カテゴリ:美しき蓼科
2010年12月23日(木) 在りし日のパル ※※※ レクイエム いまからちょうど2年前、 2008年12月23日(火) 午後1時50分 僕らの愛する家族 パルが旅立った ぼくらが介護している最中に 心不全を起こしたらしく あっとうまに逝ってしまった 最初は何が起きたかわからなかった しかし やがてパルが呼吸をしていないことに気づく 信じられない思いだった 頭の中が真っ白になった いまでもそのあたりのことは 記憶から抜け落ちてしまっている 容体は決して良くはなかった 前夜から息をするのが苦しそうで 衰弱がひどくなっていた しかし こんなにはやく・・・とは すくわれたのは 苦痛や苦しみが一瞬だったことだった いま パルの顔はとてもやすらかで やさしさと穏やかさをたたえている いくら見つめていても見飽きないほど 美しい 本当に美しい 荘厳といえるほど 強こころを惹かれる表情だ とてもこころがきれいだったパルだから あっという間に 天国についてしまったのかもしれない しばらくすると 僕は自分が涙を流していることに気づいた 何十年ぶりのことだろう 止めどなく流れる涙には 悲しみもくやしさも何もかもを超えた 何かが感じられた ああ、涙ってしょっぱい味がするんだ 僕が泣く 何の衒い(てらい)もなく 声も出さず 嗚咽もなく ただ涙を流し続ける それは パルに対する 思いの丈を はき出しているようでもあった 愛する者を失った者だけに 許される涙だ 未明にまどろんだ僕は 天(あま)駆ける 蒼きオオカミの群れの中に パルの姿を見た その姿はまばゆく輝いて その表情は 走る喜びに満ちていた それでも 止めどなくあふれるこの涙は なんなのだろう モニタがにじんでよく見えない 肉体は滅びても 僕らの周囲から パルの気配は消えていない パルは僕らとともに これからも 生きてくれるようだ ありがとう、パル 君に出会えただけでも 僕らの人生には価値があった たくさんのものを 僕らは君からもらった 僕らはいったい 何を返すことができただろう 感謝 ただそれだけしなかない ぼくらは決してきみのことを忘れない また 新しい一日が 始まる ※※※ 12月25日(土)ピラタス蓼科スノーリゾートは ロープウエイ山頂駅からの4キロコースをオープンします。 現在は1キロのメインゲレンデが滑走可能です。 わたしのペンションのすぐお隣です。 といういうことで、どなるわけじゃないけれど、 蓼科高原いらしたら是非 私のペンションに泊まって下さいね!(o^^o) パソコン向けHP:http://www.p-sunset.com/ モバイル向けHP:http://sunset.rwiths.net/ ※※※ from 信州蓼科高原・標高1800m ☆たてしなラヂヲ☆ http://twitter.com/tateshina_radio お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.23 19:21:42
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