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カテゴリ:書評
先日妻から回ってきた「京都嵐電殺人事件」に続き、
西村京太郎氏の十津川警部シリーズ「鎌倉江ノ電 殺人事件」を読んだ。今度は、妻に回す番である。
夫婦二人の鎌倉旅行の前に読んでおけばよかった と、いまさら思うのだった。鎌倉駅から小町通り への入口にある喫茶店「イワタコーヒー店」が たびたび登場する。 店の前で、「有名らしい」と話し合っただけで、 結局、入ることなく帰ってきてしまったが、読ん だあとなら、きっとホットケーキとコーヒーを 注文したに違いない。 東京渋谷で殺人事件が起こり、江ノ電と関わりが ありそうだということから、舞台が鎌倉に移る。 さらに、2つ目の殺人事件が起こり、その場所が 江ノ電の踏切で起こるのだが、両者の関係性が 希薄である。 謎解きの要素も加わって物語が進行するが、突然、 糸口が現れ、2つの殺人事件の関係性が明かされて いく。しかし、その動機があまり納得いかない。 犯人への感情移入が足りないのだろうか。 これは、先の「京都嵐電殺人事件」でも感じたこと だ。そういう発想、つまり、殺さなければならない と考えてしまう心情が、私には理解できない。必然 性があまりなく、こじつけにみえてしまうのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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夢穂さん
サッカーは残念でしたが、これで終わったわけではありません。この試練を 乗り越えてこそですから、頑張ってもらうしかありませんね。 江ノ電は、鎌倉駅から極楽寺駅までしか乗っていません。藤沢駅までありますし、 せめて江ノ島駅までは乗らなきゃですね。次回の楽しみです。 (2014年06月15日 23時09分46秒) |