マスコミへの要望
被災地の1日でも早い復興と、被災された方の一人でも多くの安全を祈ります。いま、テレビは被災地を報道する番組であふれています。もちろんそういう報道も必要でしょう。それが多くの支援を呼ぶこともわかります。しかし、できれば、今、私たちが何を支援すればいいのかを判断できる材料をもっと多く報道してほしいです。今、何かをしたいと考えている人たちが日本中にたくさんいます。でも、場合によってはその行為が無駄になったり、邪魔になったりすることもあるでしょう。阪神淡路大震災の時に、私も短期間ですが、ボランティアに参加させてもらいました。震災から約1か月の頃です。そこで見たものは、必要のない物資が次々と送られてくる現状でした。現地ではそれを処理する余力はありません。ボランティアの仕事の多くがその整理に追われました。テレビを見ると、まるでワイドショーのように被災地を扱っている番組もあります。そういう番組を作るくらいなら、確かな情報を日本全体に知らせてほしいです。水を送ればいいのか?毛布を送ればいいのか?それともすでに足りているのか?今献血は必要なのか?それともあとで献血をしたほうがいいのか?どうすればボランティアに行けるのか?本当に必要な情報を瞬時に全国民に送る力のあるテレビに、正しい動きをしていただきたいと思います。