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カテゴリ:サプリメント
”偽薬”をご存知でしょうか?
ニセモノの薬のことで”プラセボ”とも言います。 ニセモノなので、薬の形をしているのですが、 何の効果もない、小麦粉のかたまりをイメージして下さい。 小麦粉のかたまりが病気に効くのでしょうか? 答えは”イエス”です。 「健康食品でガンが治った!!」 なんて本や広告があったりします。 もちろん誇大な部分がある場合もあるでしょう。 でもたとえ小麦粉のかたまりでも治る人はいるのです。 それが”プラセボ効果”というものなんです。 わかりやすいのが”痛み止めの薬”です。 お医者さんに「痛み止め出しておきますね」と言われて薬を飲む。 小麦粉のかたまり(偽薬:プラセボ)だとしても、 100人中50人の人は 「薬を飲んだら、痛みが軽くなった」と答えるのです。 これはまさにマジックです^^ いや”お医者さんに見てもらった” ”薬を飲んだから大丈夫”という安心感が、 効果となって現れているんです。 本当の痛み止めの薬の場合は、 だいたい80~90人くらいの人が 「薬を飲んだら、痛みが軽くなった」と答えます。 違いがわかるのは、3~4割の人? というわけではありませんが、 やっぱり半数の人は偽薬(プラセボ)で良くなってしまうのはすごいことです。 解熱鎮痛剤を扱っていた製薬会社の学術時代、 医師に、本気で、 「何の効果もない偽薬(プラセボ)を売ってほしい」 と言われたことがありました。 すっかり良くなっているはずなのに、 痛い痛い、、、いう患者さんに困っていたのです。 ”病は気から”ではありませんが、 気の持ち方や安心感で、随分と違うものなのですよね。 さて今回は、こんな研究結果が発表されました。 「患者にプラセボ(偽薬)であることを知らせた上でそれを投与しても、 有意な症状の緩和効果が認められるわかった」というもの。 (オンライン科学誌「PLoS ONE」2010年12月22日掲載) 今回の研究では、米ハーバード大学(ボストン)医学部の Ted Kaptchuk博士によるもので、 過敏性腸症候群(IBS)患者80人を対象に、 対照群には何も処置を行わず、 もう一方のグループにはプラセボであると知らせた上で1日2回錠剤を投与。 「3週間後、プラセボ投与群では対照群に比べて 約2倍の患者が十分な症状の改善を報告したほか、 最も強いIBS治療薬の効果にほぼ匹敵する改善のみられた比率が2倍であった」 という結果に。 対象者には、プラセボには実薬が一切含まれていないこと知らせ、 薬剤のラベルにも「プラセボ」と表示。 また、医師が約15分をかけて、 プラセボの有効性や前向きな姿勢が有用であることを説明した。 研究終了時、プラセボ群では59%、 対照群では35%が十分な症状緩和効果が認められた。 たとえ偽薬でも、疾患を治療するために薬を飲むという行為そのものが、 脳の反応を促し、症状の感じ方に変化をもたらすのではないかと 研究者はコメントしている。 偽薬(プラセボ)とわかっていても、 これだけの効果があるのはすごいですね。 ←応援の”ぽちっ”お願いします♪ ?位です(感謝☆) メルマガ『サプリメントテラピー♪あなたの食事ケアしましょ』 発行しています♪バックナンバーはコチラへどうぞ。 まぐまぐからの発行です。ぜひ登録もして下さいね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.01.07 16:16:17
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