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テーマ:政治について(19891)
カテゴリ:政治「物申す!」
私が住む埼玉県上尾では、昨晩の予報は5~10センチほどの積雪になるということだったが、結局まったくそういうこともなく、混乱もほとんどなかった。
大雪は一匹でも「ねずみ」が出ないほうがよい。 さてさて。 西松建設違法献金問題はどうなのか。 民主党小沢代表は、代表にとどまる選択をした。これは至極当たり前の選択だろう。 昨晩の記事にも書いたとおり、今回の公設秘書の逮捕には相当な無理があると感じている。 改めて記すが、西松建設が、政治献金した資金の作り方に問題があって、その資金を受け取ったことは道義的責任は免れない。そこは大いに批判されるべきだ。 だが、そのことがストレートに「政治資金規正法」違反となるのだろうか。 例えばある企業、団体が、「献金したい」と申し出があったとする。ところが、企業団体からの献金は「政治資金規正法」に違反する。ではどうするか。合法な形にして献金していただかなくてはならない。 この合法な形にするために政治家の側が指示をすることはよくある話だ。なぜならば、一般の人は何が合法で何が違法なのかわからないだろう。それゆえ少しはわかっている政治家の側にどうしたら良いかと問われることもよくある。 また、献金する側も、例えば「名前が公になっては困る」といったさまざまな事情があるだろう。 そういったことすべてをクリアするために、それこそ企業の側が、政治団体を設立して、ということもありえる話だ。 現実に例えば「医師会」とか「商工会議所」といった業界団体も、別に「医師政治連盟」や「商工政治連盟」といった政治団体をもっていて、そこが、献金したり、パーティ券を購入したり、選挙のときの「陣中見舞い」を寄付したりということが行われている。 今回の西松建設の問題は、政治団体と献金という部分に限ればこれらにきわめて類似している事例だ。 それだけに、問題が、例えば献金資金の捻出が違法だった、とか、ゼネコンと政治家の癒着といった問題と混同されては、問題の本質を見誤る。 むしろ、任期満了の6ヶ月前となる「3月11日」の1週間前の4日に逮捕したという意味を冷静に考えなければならない。 6ヶ月前からは政治活動に厳しい制限がある。つまり「選挙が近い」という認識の期間になるのだ。この期間に公設秘書を逮捕となると、検察は「選挙妨害」と批判される。 それを避けるために、もしかすると嫌疑不十分である可能性があるにもかかわらず、逮捕を強行したのではないか。 少なくとも「政治資金規正法」違反では「国策捜査」と批判されてもしょうがないように感じる。 大山は鳴動しているようだが、果たしてどれだけのねずみが出てくるのか。今後新たな事実が判明すれば話は別だが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 5, 2009 10:18:31 AM
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