テーマ:ワイン大好き!(30235)
カテゴリ:monologue
直心影さんのコメントを読みながら少し考えていた。
昔はワインをセラーで熟成させると言う事は畜産農家に通じる所が有ると思っていた。要はワインを保管することは、あたかも家畜を牧場で育てる事と時間とリソースを費やし価値を高め、市場で売ったり自分で楽しんだりする事だ。太っていく家畜を見ながら算盤を弾いたりするように、自分のセラーのワインの価値が上がっていくのを見てにやけるワイン通も多いだろう。昨今はワインも簡単にsecondary marketで売れる。
だが別の意味ではワインをセラーに保管する事はペットを育てるのと同じことで有るようにも思える。人は何故犬や猫を飼うのであろうか?まずは「癒し」と言うことだろう。無邪気に戯れる犬や猫を見て心が慰められるようにセラーのワインは何も言わないし、別段戯れないが、お気に入りのワインエチケットを見ていると心が洗われ鼓舞される。私自身はDRCのRSVのエチケットに一番癒される(笑)。特に身体的、精神的な激務に追われ、家庭を持てば倦怠期に入り(笑)、家庭を持ってなければ孤独感焦燥感溢れる40代後半から50代前半のワイン通は思い当たるだろう。そして熟成されたワインを飲むのはペットを看取るのと同じだと言えるのだろう、否、やはり丸々太らせた山羊を屠殺すると同じか(笑)。 (関係ないがブルゴーニュではキャップシールをくびれの上で切り、下で切るのは「斬首」と見る人も多い)
ペットを飼うもう一つの理由として、「自分が持っている資源を仲間に分け与えたい」からだと或るサイトで読んでこれも確かにワインに当てはまると思う。セラーのワインを見ながら仲間の顔を思い出し、このワインは誰々と一緒に開けようかと仲間の顔を思い浮かべたり、持ち寄りワイン会で自分のワインを仲間とシェアするのは楽しい。はっきり言って自分で飲むより楽しいように思う。別段ワイン仲間をペットに例える意図は全くないが、これについても少し書いてみようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/07/20 05:41:58 PM
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