まちづくりは難しい
午後から上尾市都市計画審議会が開催されて出席してきた。議題は上尾駅東口再開発事業の指定地域の変更やその関連だった。 内容はまた改めて明日にでも書こうと思うが、一言で言えば、まちづくりに係わることだから、単に用途変更だとか高さ制限の解除といったことだけではなく、トータルのコンセプトに基づいた開発でなければ、せっかくの上尾市の玄関である駅前整備が、ただ地権者の利益を保全したのみになってしまうことが一番気になった。当然それはそれで大切なことは分かっているが、公共性とのバランスを図る難しさを感じた。 都市計画審議会は、都市計画法に基づいて設置されていることだから、その法律の範囲しか審議対象とはならないが、まちづくりはもっと大きな俯瞰目線で考える必要がある。それこそ駅前は、「開発」という切り口だけではなく「活性」という切り口との融合が必要だ。「縦割り」がそれを阻んでいるようなのだが。 計画された28階建てのマンションやオフィスなどの施設計画は、東口をどんな「顔」に変えていくのか。と想像するのが難しい。50年先に禍根を残さないようにだけはしたい。