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テーマ:今日聴いた音楽(74166)
カテゴリ:音楽
01.Stitched Up
02.Safiatou 03.A Song For You 04.I Do It For Your Love 05.Hush, Hush, Hush 06.Sister Moon 07.When Love Comes To Town 08.Don't Explain 09.I Just Called To Say I Love You 10.Gelo No Montana ■2005年9月発売の新譜。漠然と洋楽が聴きたいけど特にあてがない人(どんな人だ?)には、もってこいのアルバムである。どの曲もよくできているし、そのアーティストらしさが滲み出ている。Herbie Hancock のアルバムということで彼のピアノの最新のインスト曲を期待している人はちょっと肩すかしを食らうだろう。だって、ここでの彼は裏方に徹しているのだから。 ■ボーカルアルバムである。10組の歌手の楽曲が彼のアレンジによって同じ色の額縁に入れられて展示されている印象と言ったらいいのだろうか。芸術の秋を気取って言えば、Herbie Hancock が選んだ展覧会の絵だ。決して彼が前面に出ることなく、アレンジャー兼伴奏者として、でもやっぱり彼の仕事とわかってしまう彼の名前が冠されたアルバムである。 M1 featuring John Mayer M2 featuring Santana and Angilique Kidjo M3 featuring Christina Aguilera M4 featuring Paul Simon M5 featuring Annie Lennox M6 featuring Sting M7 featuring Jonny Lang and Joss Stone M8 featuring Damien Rice and Lisa Hannigan M9 featuring Raul Midsn (also featuring Stevie Wonder on harmonica) M10 featuring Trey Anastasio ■M4 の Paul Simon の曲は彼の作品の中でも名曲の部類に入ると思う。しみじみと聞き入ってしまったよ。M2 のギタープレイは誰が聴いてもSantana だし、実際も本人なのだから間違いなし。そして現在のりにのっている John Mayer のM1 のかっこよさったらない。M7,M8,M9 とそれぞれロック、ジャズ、ポップと違った畑でできた楽曲を並べてみて、それでも違和感を感じないのは、素敵な音楽の前ではジャンル分けの必然性なんか全くないのだということを再認識させてくれる。 ■スターバックスでかかることを想定して作られたアルバムであるのならば、それは極上のBGMとして充分に機能していると言えるのだろうか。読書やお喋りが目的でコーヒーを飲みに来る人たちが何気なく耳にするには、聞いて欲しいと主張している感じが強すぎはしないか。できれば夜長にベッドルームでひとり聞き惚れたいアルバム。そしてそれを共有したいという相手がいるのならば、ふたりで聞けばいいじゃないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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