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昨日の日経夕刊「あすへの話題」コーナーに、作家の柴田翔氏が「なるほど、
そのとおり!」と思うことを書いていた。題して「円周率の不思議」である。 「ゆとり教育」では円周率を3.14ではなく、3として教えることにした。しかし、 そんなことで、ゆとりが生まれるわけではない。確かに円周率は3.141592653589・・・と、 無限に続く「超越数」というらしいが、何桁まで覚えさせるか考え方は様々だろう。 だから3だっていいと言えば、そのとおりかもしれない。が、大事なのは円周率の 不思議さではないかということだ。「3.14も奇妙な数だが、実はそのあとに無限に 続く奇妙な数が自然界に存在するという不思議さ、その不思議さに驚く気持ちを、 エリート児童にも学習低位の児童にも呼び起こすことだ」と書いている。まったく そのとおりだ。生徒も教師も、気持ちにゆとりを持ってこその「ゆとり教育」なのだ。 先程、豊田市でセミナーを終え、初めて東海環状道を通って、岐阜県関市にやってきた。 このあと、もう一回セミナーを行う。写真は豊田東インターから入ってすぐ、 珍しい吊り橋風の道を通ったので一枚。道中、カーラジオで安倍総理の退陣表明を 知った。まったく理解に苦しむが、やはり、もはやゆとりなどなかったのだろう。 それにしても・・・だなぁ。最悪だなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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