テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:農となかま♪
25日(日)に11月の農と食をたのしも~会を開催しました。今回のフィールドは「西田果樹園」初めての課外授業です。みかん狩りにふさわしい澄み渡った青空。子供も大人もテンションがあがります。
急勾配の山肌にずらりと並ぶみかんの木。なんでもかんでも勢いでちぎってしまいそうな私たちへ、まずは西田さんから「みかん狩りの極意」を伝授してもらうことに。 おいしいみかんの選び方 1.へそは小さく、へその緒は細く。 みかんのへそといえば『へた』といわれる部分。ここと繋がっているみかんのへその緒ならぬ「へたの尾」である枝はなるべく細いほうが水分がみかんに入りにくく、甘みが増したみかんとなる。 2.なるべく外側の実を選ぶ。 中のものほど水分量が多くなる。 3.小ぶりで筋肉質なものを選ぶ。 大ぶりでぶわぶわしてそうなもの、表面がつるんとしているものは水分量が多いので甘みが少ない。表面がごつごつで、いかにも筋肉質なものが甘い。 4.濃い色のみかんを選ぶ。 みかん山が急勾配なわけは「水はけがよい」こと。トマトでも同じ話を聞きましたが、実ものは水分が多いと水っぽくて甘みが少なくなるようですね。特に「3.小ぶりで筋肉質」というみかんの判断基準はみんな初耳だったようです。 ところで、この「みかんの木」というものはもともと「みかんの木だけ」で実がなるようにはならないのだそうです。「カラタチ」というとげとげした木に接木をしていろいろな品種のみかんを実らせます。今回収穫させていただいたのは「オキツ」という品種の木を接木したもの。 今回初めて知ったことがもうひとつ。みかんの表面に「黒い点々」がついているものを見かけませんか?これはみかんの葉などに付着している菌がみかんの表皮に移ったものだそうですが、これは「なんら品質には影響しない」ものなのだそうです。ところがこの「黒い点々」があると、みかけがよくないという理由でB級品となり、価格が落ちることから、殺菌剤が使われるのが通常のようです。西田果樹園のモットーは果実外皮の成分までも生かして加工できること。殺菌剤を使うわけには行かない西田さんは、その代わりに、PH2.9以下の弱酸性水を用いて菌の付着を防いでいるそうです。(くわしくはこちら) みかんでおなかが満たされてきたころにランチタイム。今回はたのしも~会版弁当の日。 みかんでおなかいっぱいになるであろうことを見越して内容は「おにぎりと、玉子焼きとか簡単なおかず一品を親子でつくる」ことを提案していました。我が家はちなみに「ひじきのおにぎりと桜海老入り玉子焼き。」ひじき煮のにんじんやあげは多少大きくはなりましたが、がんばって刻んでいためて煮込んで味付け、とがんばってくれました。それぞれの家の味がづらり。おにぎりを握った子、朝から包丁をもって刻んでくれた子。「食べていいよ!」と誇らしげにマイおにぎりをみんなにすすめてくれたり。みんなの暮らしの時間を少しずつ持ち寄って共有し、刺激を受けることで何気なく通り過ぎている日常の暮らしを振り返り、無意識の部分にスポットをあてること。今後も機会をみつけて「弁当の日」をたのしもう会に取り入れていきたいと思います。 最後に、今回みかん狩りに参加できなかった方へ。西田果樹園の期間限定のこちらの企画をご紹介させていただきます。お歳暮にもおすすめですよ~。 次回は12月9日(日)みなさんのご参加をお待ちしています~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月30日 06時04分51秒
[農となかま♪] カテゴリの最新記事
|
|