テーマ:今日のワイン(6005)
カテゴリ:Degustation
この作り手も秀逸で通好みの作り手。勿論、私の長年のお気に入りである。1級はChampeauxのみ、特級は無しとテロワールに恵まれないのはかわいそうだが、反面、多分彼は全エネルギーをVVに注ぎ込んでいるのだろう。アペラシオン的に彼のワインは余り注目を浴びないので質の割りに価格はそれ程高くない(と言っても最近は少し高くなったが)。 村名やレジョナルは比較的早く飲めるものの、VVは非常に時間がかかるというのが私の印象である。このVTも開けてみたものの、まだタンニンもきちんと残っているし、果実がきちんと輪郭を残していて熟成のピークどころかまだ上昇気流にあるように思う。香りはピュアな果実。トーンが高く、苺、スグリ。エピスや獣は殆ど感じられない。この頃はそれ程まだ新樽を使っていない為だろう。抜栓直後は全体的にトーンが高くオフバランス?と思ったが30分頃から低音を感じ、素晴らしいハーモニーになる。フィニッシュは長く丁寧に作られた印象を受ける。とは言ってもやはりヴィラージュであるのでこじんまりと纏まるのは仕方が無い。ちょっと良いディリーとしては最高か。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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