カテゴリ:カテゴリ未分類
▲蓼科高原の桜が満開です~♪:写真をクリックすると拡大します。 滝谷省三郎は父親に向いた男ではなかった。トニー滝谷は息子に向いた男ではなかった。(村上春樹原作、映画「トニー滝谷」より) 私の場合は、それに加えて、母は母親に向いた女ではなかった。このキャスティングのいったいどこに救いがあるというのだろう。 親がいただけいいじゃないか、という考え方もあるし、それはもっともな意見だと思う。これはそれを認めた上での話だ。そのような立ち位置からの話だ。 以前、村上春樹の短編小説を映画化した「トニー滝谷」のこと、また、それにインスパイアされるかたちで、私自身の生い立ちのことを書いた。 私の認識する限りの「事実」を書いたのだけれど、「事実」とはじつに多様なものだから、別の視点に立てば見解は180度異なるのかも知れない。 それは議論しても、検証を重ねても、解きほぐすことはできない。最大公約数的に妥協するにしても、そのようにして得られた事実は、個人のこころに関わる問題にはほとんどなんの役にも立たない。 たとえどんな親であろうとも、子供は親を憎むことはできない。 それは宿命とも言える。いやDNAレベルでそのようにプログラムされているのだ、と言うひともいるだろう。 子供は無条件に親を愛さざるを得ない。愛すことをやめることはできないし、憎むこともできない。だからこそ、子供は親を「捨てる」ことしかできないのだ。 同時にそれは子供自身のこころの一部をえぐり取ることでもある。人間の行為はつねに相対的であり、相互的であるからだ。人の道を説く愚行を犯してはならない、子供はすでに裁かれているのだ。 親孝行を要求する前に、最善の親であろうと努力することだ。そうであるならば、なにも言わなくても、子供はこころから親を愛し、親の慈愛に報いたいと切望するものだから。 自らの人格と尊厳を守るために両親という強大な二人の大人を相手にひとり戦いながら成長した私は「普通の家庭」のありようが理解できないのかもしれない。(私には兄弟姉妹がいない) ひとそれぞれに自分自身という存在の「質」を持って生まれてくる。サルトルの言うとおり、それは事後承諾であり意識を持った瞬間にはもうこの世界に明確な理由もなく存在しているのだ。 理解できようができまいが、世界は刻一刻と判断を求め、かまわず進行する。 なにはともあれ、生きなければならない。 --- 信州蓼科高原北八ヶ岳・標高1700m ペンション・サンセットのホームページ: http://www.p-sunset.com/ Facebook Page:https://www.facebook.com/pension.sunset ★蓼科の写真をもっと見たい人はこちらにたくさんアップしてあります: http://www.flickr.com/photos/p-sunset/ ※※※ 【蓼科高原観光情報】 ▲晴れても曇っても、雨でさえ、美しい。写真をクリックすると拡大します。 諏訪湖(海抜765m)から海抜1000m付近までの桜が満開です。海抜1240mの桜の名所、蓼科湖・聖光寺(しょうこうじ)の千本桜も満開です。 ペンション・サンセットは北八ヶ岳ロープウエイの隣のペンション村にあるのでロープウエイへのアクセスが抜群です。しかもロープウエイ前に完全舗装された800台収容の無料大駐車場があるので、ペンション・サンセットにお泊まりなら、「満車で駐車できない!」なんて心配はありません。 大駐車場までは車クルマ5分、ロープウエイ山麓駅まで徒歩8分。 ● 北八ヶ岳ロープウエイのHP:http://www.kitayatu.jp/index.php ● ペンションサンセットのHP:http://www.p-sunset.com/ 公式フェイスブックページ:https://www.facebook.com/pension.sunset ● 期間限定で1泊2食付き7900円からの特別料金キャンペーン実施中です ● 楽天トラベルのお客様の声(公開アンケート) お電話でもホームページからのご予約でも料金は同じです。当日予約でのご利用大歓迎です。 ご予約専用電話:0266-67-5123 です。 --- 総合的な観光情報はこちらをご覧下さい ■蓼科高原公式ホームページ:http://www.tateshinakougen.gr.jp/ ●「蓼科うさぎ♪」さんのブログも必見!:http://ameblo.jp/tatesina-onsen/ --- ©2013 Pension Sunset, all rights reserved. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.05.04 01:13:15
コメント(0) | コメントを書く |
|