夏目俊平(西島秀俊)は、
海外で活躍する優秀な指揮者。
しかしあるとき、
ヴァイオリンをやっていた娘・響(芦田愛菜)の身に
「最悪のこと」が起こり、
それをきっかけに、
彼は舞台に立つのをやめてしまう。
それから5年後。
家族と別居し、
ウィーンで
ひとりきりの生活を送っていた俊平は、
ある日、
仕事のためフランスに行くという
妻・志帆(石田ゆり子)から頼まれ、
しばらく日本に帰って
子どもたちと過ごすことに。
しかし市役所で働く響は、
父に刺々しい態度をとり、
その弟である海(大西利空)が
フォローしても、
家の雰囲気は
気まずいまま・・・
そんな中、
市役所観光課の古谷悟史(玉山鉄二)が
俊平のもとにやってくる。
彼は市民オーケストラ、
晴見フィルハーモニーの指揮を、
俊平が引き受けてくれたかのように
話すのだが……?
芦田愛菜の
終始ふくれっ面に、
メッチャイラつく~。
なに怒ってんだ ?
この娘は。
5年前、
響に何が起こったのか。
そして響と父・俊平の間に
何があったのか。
はっきりとは描かれないまま、
物語が進んでいく。
ただただ、
響が父親を毛嫌いし、
険しい顔を見せ続ける。
・・・・・・・。
よっぽどのことかと思うわよねえ。
よっぽどのひどいことを、
父・俊平は娘・響にしたのかと。
でもねぇ、
ナニソレだったんだわよ。
世界的な指揮者である
父の指揮で
ヴァイオリンをひく夢。
けれど自分には
父の隣に立つだけの
才能がない・・・
思いつめた挙句、
ヴァイオリンがひけなくなったんだな。
父は、
コンテストのファイナル直前に、
もっとこうするといいと
アドバイスをしただけ。
至極当然のアドバイス。
なんてことのないアドバイス。
けれど
いっぱいいっぱいだった
響の心には
するどく突き刺さり、
これ以上
うまくなんかひけないのにと、
お父さんには私の気持ちはわからないと、
そこで崩れてしまったんだな。
・・・・・・・。
まあそこで崩れちゃうのは
いいとして、
それで父親と断絶なの ?
5年もの間 ?
俊平、
そんなに悪いことした ?
俊平も俊平で、
それで
指揮者辞めちゃうんだ ?
うーん・・・
ちょっと動機としては
弱くないかい ?
うーん。
なんか共感しづらいわ。
モヤっとしちゃうわ。
響の弟が一度言ってたけど、
響、『思春期か ! !』だよね。
~_~;
まあ拗らせちゃんって、
扱い難しいのよねえ。
うちの次男もそうだったからわかる。
トーダイセイの長男を意識しすぎて、
拗らせてたもんなあ。
高校のころ。
長男の横に並びたい、
だから阪大に行くと。
勉強もせずに
何ほざいてんだって感じだったわよ。
お兄ちゃんはお兄ちゃん、
君は君だよと、
何度言ってもダメだった。
逆に僕に期待してくれないと
怒り出す始末。
どうにもならないモヤモヤを
親にぶつけてるんだなと、
あの時はそう理解したけど。
親に甘えてるんだな、と。
・・・・・・・。
そうか。
響も同じか。
才能の限界に悩む気持ちを、
親にぶつけて甘えていたんだな。
でも5年はちと長い気が・・・
~_~;
俊平は
人の気持ちに疎いタイプだと思われ。
音楽に目覚めた高校球児の俊平。
憧れの指揮者のコンサートに行きたくて、
甲子園の予選をすっぽかし、
四国から一路東京へと。
・・・いやあ。
これはないわぁ。
びっくりしたわ。
野球って団体戦じゃない。
ピッチャーで有力選手だった俊平がいなくては、
勝てないじゃん。
甲子園への夢は、
俊平だけじゃなくて、
他の部員たち、
みんなの夢でもあったのに。
俊平、
無責任すぎる×××
野球から音楽へと
道を変えるのは別にいいと思う。
でもそれは
高校野球を
やり終えてからに
すべきではなかったのか ?
何かに夢中になると、
周りが全然見えなくなるみたいだ。
だから妻にも
離婚を要求される始末。
ワンオペ状態で、
家事育児に追われ、
描きたかった絵(仕事)が全く描けない。
そんな思いをしていること、
アナタは全然気がついてくれなかった。
音楽の世界にひとり
のめり込んでいて・・・
甲子園の予選をすっぽかしちゃえる
俊平ならば、
さもありなん。
まあでも、
世の中のダンナさん、
奥さんの不満には
なかなか気が付かないんじゃない ?
男の人ってそんなもんよ。
とも思うけど。
^ ^;
芦田愛菜ちゃん、
『Mother』で
実母に虐待されていた小学生を演じていた時は、
その演技力に驚いたものだったけど、
成長するにつれて、
変に知恵がついて、
計算して演技するようになったから、
段々と苦手になって行ったのよね。
こうやって演技したら、
上手に見えるでしょ的な、
子供の浅知恵っぽい感じ。
でも今回、
久しぶりに彼女の演技を見たら、
苦手に感じてた
計算した演技が消えてて、
ずいぶんナチュラルになってたなあ。
19歳だっけ。
おとなになったんだな。
そう好意的に見ていたらば、
このあいだの過去のシーンの演技。
自分の才能の限界に思い悩む演技。
うーん・・・
ただ泣き叫んでるだけっぽい。
大げさに泣き叫んでるだけっぽい。
うーん・・・
感情がついてゆかない・・・
引き込まれない。
ふくれっ面の演技は
うまかったけど。
そう、
見ていると
イライラするくらいに。(笑)
でも感情爆発マックスで
泣き叫ぶ演技は
外側だけ。
うちからこみ上げるものが
まだまだ足りない・・・
気がしたかな。
世間がもてはやすほどの
女優さんかな ?
根が真面目な役しか
できなさそうだし。
女優さん的には美人じゃないし。
普通だし。
背もかなり低いよね ?
賢い、賢いって、
世間はもてはやすけど、
愛菜ちゃんレベルの賢い子は、
世間にはいくらでもいる。
まあ芸能界では知らんけど。
恋愛もののヒロイン、
できるかなあ、
愛菜ちゃん。
今のところ、
色気ないけど。
^ ^;
悪女とかもね。
できるかな ?
優等生じゃない愛菜ちゃん、
期待するわ。
見てみたいわ。
・・・って、
なんかドラマ自体に
関係なくなっちゃったけど。
^ ^;
ついでに
ストーリーに関係ない感想。(笑)
西島さん・・・
響パパ。
料理が下手な設定だったけど、
ついこのあいだまで、
『何食べ』で
料理上手なシロさんやってたから、
メッチャ違和感。(笑)
シロさんなんだから、
もっと作れるはずだっっっ。
と、
何度頭の中で叫んでいたことか。
^ ^;
あと、
玉山鉄二。
市役所勤務で
市民オケの古谷さん。
最初、
誰だかわからなかった。(汗)
・・・太った ? ? ?
びっくり。(汗)
◎_◎;
最終回を見て。
・・・フェスが終わってから、
ドイツ行けばいーやん。
なんですぐ旅立つ ! ?
しかも
リハすっぽかしって、
こーゆーの主催者側に
迷惑かけてるんじゃないの ?
フェス参加資金を
カンパしてくれた人たちや、
楽器売ってお金用立ててくれた
ジーサン(西田敏行)にも
悪くないか ?
タイトルが
『さよならマエストロ』なんで、
最後はドイツでまた
指揮者するんだろーなって、
初回から予想はついてたけど、
こーゆーストーリー運びは
どうかと思う。
それから離婚。
俊平と志帆って、
修復不可能なほど
拗れてるようには見えないんだよなあ。
アナタのマネージャーは
もうたくさん。
・・・っていうのが
志帆の主張。
だったら
世話をやくのをやめて、
放っておけばいいわけで、
何が何でも別れなければいけないのか ?
いや、
弟くんがかわいそうだなって。
まだ高校生だし、
五年もの間、
思春期ねーちゃんのせいで、
家族バラバラなのガマンしてたわけだし。
本音じゃ
またみんなで・・・
なんだと思うんだよね。
なんかかわいそう。
かーちゃん、
キーキーダンナに愚痴垂れる前に、
もうちょっと弟くんの気持ちに
寄り添ってやれや。
・・・って思ったかな。
離婚は
彼が大人になってからでも
いいんでないかい ?
まあソレなりに見てたけど、
見られるんだけど、
共感しがたいところが
ちょこちょこと。
脚本、
イマイチだったかなあ。
~_~;