テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:農となかま♪
今日はNEXTEPのフィールド活動の一環で、HARUと一緒に「稲刈り」に行ってきました。 場所はKさん夫妻のお友達でもある有機農業家Mさんの畑で、植木町温泉街の一角にあります。広さは300平米。分譲住宅2件分くらいでしょうか?このくらいの広さでも、とれるお米は3人分の1年分のお米だそうです。ちなみに「米一俵」といいますが、「一俵」の重さは60kg。1日150g(1合)=茶碗軽く3杯分ですから、朝昼晩ご飯食で365日食べると、大体1年で「一俵」食べることになります。昔はこのくらいは平均的に食べられていたようですが、今はパン食や外食が増えて、1年で一俵食べる人はめったにいないそうです。 この広さの稲刈りを、鎌を使って人力で挑戦。 HARUは保育園でも「バケツ稲の栽培」を経験し、稲刈りも鎌を使って体験していたせいか、 「ここばこぎゃん持ってこぎゃんするとたい、わからんとね。」 と手厳しい指導を飛ばしつつも、意外と上手く刈り取っていました。しかし、稲株の間から次々と飛び出す、イナゴやかえるやタニシに夢中になり、あとはNEXTEP常連者である、キンちゃん(3歳)とつるんで生き物採集に没頭してしまいました… それにしても、キンちゃんのお姉ちゃんであるかおりちゃん(4年生)の手際の良さには感動すら覚えました。刈り取るスピードもさることながら、稲を束ねて干すところまで、一連の単調な作業を長時間もくもくとこなしていました。 「かおりちゃん、すごいね。やったことあるの?」 と聞くと、「2回目だよ。」と答えてくれました。稲刈りも2回やるとこれだけ違うのか~と感心しましたが、たぶん彼女はこのNEXTEPのフィールド活動に毎回のように参加しているので、「農」そのものの経験を積んでいることと関係がありそうです。 「体験」と「経験」という2つの言葉があります。しばしば同じような意味で使われることがありますが、初めて試みたことは「体験」と言えますが、「経験」は「経る、経過」という意味で使われる「経」という漢字が使われている以上、体験を積み重ねてきた事柄に対して初めて使うことができるのではないかと思います。私は今回稲刈りを「体験」はしましたが、「経験」はしていません。HARUや特にかおりちゃんは、その点で「経験した」ということができるでしょう。 「農」に限らず、ものごとは「体験」するだけではだめで、やはり「体験」を繰り返し、「経験」として積み重ねていくことではじめて「自分のもの」「自分の柱」にすることができるのだな~と改めて実感した1日でした。 ちなみに今回収穫した米は「もち米」です。この「もち米」を使って、来月は餅つきがあります。HARUは今からカレンダーで確認し、待ちきれない様子。私もたのしみです♪ 稲を刈るHARU 稲刈り風景 Mさんに稲の干し方を習うHARUときんちゃん わかりづらいけどワラに付いている天然の納豆菌。 これで納豆を作っていたんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月03日 17時53分10秒
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