572ページ【漏洩】 外部へもれること 正しくは“ろうせつ”
アホで無責任で無教養な俺だが、これは知っていた。【漏洩】の本当の読みが“ろうせつ”であることを。これに似た感じで“判官贔屓”が“はんがんびいき”ではなく“ほうがんびいき”であったり【其の他】は“そのた”であり“そのほか”ならば【其の外】と書くのが正しい。しかし、そんな事を言っていたら以前にも書いたとおり“雰囲気”をフインキと堂々と読むアナウンサーの商売もアガッタリになってしまうので、現在では“漢字”とそれに伴う意味なんかよりも、“口語”であり、言い易さが優先される事を良しと認識しなくてはならないだろう。それはさておき、今日の旅の友は【漏洩】なんである。最近になって俺は、この【漏洩】にて困り果てているのだが、その原因は下請け業者からライバル他社などにアイディアやデザインなんかが【漏洩】してしまう事なんである。ここで鋭い人はピンときたと思う。そう。この下請業者は中国の工場なんである。・・・もう、中国の業者を使うのは止めようと思う。というよりも米国なんかでは“チャイナフリー”(中国産の原材料などを使用していないことを意味する)が一種の信頼マークになっているが、これに激しく賛同する。モラルの欠片もない人達にモラルを教え込むのは事実上不可能なんである。だから、こちら側で対策なり防御なりをしておかなくては大変な事態に陥るのを今回の事で身に染みて理解したのだ。そう云った意味に於いても、つくづく俺は日本に生まれて良かったと思う。もし、俺がパクリ商品を堂々と売り続けるような中国や韓国なんかで生まれていたりしたら、平気で【漏洩】するような人間になっていただろう。そういった意味に於いては俺の両親にも感謝しなくてはならないのだろうな。俺は日本人として生まれてきたのだから。