|
テーマ:サッカーあれこれ(19816)
カテゴリ:サッカー
北京五輪第2次予選シリア戦(アウェイ)
■わたしが今、戦っているのは極度の睡魔であるが、今日の若い代表が戦ったのはアウェイの環境と歓声だった。勝てば勝ち抜け決定、いよいよ最終予選という試合のために、普段よりも早く招集させ敵地の環境に慣れさせる配慮をした協会の決断は潔かったと思う。 ■そのためにJリーグでのガンバ、柏、名古屋らの好調だったチームが急に失速したのも、家長、菅沼、本田といった選手たちがすでにチームの主力に位置しているということにも見える。そういう意味ではあらためて考えてみると結構レベルの高い代表なんじゃないかとも思ってしまう。 ■アウェイで2対0というスコアでの勝利は結果だけ見れば大満足。ただしそれほど浮かれた気分になれないのは、守りに入った時の小憎らしいほどの時間の殺し方みたいな、敵を萎えさせるプレイが一時も感じられなかったことで、この時点でもう少し余裕を持ったサッカーを見せてくれなくては先が思いやられるよなぁという気持ちになってしまう。 ■我々が期待するのはやはり圧倒的にボールを支配し、敵の戦意を喪失させるような優越感を持った戦い方で、(いくらアゥエイといえども)2次予選程度であれだけボールを支配されては、心配の種は増えるばかり。 ■ともあれ、最終予選である。今回のアジア枠はたった3つである。しかもオーストラリアも入ってきた。中東勢はいつも以上に不気味だ。若いグループが行動を共にすることで成長していくのが予選の醍醐味であるとすれば、その熟成は果たされているのだろうか。 ■反町、大熊、江尻、井原というエース級のコーチたちは節目節目で彼らに適切なアドバイスなり教訓を与えているのだろうか。グループの中から強烈なリーダーシップは生まれてきているのだろうか。いまだに中心選手の顔が見えにくいこのチームにわずかばかりの不安を感じてしまうのは最終予選までの残された日々があとわずかになってしまっているからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[サッカー] カテゴリの最新記事
|
|