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テーマ:政治について(19932)
カテゴリ:政治「物申す!」
このドラマは予想外のところから新たなストーリーが飛び出す。ホント目が離せない。コリャ大ヒット間違いなし、だ。
第2話は、舞台を「永田町」から「ローマ」に移して始まった。大ヒットドラマの鉄則「海外ロケ」ってヤツだ。 G7会議の後の中川財務・経済金融担当大臣の「ろれつ」が回らない、どう考えても「酔っ払って」いるようにしか見えない記者会見が、事件の発端だった。 今日のニュースワイドショーでも、繰り返し何回もその場面が放送されているが、ありゃどう考えても、私自身の経験でも「酔っ払って眠たくてしょうがない人」にしかみえない。 サラリーマンだった20年ほど前に、時の上司と会社帰りに痛飲して、最後はタクシー、という時があった。その上司は「オレが払うからな」といいつつも、いざ到着して料金支払いの時にはもう眠くて眠くてしょうがない。 「付きましたよ」とその上司を起こしたが、財布を取り出すために上着の内ポケットに手を突っ込んで再び寝て、財布を取り出してまた寝て、財布を広げて寝て、お札を取り出そうとして寝て、運転手さんに渡しながら寝て、おつりを貰いながら寝る、という私からすれば世にも珍しい光景、「睡魔の底力」を見た。 中川大臣は、そのときの上司と「そっくり」な行動だ。 帰国後、今日の言い訳は、なんと「風邪薬を通常の2倍飲んだから」という不可解を通り越して「呆れて笑っちゃう」ものだった。さすがシーズン2ともなると、そこここに「笑いのエッセンス」もまぶしてあると見える。 だが、用法用量を守らなければいったいどういうことになるのか。命にかかわるやも知れないし、その結果の記者会見のアレは、つまり薬物で「ラリって」いるということを自ら説明したということだ。 この説明は時系列でもおかしい。前の晩に通常の2倍の薬を飲んで寝た、という。記者会見は翌日の午後のことだ。そんなに長くラリった状態が続くわけが無い。朝晩2回のあの薬だって「12時間」がいいところだし、通常よりもたくさん飲んだからといって長時間効くはずも無い。あたりまえ。 もし体調が悪ければ、そう断らなければならない。薬が効いてきて今眠くなってきているから、と素直に言えばよかったのに。 しかも隣に座っていた日銀総裁のまるで「他人事」といわんばかりの態度も、もしかすると「第3回」への期待を否が応でも高める重大な複線だったのかもしれない。 崩壊へと一歩一歩進む「麻生政権」。それゆえに政治家としての生き残りをかけた壮絶な戦いが水面下で行われている。権謀術数と駆け引き。昨日の敵は今日の味方はやっぱり敵かも。裏切りとだまし討ち。ありとあらゆる手を尽くして、果たして生き残って栄光を掴むのはいったい誰か。 壮絶な人間の欲望が渦巻くドラマが展開している。 中川大臣はここでドンだけ恥をかこうが、嘘つき呼ばわりされようが、なんとしても踏みとどまっていただきたい。ここで辞めたらドラマは一気に「打ち切り」になっちゃう。この予想外のストーリー展開をもうちょっと見たい。 ってほどのものでも無いような気がしてきた… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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