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テーマ:サッカーあれこれ(19829)
カテゴリ:サッカー
■俊輔と遠藤と憲剛の共存。オシムはその3人が同じフィールドに立つことはありえないと明言していたわけだが、後半ほんの5分間だけでも実現してしまった。エレガントな3人がボールを回す様子は見ていてドキドキワクワクするような展開に溢れていた。
■針の穴を通すこと、2人3人という敵の壁を簡単に剥がすこと、それが実現したというのに必ずしも得点には繋がらない。それは何故かと言えば、全ての選手に連動して動かなければならない点取り屋の意識がまだまだ低いということに他ならない。 ■点を取ってこそのFW、キラーパスを通してこそのMF、ボールをはね返してこそのDFというような役割分担的な期待値ならびに勤務評定はある程度払拭すべきだ。フィールドに立ったら、相手陣内に攻め入ったら、GKを除く全ての選手にシュートチャンスはあるんだという考え方。小学生の時、初めてサッカーをした時に持っていたような感覚を取り戻すべきだ。 ■それでもオシムに選ばれた選手たちは役柄を固定せずに積極的に右に左に前に後ろに動いているように見える。サッカーは走るスポーツ。あらためて痛感するのは当たり前のそんな事柄だ。にしても、今日は簡単なパスミスが多すぎ。曲の途中で何度も入るスクラッチノイズみたいでちょっとイライラ。 ■久しぶりに見たタカハーラは強引な重戦車ぶりを見せつけた。2点目のトラップからの反転シュートの素速かったこと。同じボールに反応していた中沢よりも足を振り抜くスピードが0,5秒は速かったんじゃないか。こんな所にも専門性の長所と短所が垣間見られるわけだ。 ■前監督の采配と違うのは若手を試す意識のあるなし。ラスト10分で起用された右の水野、左の家長という五輪世代のジョーカーたちは3年後の本戦でも、きっとフル代表における切り札になりえる存在。特に水野君は次回はもう少し長くアピールさせてもらえるだろう。 ■今年最初の代表戦。なんかずいぶんと久しぶりに日本代表を見た気がする。ドイツ・ワールドカップがまだ去年の出来事だったなんてピンと来ない。もうずいぶんと過去の出来事のように見える。それだけこの競技の世代交代が速いということか。いや、本当はこの監督が前任者のイメージを一掃するだけのインパクトを与え続けているから、そう見えるのだと思う。 PS ■ペルーのナショナルチームのユニフォームは伝統的にあの独特のラインをキープしている。私はいつも彼らがリレーの選手に見えてしょうがない。最初に見た時(70年のメキシコワールドカップ)はみんなタスキをかけているんだと思った。ともあれ、対ペルー戦、初勝利おめでとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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