父の日
波乱万丈の苦労をしてこそ「人間」はできる。苦労もせず、思い通りにいけばよいように思えるかもしれないが、結局は、傲慢で小さな人間になってしまうものだ。やりづらくとも、耐えて、努力し、乗り越えていく。その積み重ねのなかで、「人格」はできる。偉い人の仕事は、「自分のため」の次元ではない。「人のため」、「社会のため」である。後輩のため、そして、後継の友のために戦い、道を残していくここに偉大な「父」の心がある。人生は長い。勝つ時もあれば、負ける時もある。行き詰まり、七転八倒する時もあるだろう。たが、人生の勝敗は、途中で決まらない。栄光は、粘り抜いた逆転劇によって勝ち得るものだ。だからこそ、心は負けてはならない。あきらめてはならない。2020年6月21日の聖教新聞池田大作先生 四季の励ましより抜粋