよいか分からない」と泣く。 秀忠「江。私は何があろうと天下を泰平にする。 戦のない世を作ってみせる! それがそなたの姉上を秀頼様をそのお子を殺めた私にできるただ一つの償いじゃ」 江「秀忠様・・・」 秀忠「血を流すのは、これが最後だ。江。 私が最後だ。 我らの子や孫が誰かを殺す事はない。 断じて・・・ない」 江「秀忠様・・・」 抱き合って、秀忠も泣きました。
江は、これで秀忠を許したのでしょう。 天下を取るためには、その嫡男まで殺すのは普通ですが、それに理由づけして、泰平への願いを強調したようでした(^^;)
実権は秀忠に完全に移り、13か条の「武家諸法度」と「禁中並公家諸法度」を発布しました。 家康は、元号も「慶長」から「元和」に改めました。 慶長20年(1615年)が元和元年になりました。 竹千代と国松の跡継ぎ問題が再び、浮上。 福は、再び、駿府城を訪れ、家康にお世継ぎは竹千代ともう一度言ってほしいと頼みました。 でも、家康は「これよりは秀頼の命に従うがよい」と言い、断りました。 福は焦って、学者の林羅山に若殿に言ってほしいと頼みました。 こちらの跡継ぎ問題は以前もやったので、新鮮味がありませんでした(^^;) 常高院(初)が江と竹千代の間に入ったのは良かったですが・・・ そういえば、初姫と名づけて、常高院(初)が養女にして連れて行った初姫は、どうなったのでしょう? ずっと傍に置いておくと、あの時、言いましたが、京極高次が亡くなってから、淀の所に住んだり、今度は江戸城に来たりして、初姫の事は放りっぱなしです。 多分、初姫は京極家を継いだ側室の嫡男・京極忠高の正室になったと思うのですが、不幸になっていないか心配です。
最後に、竹千代は、口紅を塗っていました。 あれは、どういう意味があるのでしょう? よく分かりませんが、江はとても驚きました。
次回は、「息子よ」という副題ですが、家康の最期のようです。 家康、大事な人物なのに、副題にならないのが不思議です。 遂に、残り2話だけになりました。 最終回の副題は、「希望」です。 最後は、江の死でしょうか? 注目しています。
【第44回粗筋】 (Yahooテレビより) 淀(宮沢りえ)の死の知らせを聞き、江(上野樹里)は寝込んでしまう。徳川の勝利に、大騒ぎする竹千代(水原光太)を叱る江に、福(富田靖子)は"秀忠(向井理)が淀を討つ命を発したのだ"と告げる。江戸に戻ってきた秀忠に問う江。秀忠は涙を流し"天下泰平のため血を流すのはこれで最後だ"と誓う。常高院(水川あさみ)は、江と竹千代の間を取り持とうとするが、それがまた、新たな騒動のきっかけとなるのであった。
【視聴率推移とレビューリンク】 (関東地区) [第1回]21.7% [第2回]22.1% [第3回]22.6% [第4回]21.5% [第5回]22.0% [第6回]19.6% [第7回]18.5% [第8回]20.9% [第9回]20.0% [第10回]16.9% [第11回]15.7% [第12回]17.1% [第13回]16.6% [第14回]19.2% [第15回]18.0% [第16回]15.9% [第17回]20.7% [第18回]18.1% [第19回]17.3% [第20回]19.0% [第21回]17.6% [第22回]18.3% [第23回]18.0% [第24回]18.1% [第25回]16.3% [第26回]16.2% [第27回]15.3% [第28回]18.9% [第29回]17.4% [第30回]17.6% [第31回]13.1% [第32回]15.4% [第33回]15.6% [第34回]17.8% [第35回]15.4% [第36回]15.8% [第37回]16.4% [第38回]15.9% [第39回]15.7% [第40回]15.2% [第41回]17.0% [第42回]16.1% [第43回]16.1% [第44回]15.6% 第20回以前のレビューは、第21回から飛んで下さい。全回レビューあります。
トラックバック、楽天にはかけられないので、ミラーブログ『ショコラの日記帳・別館』へお願いします。 <トラックバックURL> http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/574086/53237595
どうか応援クリック、よろしくお願いします♪(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[江(大河ドラマ2011年)] カテゴリの最新記事
前回のドラマが、あまりに劇的だったので、なんだか気がぬけたような気持ちで見てしまいました。
京極家にいった初姫は、ショコラさんが危惧されたように、あまりしあわせとは言えない境遇もあったようです。 過去の大河の話でなんですが、『葵 徳川三代』では、初姫が思い病気で臥せっているのに、若い当主は相撲見物などに行って、妻を見舞ってやることもないと聞く、と秀忠(西田敏行さん)が常高院(波野九里子さん)に苦情をいうシーンがありました。もちろんドラマのうえのことですが、史実でもそんな面はあったようです。 関係ないですが、「龍子の部屋」のほうは、最終回も絶好調。 なんと秀忠に花びらまきをさせて、龍子が熱く語っていました。 (2011年11月13日 23時57分26秒)
>次回は、「息子よ」という副題ですが、家康の最期のようです。
家康、大事な人物なのに、副題にならないのが不思議です。 家康から秀忠への「息子よ」なんでしょうね。 秀忠から竹千代への何かもありそうですが… 家光には男色の気があったと言われているので、あの紅は それを表わしているのでしょう。 もう、何が起きても全てがあの狂った乳母のせいだとしか思えません。 最終回を目前に控えて何がやりたいのか全く見えなくなってきましたね。 http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-2391.html (2011年11月14日 02時32分09秒)
>淀から江への手紙、涙でした。
これは本当に感動しました。 徳川を恨まないで欲しい・・・ この言葉で江はどうにか立ち直ったような感じでしたね。 そうそう、竹千代はなぜ口紅を塗っていたのでしょう? いろいろと考えてもイマイチ良く分かりません(汗) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201111130003/ (2011年11月14日 05時21分57秒)
ほんと、前回が最終回のような雰囲気だったので、今回、気がぬけたような感じでしたね(^^;)
京極家にいった初姫は、可哀想な境遇でしたよね。 千姫より、初姫の方が不幸だったのではないかと思ってしまいます(汗) 千姫は秀頼と仲が良かったようですし、大阪の陣のあと、実家で何不自由ない生活をしたようです。 一方、初姫は、Wikiによると、夫の京極忠高と中が悪く、ふるゆきさんご指摘の通り、臨終の際も彼は相撲見物に行っていたようです(汗) 初姫の葬儀を行い墓所となった伝通院は徳川氏縁の寺院であり、京極氏は葬儀への立ち会いすら秀忠や弟の家光に許可されなかったそうです。 そこまで秀忠達が怒り、徳川ゆかりの寺院に葬られたくらいなので、きっとかなり不幸だったかも?(汗) <Wiki 初姫> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E5%A7%AB >関係ないですが、「龍子の部屋」のほうは、最終回も絶好調。 >なんと秀忠に花びらまきをさせて、龍子が熱く語っていました。 これ、面白かったですね♪(^^) 秀忠、花びらまいたり、龍子の着物の裾を直したり、裏方役で(笑) <公式HP「龍子の部屋」動画>(「其の十二」がそれです) http://www9.nhk.or.jp/go/movie/index.html (2011年11月14日 17時37分20秒)
ほんと、今回から番外編って感じでしたね(^^;)
視聴率、少し下がりましたが、思ったほどではなく、良かったです(^^) >すっかり大奥な話で、どうにも福が・・・な私です。 私は、最近、福の顔のアップが出てきただけで、気分が悪くなります(汗) ちょっとこのドラマの福の描き方、悪すぎですね(^^;) こんな乳母に育てられたら、どんな子もおかしくなってしまいそう(汗) (2011年11月14日 17時43分17秒)
>副題、家康から秀忠への「息子よ」なんでしょうね。
>秀忠から竹千代への何かもありそうですが… なるほど☆ そういうことですか(^^) >家光には男色の気があったと言われているので、あの紅は それを表わしているのでしょう。 まあ! 家光、男色の気があったんですか。 織田信長の男好きは知っていたのですが、家光は知りませんでした(^^;) >もう、何が起きても全てがあの狂った乳母のせいだとしか思えません。 >最終回を目前に控えて何がやりたいのか全く見えなくなってきましたね。 ほんと、あの乳母は最悪ですね(汗) 最終回目前で、クライマックスのはずなのに、あんな狂った乳母の話では・・・(^^;) 次回の家康の最期で引き締まってくれるのではないかと期待しています。 最終回、どうまとめるのか、全然、想像がつきません(汗) (2011年11月14日 17時49分44秒)
淀から江への手紙、BROOKさんも感動しましたか(^^)
仲間がいて良かったです♪ 他の人のレビュー、そう書いてる人が殆どいなかったので(^^;) >徳川を恨まないで欲しい・・・ >この言葉で江はどうにか立ち直ったような感じでしたね。 そうですね。 実際はこんな手紙を書いたとはとても思えないですが、このドラマでは、とことん、淀、いい人で、長女として下の2人を気遣ってくれていました。 >そうそう、竹千代はなぜ口紅を塗っていたのでしょう? 私も分からなかったのですが、くうさんの話では、家光(竹千代)は、男好きだったようです(^^;) それで、おかま設定にしたのかも?(^^;) (2011年11月14日 17時56分01秒)
この時代の上流階級は男色の習慣がありまして、
それ自体は異常ではなかったのですが、 若い頃の家光(竹千代)はかなり男色にはまってしまい、女性に興味を示さなかったようです。 困った福(春日局)が女性をあてがったのが大奥のはじまりと言われてます。 この大河の竹千代は姉の千姫への憧れから女装に目覚めちゃったのかなと思いました。 (2011年11月15日 00時43分17秒)
>この時代の上流階級は男色の習慣がありまして、
それ自体は異常ではなかったのですが、 >若い頃の家光(竹千代)はかなり男色にはまってしまい、女性に興味を示さなかったようです。 >困った福(春日局)が女性をあてがったのが大奥のはじまりと言われてます。 そうなんですか。 福が女性を探して、子供(世継ぎ)を作らせようとしたのは知ってたんですが、男色に嵌まっていたからだったとは(^^;) >この大河の竹千代は姉の千姫への憧れから女装に目覚めちゃったのかなと思いました。 姉への憧れから女装という流れ、よく分かりません(^^;) 普通だったら、近親そうかんに嵌まりそうだと思うんですが(^^;) (2011年11月15日 17時54分40秒) |