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カテゴリ:園芸
中日春秋 (書写) スキャンダル致命傷なり雪の果 人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(60)がお笑 いへのこだわりなどを書いた本『遺書』は30年前に出て、売れた。 本の中で、遺書と題したのはお笑い芸人としての寿命が短いと思う からだと明かしている▼発行当時は31歳。自身のピークは「わから ないですけどね、まあいって四十じゃないですか」と記し、自分の 芸がだめになったら「引退ですね」と書いている。遠からず退くだ ろうから遺書、ということらしい▼その時の想定よりも寿命は長く なったが、さらに延びるのかを左右する裁判が始まる。女性に性的 行為を強要したとする週刊文春の報道で名誉を毀損されたとして、 松本さんが文春側に損害賠償や訂正を求めた訴訟の第1回口頭弁論 が今日、東京地裁である▼裁判に注力したいと1月から芸能活動を 休止する原告は先に「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いが したいです」とのコメントを出した。だが、報道が事実なら重い。 天才とも評された人がこのまま表舞台に戻らない可能性も否定でき ぬのだろう▼『遺書』には、自身の公開番組でスタッフが本番前に 客に「本番中、あまりおもしろくなくても、できるだけ笑ってあげ てくださいねー」と言ったことに激怒した話がある。笑ってあげて とは何だ。自分は笑ってくださいと客に媚びずに、笑わせてみせる ―▼また笑わされる日はあるだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.28 05:00:02
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