移動するために。始める人のために。(高機動セットAF-Pタイプ)
こんばんは,高丘です。まず最初の写真はなんだ?という話ですが…。『高機動セット』と呼んでいます。このたびAF-Pが入ったため,最新バージョンとなりました。内容は……・D500(MB-D17込み)・AF-P・Di700A・Di866Mk2・Air1&AirR・フィルター55ミリ径手持ち全種類(プロテクト,PL,ND16,ND500,クローズアップ3番)更に予備の電池入れたケースが入ります。で,最新バージョンというからには旧型があります。それがこちら。すごく…ぎゅうぎゅうです。レンズがA012になっただけなんですが,流石は大口径広角の大三元一角。すごい量のスペースを占領しています。またフィルターが原則使えないため,行使できる能力も割と少なかったりします。それをAF-P化。明るさを犠牲にして射程距離を最大110ミリまで拡大してAF性能も大幅底上げ。ついでにフィルターを予算ギリギリ一杯まで確保しました。これで機動性をそのままに望遠の写真以外ならばほぼ全ジャンルで実力を行使できる強力なセットとなりました。ちなみにストロボ1灯をA005に変えれば最大600ミリまで射程を広げることが可能です。なんでこんなセットを作っているのかというと,過去にこういうとにかくコンパクトなセットを考えなければならない状況となったことがあるからです。それは自分の会社が出るとあるイベントへ行った際の出来事。当時は写真はじめてまだそんなに経っていない時期でした。なんで装備はD300とDX18-200だけです。ですが…それを輸送する手段が問題でした。自分が乗っていたのは……過積載寸前まで大量の物品(現地で売るエアロパーツとか)を載っけたアクティバン。んで,カメラを置くスペースは……面積:A4用紙に毛が生えた程度高さ:上限60センチそこそこという激挟ぶり。これが2回位あったんですねwwwん?これどこかで見覚えのあるような状況だなあと思いました。それは……痛車の中。そうです。痛車って積載スペースがかなり少ない状況が大半なんです。・アニメやゲームのグッズで満杯。・イベントで使うテントや椅子などが売れるんじゃないかというほど…。・妥協なき内装装飾(オーディオからカラオケ機材,神棚まで)。・レイヤーさんの衣装や化粧用具,そしてやっぱりテント。・ドール(1/1サイズもザラですからね)。・人(ォィと言った具合で大抵の痛車は荷物を積んでいます。ここからカメラを積むって割りと大変なことなんじゃないかと。せっかく痛車というカメラやるなら最高のキッカケ・素材があるのにカメラが積めない…なんて言わせてたまるか!!!ということで伝統的に機動性の高いとにかくコンパクトなセットを日々研究し続けています。しかもこのセットはカメラ始めたい方にも優しいセットなんです。・機材が自ずとコンパクトになるDXフォーマットであることを強いられる≒カメラ本体代が比較的安く抑えられる。・明るさよりも焦点距離の広さ(射程)が重視されるため,高倍率ズームやキットレンズと相性が良い。つまりレンズ代も安く抑えられる。・カメラバックも小型のものでいいのでやっぱり安価になる。というわけで敷居がとても低いんです。いいでしょ?やっぱりカメラを始める時に行いたいことは『如何に安く始めるか』です。考えてみてください。記録だけならケータイでパシャで済むかもしれません。そこからカメラをわざわざ始める……となるとどうなるか?・ケータイ:実質ゼロ円・カメラ:諭吉さん数枚大きな差でしょ?カメラを始めたい人がなぜハードルが高いと感じてしまうか?その理由はまさにココに尽きると自分は考えています。1円は1グラムです。それが1万枚というだけで10キロです。重いです。『カネは命より重い』というのはカイジの利根川先生の名言ですが,カメラを始めたい人にとってこの重さがハードルの高さに変わってしまうんです。そこで今回のAF-P導入はめちゃくちゃ大きな進化となりました。ただ改良したい箇所はまだまだあります。もちろんそれがカメラのハードルをぶっ壊すことにも繋がるはずですので…。こういった形で軽量コンパクトなセットを当ブログでは徹底研究してまいります。是非ともご期待ください。次はストロボの改良を予定しています。また自分のカメラ本体はD500ですが,もちろんこれである必要は全くありません。カメラ始めたい方用のカメラ選び理論はちゃんと別にございます。これも後々,研究成果として書ければいいなと思っています。19日はこの新型高機動セットで臨みます。真価を発揮してくれると信じて…。