カテゴリ:読書レポ
読書の秋・・・・ならぬ読書の夏!
うだるような暑さの中で本を読むなんて 奇特な奴・・・って思われるかも知れないけど 秋・冬は仕事が忙しくなるんで本を読むヒマもなくなりそうだし 今しか読めない!!・・・って気合入れて読んでます 今日はお休みだったんで先ほど読み終わりました ![]() 主人公は武島直貴 彼が高校生の時から物語は始まり 以後10年弱・・・・でしょうかね、描かれてる期間は 彼の兄・武島剛志は直貴の進学のための金欲しさに金持ちの家に盗みに入り そこに居合わせた老婆を殺してしまう 強盗殺人の罪で服役した剛志は獄中から直貴に手紙を送り続ける 一方直貴は進学を諦め就職 犯罪者の弟のレッテルに苦しめられながらも 必死に這い上がろうとするが そのたびに兄からの手紙に幸せを奪われ・・・・・ ・・・・・重い話ですわ こんなに重い話だとは思わなかったというか 「時生」とか「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読んだ後だったから そういう清々しさが少しはあるのかと思ってたんですが・・・・・・ 途中、ちょっとは救われる流れだったんですけどね その過程で自分は ドストエフスキーの「罪と罰」を思い出してました ![]() ![]() 直貴は犯罪者じゃないですが なんていうかねーーーー 罪なしに罰を受けてるみたいな立場の直貴 社会から受ける理不尽な差別に対してや 兄を恨む気持ちの変化とかがね 何となくラスコーリニコフの変化に似てるような気がしたんですわ でも最後は全然違ってた・・・・・・ ラスコーリニコフは救われたけど 直貴はやっぱり救われないってこと 直貴の目の前には厳然とした現実がある そこには甘さは皆無といって良い まぁ、描く主題が違うから・・・・当たり前なんだけどね 凄い作品であることは間違いない ・・・・・・・だけど悲しすぎる ただ一つ救いがあるとするなら 寺尾と由美子の存在だけど それすらも危ういことを匂わせる 絵空事は嫌い・・・・・っていう方にはおススメ 読後の爽快感を求める方にはNGですな にほんブログ村のランキングに参加中です ポチっとして頂けると非常に嬉しいです♪ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() にほんブログ村ちなみに自作バナーだったりw ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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