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カテゴリ:〇 仏教
30代 女性
私は都会に住んで、約十年を迎えようとしています。地方都市から夢見る大都会に行きたくて、電車には飛び込むようにして都会に出てきました。地元での就職は一切考えず、両親からの話も耳をふさいで都会に行くことだけを考えた就職を決めての行動でした。 都会で一人住まいをはじめ、都会での仕事をはじめ、都会での身も知らずの多くの方と出会い、 混沌とした生活を楽しみながら生活していました。都会は新鮮で、多くの誘惑もあり戸惑うこともありましたが、すべて自分にとっては素晴らしい体験とばかりに、闊歩していました。 出会いでは、故郷では味わえなかった出会いもありましたが、多くは出会いよりも別れが続き気持ち的にはナーバスになった現実でした。 出会いがあり、人を好きになり、将来を固く語りあった事もありましたが、些細なことから別れがあり、涙ぐんで初めてのお酒に飲まれ朦朧としたこともありました。女として粋なのか、身体は売っても心は売らないと言う、危ない考えに走ったこともありました。 そんな中、都会に出てきてふと振り返ると三十路近くになり、周りを伺うと多くは幸せな生活を始めている方が多く、私は一人孤独を味わう羽目になったのです。暗い部屋に帰って、小さな明かりを灯して溜め息をだし、自分には何一つ幸せも良いことも無いと塞ぎ込んでいました。 そんな塞ぎ込んでいたときに同僚から誘われた合コンに始めて出席して、気晴らしを思っていたまではいいのですが、目の前に現れた異性からのアプローチに、戸惑い舞い上がっ手しまいました。初めのうちは何気ない話から始まりましたが、二人で合うことが多くなり、かなり具体的なことに入り込み、三十路前と言う負い目があったわけではありませんが、ついつい走りこんでしまいました。 結果は都会での誘惑と妄想の塊で、異性には好き放題に遊ばれ金銭まで騙し取られて、捨てられました。人間不信にもなり、少なからず自殺も脳裏に浮かぶ日々が続きました。その頃から、悪夢も始まり金縛りや痙攣が起こりました。医院に行って精密検査を受けましたが、どこも問題が無いと言われても、寝入ると起こる金縛りと痙攣に、生きた心地がしませんでした。 仕方なく、メンタルクリニックや、カウンセリングなどを受けました。その中で、意外な話がもたらされたのが、医療的な話でなくお祓いという超自然的な話でした。藁をも掴みたい私は、二度三度と診療室を訪問して、お祓いの話を聞き込みました。 お祓いは、ネットで調べ、東京は多摩にある天光寺という寺院に赴き、予約だけでなく相談にもお時間を割いてもらい、お祓いの日時を決めお祓いしました。お祓いでは、住職曰く貴女の煩悩から来ていると言われました。 お祓いが終わっては、闇夜から明るい日常に戻されたようになり、何も無かったような清々しい気分になり魘されることも無く、平凡ですが明るい日々を送っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.08 13:26:51
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