■秋暑し■(4635) ■8月の俳句一覧
秋暑し完食したるどんぶり麺*残暑の厳しい日でしたが「アツアツの野菜らーめん」食べたくて。食べきれるかと思いましたが、無用の心配でした♪あきあつし かんしょくしたる どんぶりめん≪太陽はいつもまんまる秋暑し 三橋敏雄≫■令和元年8月の俳句一覧《令和元年8月》No.4605 (乾杯の) 乾杯のグラスの音色涼しかり(20190801)No.4606 (蘇る) 蘇る世阿弥の『班女』夜半の夏(20190802)No.4607 (やうやうに) やうやうに来る我が世の酷暑かな(20190803)No.4608 (冷麺や) 冷麺や鼻をツンする黄辛子 (20190804)No.4609 (乙女らの) 乙女らの背開きスタイル蟬の殻 (20190805)No.4610 (唖蟬の) 唖蟬の聴き入るばかり彼の声 (20190806)No.4611 (両の手で) 両の手で齧るもろこし健歯かな (20190807)No.4612 (噴泉の) 噴泉の競ふ気ままなジャンプかな (20190808)No.4613 (早起きに) 早起きに徳のありけり待宵草 (20190809)No.4614 (突撃の) 突撃の自死演じるや金亀虫 (20190810)No.4615 (向日葵や) 向日葵や笑むる太陽百萬個 (20190811)No.4616 (御出座しの) 御出座しの刻となりけり夕化粧(20190812)No.4617 (夏負や) 夏負や肉厚バーグ挑みたる (20190813)No.4618 (空蝉の) 空蝉の爪先なほも強かりき (20190814)No.4619 (かまきりの) かまきりの無敵なりける視聴覚 (20190815)No.4620 (いつの間に) いつの間に実りのかたち涼あらた (20190816)No.4621 (気が付けば) 気が付けば野にも山にも秋の声 (20190817)No.4622 (白玉や) 白玉や母のことなど孫たちと (20190818)No.4623 (バレリーナ) バレリーナ目指す乙女ら秋暑し (20190819)No.4624 (蜘蛛の囲に) 蜘蛛の囲に見惚れ已む無く遠回り (20190820)No.4625 (コスモスや) コスモスや不撓不屈の嫋やかさ (2019821)No.4626 (陰口は) 陰口は気にせぬをんな灸花 (20190822)No.4627 (古代への) 古代への夢の遥かや蓮の実 (20190823)No.4628 (夕映えの) 夕映えの炎ゆる大地や葉鶏頭 (20190824)No.4629 (弾くたび) 弾くたび姉に叱られ鳳仙花 (20190825)No.4630 (萩咲けど) 萩咲けど俳句浮かばぬ夜でありぬ (20190826)No.4631 (新涼や) 新涼や草木に映ゆる肌の色 (20190827)No.4632 (落蟬の) 落蟬の生家へ帰る癖ありや (20190828)No.4633 (主の影を) 主の影を踏まぬ母居し葛の花 (20190829)No.4634 (自己主張) 自己主張すぎていないか紅芙蓉 (20190830)No.4635 (秋暑し) 秋暑し完食したるどんぶり麺 (20190831)<宮日文芸・俳句 / 宮崎日日新聞> …… <選句日ベース投句数:4週×5句=20句> *8月中 入選句 ・精神を統ぶれど失せぬ溽暑かな …… ○妹尾題弘 入選 (2019/8/26) 妹尾題弘氏【評】<精神一到何事か成らざらん>なる成語も通じないか。