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カテゴリ:書評
軽く読める小説を、と思って探した「鎌倉不動産のあやかし物件」。
なかなか面白く読ませていただいた。もっと、鎌倉の名所の描写が 多いとうれしいのだが、東慶寺がメインである。 鎌倉不動産のあやかし物件 [ 安東 あや ] 鎌倉にある老舗不動産会社の御曹司と、その見合い相手である女子 大生の物語。二人に共通することは、霊が見えるということだった。 「あやかし物件」とは、まさにその老舗不動産会社が扱う物件の中 で、霊の存在が疑われる物件だ。 二人がその霊の謎を解いていくのだが、第4章「運命に惑いし者たち」 は読みごたえがある。この章では「あやかし物件」ではなく、御曹司 の過去が扱われ、女子大生が危機に陥る。こういう展開か、と面白い。 鎌倉は古戦場。霊が似合う場所でもある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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