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テーマ:政治について(20189)
カテゴリ:日記
市議会議員選挙が終わり、その喧騒が覚めやらぬうちに今度は市長選挙が始まるわけだが、その争点がなんともぼやけたものになっている様に感じている。
現職市長の後継者と言われている候補予定者のリーフレットには、「ん?これは…」と思うビミョーな公職選挙法に抵触しかねない表現もある。 このリーフレットはずいぶん大胆で、はっきりと「上尾市長にチャレンジ」と書いてある。また、あいさつ文には「市長選挙に立候補させていただく」とも書いてある。こういう文書が無差別ポスティングされることは公職選挙法に抵触すると指摘せざるを得ない。 この方のリーフレットの政策も「どうしてなの?」と思うようなことがはっきりと書いてある。 例えば「中学卒業時までの通院医療費の無料化」という政策を謳っているが、これなど市民からの請願が以前の議会に提出されたが、この方ははっきりと採択を反対した。この方の所属する会派「新政クラブ」と「公明党」は財源が無いといった理由で反対だったのだが、このリーフレットには財源の説明もなく「無料化を図る」とある。 なんとも無責任の謗りは免れ得まい。 その他にも、敬老祝い金の見直しを謳っているが、これだって毎年支給だったものを5年毎に変更する議案に賛成していたはずだが、喜寿と米寿にも支給するという。だったらなんであの時もっと慎重に審議しなかったのだろうか。 これらの主張にはなんとも不思議さと違和感を感じる。市議会議員当時の採決態度をまったく説明することなくこれらの政策を掲げられるとそれこそ「バラマキ」ではないのか、と言いたくなる。 現市政を継承すると主張するこの方は、それ以外にも、「都市基盤の充実」という名目で建設事業の推進をいの一番に掲げている。厳しい厳しいと言う上尾市財政とどう折り合いをつけるのか。財源確保など責任ある説明を伺いたいものだ。 これらの批判と疑問に対して明確なお答えがいただきたいと思う。 やはり今回の市長選挙は、マニフェストを公開し財源や達成時期をきちんと掲げて市民に信を問わなければ、結局元の木阿弥になってしまうのではなかろうか。 10年後には65歳以上人口が25%を超えると予想される我が上尾市は、全国平均の倍くらいのスピードで高齢化が進んでゆく。これにどんな対応をするのか。どんな政策を掲げ予算を配分し実行してゆくのか。 そのことこそが今度の市長選挙の争点のはずだ。この目線が無い市政では市民は到底浮かばれまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 28, 2007 11:48:26 AM
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